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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:選択を見抜く)

選択の謎を解く-ゲノム塩基配列解読の進化とは

このQ&Aのポイント
  • 遺伝子学においてゲノム塩基配列解読は進化の上で選択を受けてきた不明な遺伝子断片を同定することが可能となった。
  • 犬のDNAの特徴は選択的徴候が基底となる特徴であり、野生型の先祖とすべての犬を区別するゲノム領域が存在することが示唆される。
  • AMY2B遺伝子の増幅がアミラーゼ活性の増加に関与しており、デンプン豊富な食事を摂取していた祖先の母集団においても同様のメカニズムが働いていたことが示唆される。

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noname#195146
noname#195146
回答No.2

>(1)But the devil is in the details of the dog DNA — the features that underlie a selective signature are exactly the same features that occur after a population bottleneck. >しかし、悪魔は犬のDNAの正体そのものであった。このDNAの特徴はこの犬の母集団のボトルネックの後に生じる正確で同じ特徴である選択的徴候が基底となる特徴であったのだ。 「しかし、悪魔は犬のDNAの細部に潜んでいた。その特徴の底に潜む淘汰の痕跡は、ボトルネック効果によるものと全く同じ特徴だったのである。」  the devil is in the detailsは、以下などで解説されています。the God is in the detailsの言い換えですが、ちょっとした相違もあるようです。 http://en.wikipedia.org/wiki/The_Devil_is_in_the_details  selective signatureはselective breeding(人為選択、品種改良)を意識した表現ではないかと思います。人間が品種改良したのではない場合も含めているのでしょう。その遺伝子が均一で多様性が少ない状況が、ある生物種の激減後に増えた場合に見られるものと同じだということですね。 >(2)What should emerge from this analysis are not genomic regions associated with herding, hunting or pointing, but regions that distinguish all dogs from their wild ancestors. >この分析から示されなければならないものはhearding ,haunting pointingに関連するゲノム領域に関するものではなく、野生型の先祖からすべての犬を区別したゲノム領域そのものでなければならない。 「この分析から何が分かるかといえば、それは牧羊犬、獲物を追い立てる猟犬、仕留めた獲物を知らせる猟犬といった相違に関わるゲノム領域ではなく、犬の野生原種と現在の犬全てを分かつゲノム領域に違いない。」 >hearding haunting pointingもわかりませんが何より何がいいたいのでしょうか。  犬の種類のことです(heardingdog, haunting dog, pointing dogは実用犬の例)。そこから、現在の数多い種類の犬という意味で使われています。 >(3)The AMY2B result is particularly notable because it seems that the increased activity of the enzyme it encodes, amylase, has occurred as a result of an increase in the number of copies of AMY2B. >AMY2Bから得られた結果はアミラーゼをエンコードする酵素の活性増加を示す可能性があるために部分的ではあるが注目すべきものだ。アミラーゼはAMY2Bの2コピー中で一つの増加が生じた。 「AMY2Bから分かったことは特に注目に値する。なぜなら、それがエンコードする酵素、つまりアミラーゼの活動亢進が、AMY2Bが複製された数の亢進において、既に起こっていたからである。」 >Gene amplification is also known to underlie the increased activity of human amylase in populations in which ancestors consumed diets rich in starch. >遺伝子増幅はデンプンが豊富にある食事を消費していた祖先の母集団においてヒトアミラーゼの活性増加がこの基底をなしていたことも知られている。 「遺伝子増幅は、ヒトの祖先がデンプン質の多い食生活をしていた頃から見られるようになったアミラーゼの亢進の基礎でもあることが知られている。」

ligase
質問者

お礼

遺伝子増幅はアミラーゼの亢進から生じたことが分子メカニズムとして既知のことなのですね。なんだか宇宙論レベルで一個のタンパク発現と活性作用が遺伝レベルで後世に反映されるというのは壮大ですね。いつもありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

> (1)But the devil is in the details of the dog DNA — the features that underlie a selective signature are exactly the same features that occur after a population bottleneck.  「しかし、細部に宿るのは神ならぬ悪魔なのか -- 選択的な特性の下に隠れているのは、種の数が減少していくと現れる特徴と寸部違わないものなのだ」  * 「神は細部に宿る (God is in the detail)」 という文句のシャレですね。意外性を表すために 「悪魔」 という語を持って来たのかもしれないと思います。 > (2)What should emerge from this analysis are not genomic regions associated with herding, hunting or pointing, but regions that distinguish all dogs from their wild ancestors.  「この分析の目的は、群れを作ったり狩りをしたり、仲間に獲物の存在を知らせたりする行動にかかわる遺伝的な領域ではなく、あらゆる犬をその野生の祖先と区別する領域である」 > (3)The AMY2B result is particularly notable because it seems that the increased activity of the enzyme it encodes, amylase, has occurred as a result of an increase in the number of copies of AMY2B. Gene amplification is also known to underlie the increased activity of human amylase in populations in which ancestors consumed diets rich in starch.  「AMY2B にかかわるものが見出されたことは特筆ものである。というのは、それがコード化する酵素、すなわちアミラーゼの活性化の促進は AMY2B のコピーの数が増加した結果として引き起こされたのではないかと思われるからである。遺伝子増幅は、その祖先が澱粉質に富む食事をした人たちにおいて、ヒトアミラーゼの活動を活発化させる要因として知られる」

ligase
質問者

お礼

いつも早速のレスポンス誠にありがとうございます。 髪は細部に宿るの言い回し初めて知りました。 カンマ分においてはアミラーゼがどこにかかるのかがさっぱりでしたのでお陰様で深く理解することができました。

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