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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:IGBTの安全動作領域(SCSOA)について)
IGBTの安全動作領域(SCSOA)について
このQ&Aのポイント
- IGBTの安全動作領域(SCSOA)とは、電圧と電流の範囲内で正常に動作できる領域のことです。
- IGBTの特性に基づいて、安全動作領域はグラフで表されます。このグラフを参考にして、IGBTの動作範囲を把握することが重要です。
- 具体的なスペックによって、IGBTの動作範囲は異なります。例えば、IGBTの最大定格であるコレクタ・エミッタ間電圧やコレクタ電流などが指定されます。
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負荷による電圧降下を考える必要が有ります。 負荷が10Ωの抵抗だとすると、10Aの電流が流れると100Vの電圧効果が発生しIGBTにかかる電圧はゼロになります。(実際にはIGBTのVCE(sat)分が残ります。) この場合は、10msで50Aまで流せる事になります。 ただし、これは単発のパルスの場合なので、実際の場合では次のような事を考える必要が有ります。 放熱が悪いとジャンクションの温度が上昇するので流す事の出来る電流は少なくなる。 負荷が純抵抗で無い場合にはリアクタンスの影響を考える必要がある。 例えば、負荷にコンデンサが含まれる時にはラッシュカレントが流れて規格をオーバーする場合が有ります。 負荷にインダクタンスが含まれる時にはリンギングが発生して電圧が規格をオーバーする事が有ります。 負荷が純抵抗だと思っていても、配線などが原因でリアクタンス分を含むので前述の事に注意する必要が有ります。 ディバイスがSOAの範囲に入っているかどうかを調べるには、電圧プローブと電流プローブを使ってディバイスの動作状態を観測する必要が有ります。 高速パルス信号を通常の電圧プローブで観測すると、プローブが原因のリンギングが観測される事が有るので、高電圧の差動プローブを使用する事が好ましい。 例えば、 http://www2.tek.com/cmsreplive/psrep/13415/HighVoltageDef-Probe_51Z-11195-7_2012.08.30.19.34.34_13415_JA.pdf このプローブに対応したオシロスコープで無い場合は「TPA-BNC型変換アダプタ」が必要になります。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳ございませんでした。 なるほど、負荷による電圧降下を考えると、理解できました。 その他、注意点やプローブの情報もお教えいただき、ありがとうございました。