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受験のために古文の勉強をしていますが訳せません

山高み見つつわが来し桜花風は心にまかすべらなり 例えばこの文章の訳をインターネットで調べてみると 「 山が高いので、近くに行きたいと思いながらも、しかたなく帰ってきたが、風はきっと思うがままにするのだろう」 とあるのですが 「山高み見つつわが来し桜花」から「近くに行きたいと思いながらもしかたなく帰ってきた」 という意味を読み取るのは不可能ではないですか? これに限らずそういう文章が古文は多すぎて難しいです。 先が見えず途方に暮れています。 どのように考えればうまく訳せるのでしょうか?

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  • TANUHACHI
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回答No.1

 こんばんは。和歌の歌意をインターネットで調べても意味を読みとることができない、これは当たり前の話です。  この訳文?からは肝腎な言葉が抜け落ちています。そのことに貴方は気付いていますか?。またそれ以前になぜ辞書を引かないのでしょう。先が見えずに、と仰っているのは、この和歌だけを本文中から抜き出す形で訳そうとしているからとは考えませんか?。  恋心や愛しい想いを相手に伝えようとする時に、いきなりラブレターを相手に届けたら相手はどの様に感じてしまうでしょう。今ならばストーカーが来た!と警戒するかもしれません。  この和歌も同じです。ましてや「古文の題材」ならば、何かの物語の中で詠まれた作品でしょう。となれば「物語の推移」も踏まえることが大切です。  前置きはこれ位にして本題に入ります。この歌を詠んだ人物(男)が思いを寄せる相手の元を訪れようとしたが、そこに至るまでの道のりの途中には山があり、そこを越えてゆくのは一苦労である。だから残念ながら仕方なく戻ってきた。もしも私があそこに咲いている桜の花と同じだったなら、風に舞い散る花びらのようにあなたの元へと簡単にいくことができるだろうに、とやるせない恋の想い(あるいは片思い)を綴っているだけの話です。  この歌は「山高み見つつわが来し」の後で文章が一度完結しています。そこでの読み手が語る言葉と「桜花風は心にまかすべらなり」との関連をどうとらえるかとの問題でしょう。こうした時によく使われる手法は「比喩」です。比喩といっても直喩もあれば暗喩もあります。それをどう受け止めるかは前後の文章の流れから読みとる以外にはありません。ですからけっして不可能な作業ではないとの結論になります。「うまく訳す」などとスケベ心(良い評価をもらいたい、良い点数がほしいなどとの下心)を出さず、文章を正直に読むことが大切ですね。  もし質問者様が十代半ばの男子高校生ならば、好きな女の子の一人くらいはいることでしょう。その彼女に対しどの様に告白すれば相手が受け止めてくれるかと平安時代の人も悩んだことは同じです。  逢いに行きたいけれど、自分には山を越えるほどの体力などない、だからこのように歌を詠んだ。このことを相手の女性が知ったらどうでしょう。その程度のやわな男は私はイヤよ、といって相手が訪ねてきた時にバチーンと平手打ちの一つも食らわしてしまうかもしれません。  受験勉強でも、時には一息入れることも大切です。それができるのは国語の科目くらいですから。

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