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明治時代の小説に出てくる言葉

泉鏡花の『外科室』を読んでいます。 明治に書かれた作品なので、分からない言葉があります。 「いっちょう、合点がいかぬかい。」の『いっちょう』なのですが、 どういう意味なのでしょう。 ネットでは、『外科室』の現代語訳をされている方も、 何人かいらっしゃって、参考に読ませていただいたところ、 ある方は、「それじゃあ」と訳されているのですが、 なんだか、ぴんとこないのです。 明治時代に話されていた「いっちょう」の意味がお分かりの方、 教えてください。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

    漢字で「一丁」でしょうかね、「ひとつ」という意味です。     ここでは「今ひとつ」合点がいかない、と言う意味だと思います。      ひとつじゃあお願いします、を「じゃあ、そこ一丁頼むぜ」などという使い方と同じです。別に明治とは限らないと思いますけど。方言(地方言語でも)生きていると思います。

noname#175561
質問者

お礼

早々に、ご回答を下さって、誠にありがとうございます。 「一丁」に、「ひとつ」という意味があるのですか…。 でも、言われてみれば、「お豆腐一丁、下さい。」とか、 いいますね。 でも、私の地方では、「お豆腐」を数える時以外に、 「一丁」は、使わないなあ。。。

その他の回答 (4)

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.5

高松弁では、いっちょの意味として、一番、一度、一遍がありますね。 http://www.weblio.jp/content/%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%87一勝負、とか、一度、一辺とかいう意味です。大阪ではこうで、高松ではこうだと書いてありますが、大阪の僕は、高松の意味でも使います。 ここで用いられている、「いっちょう」は、一度も、一遍もの意味でく、つまり、「全く~ない」の意味ではないでしょうか?

noname#175561
質問者

お礼

ご丁寧に、検索までして下さって、また、URLまで 貼り付けてくださって、本当にありがとうございます。 確かに、「一遍も」とか「全く~ない」の意味かもしれませんね。 後に、否定の「~ない」を伴っているので、この「一丁」は、 陳述の副詞なのかもしれませんね。 「ひとつも、合点がいかぬかい。」 「全く、合点がいかぬかい。」のように...。 bgm38489 さまに頂いたご回答、大変、参考になりました。 ありがとうございました。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

#3です。 ことわるまでもないですが、もちろん意味は#2さんの通りです。 その返しで「ええ、わりい洒落しゃれだ」と掛け言葉だと語ってますから。

noname#175561
質問者

お礼

二度にわたってご回答を頂き、ありがとうございます。 色々、ご回答をいただいて、私は、No.1で教えてくださった 「ひとつ」の意味のような気がしてきました。 「本来なら、高島田を結うべきところなのに、なぜ銀杏(返し)を結っているのだ。」 「(いま)ひとつ、合点がいかぬかい?」と言いたいように、思えてきました。 NO.2で頂いたご回答では、 >あとに勧誘、意志などの意を伴って用いる。なにかするときに言い出す語。 >一つ思い切って。それでは。さあ。 と書いて下さいましたが、ここは「勧誘、意思などの意を伴って」いるシーンでは ないので、「それでは」「さあ」の意味ではないと思います。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

ヘアースタイルについての掛け合いの場面です。 「銀杏(いちょう)髪」のことでしょうね。 「ところでと、あのふうじゃあ、ぜひ、高島田(ぶんきん)とくるところを、銀杏(いちょう)と出たなあどういう気だろう」 「銀杏、合点(がてん)がいかぬかい」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/360_19397.html

noname#175561
質問者

お礼

そうです。謎かけのシーンです。 でも、後半の「銀杏、合点がいかぬかい」の『いちょう(いっちょう)』(副詞)の 意味が、よくわかりません。 前半の高島田も、銀杏(返し)も髷だとは分かっているのですが…。 髷の銀杏と、副詞の「いちょう(いっちょう)と掛けて、何ととく? と言っているのは、分かるのですが...。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

    #1です。補足です。 >>『日本国語大辞典』(小学館)には「一丁、一梃」の項に、副詞の用法として  「あとに勧誘、意志などの意を伴って用いる。なにかするときに言い出す語。一つ思い切って。それでは。さあ。」とあります。

noname#175561
質問者

お礼

わざわざ、補足までつけてくださって、本当にありがとうございます。 「一丁」の意味に、 >あとに勧誘、意志などの意を伴って用いる。なにかするときに言い出す語。 >一つ思い切って。それでは。さあ。 とあると、書いてくださいましたが、この場面は、勧誘や、何かをしようとする場面 ではないので、下で書いてくださった「ひとつ」の方が近いように思います。 本当は、質問の時に、前後の文脈を載せるべきなのですが、余計、ややこしく なりそうなので、省いてしまいましたが、ここは、謎かけのシーンなのです。 二度にもわたって、ご回答を下さって、ありがとうございました。 SPS700さまのご回答、とても参考になりました。

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