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トランジスタの飽和動作について
- トランジスタの飽和動作について疑問があります。
- npnトランジスタにおいて、コレクタ-エミッタ間に電圧を印加し、ベース-エミッタ間には0.6V以上の順方向電圧を印加して大きなベース電流を流すと、トランジスタは飽和動作をしています。
- 飽和動作時のコレクタ-ベース間の電流の流れ方について疑問があります。
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トランジスタの動作を考える上での基本はベース接地回路です。 トランジスタのベースを接地しエミッタからキャリヤを注入すると 注入されたキャリヤはベース領域を拡散して大部分はコレクタへ到達します。 注入されたキャリヤの一部分はベース電極に到達しベース電流となります。 コレクタがオープンの場合、注入されたキャリヤがコレクタに到達すると コレクタの電位が上昇し(PNPトランジスタの場合)これはコレクタ電圧が エミッタ電圧と同じになるまで続きます。この場合、注入されたキャリヤは 全てベースに流れます。 コレクタから電流を引き出すと引き出された量に応じて電圧が低下します。 コレクタ電圧が飽和領域を超えると引き出せる電流はエミッタから注入された 電流以上にはなれないのでほぼ一定の電流になります。 トランジスタではエミッタからコレクタへ電流のキャリヤが流れているのです。 エミッタに電流が流れるかどうかはエミッタ・ベース間が順方向になっているかできまります。
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- mazimekko3
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トランジスタの動作を根本的に勘違いしているようなので。 トランジスタの動作はオームの法則に従いません。(抵抗ではないので) そもそも動作原理はキャリアの拡散現象です。 唯一成立するのはキルヒホッフの電流則のみです。 >コレクタ-ベース間もコレクタからベースへ流れることになります。 なんでコレクタからエミッタに電流が流れたら、コレクタからベースに電流が流れるんです? トランジスタの構造を考えてください。 トランジスタのON,OFFはまったく関係がありません。
補足
コレクタからベースに流れるというのは、言い方が間違っていました。 コレクタからベースを通ってエミッタへ流れると言いたかったのです。 このときコレクタ-ベース間電圧は電流方向と逆なので変だなあと思っているわけです。 どこか私の理解がおかしいのですね。 きっとキャリアの拡散電流を理解しなければならないのでしょうが、 キャリアの濃度分布に従う拡散電流が、電界による電流より大きいのが ピンとこないのです。
お礼
回答有難うございます。 PNPで考えると何となくわかったような気がしてきました。 NPNでも考えてみます。