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文系の志望校の選択について
大学受験を控えている者です。 私は、中学生の頃から明治、大正の時代に興味を持ち、好きになりました。 もっとこの時代のことをよく知ろうと思って、本当に少しですが近代小説を読み始めました。 特に印象に残った小説が、伊藤左千夫の野菊の墓です。 本当に感動して、「近代小説ってこんなに面白いのか」と思った記憶があります 今でも大好きな作品です。 高3になりましたが、今でも明治、大正の時代が大好きです。 近代小説も少しずつですが読み進めています ちなみに今まで読んだ作品の作家さんは、 谷崎潤一郎、泉鏡花、尾崎紅葉、夏目漱石、森鴎外…などです 特に、泉鏡花の作品が好きで、なるべく現代語訳されていないものを読むようにしています 受験が近くなり、志望校決める事になりましたが、 日本文学を勉強したいのか、それとも明治、大正の時代の歴史を勉強したいのか分からなくなりました… 明治、大正の時代は、その時代の雰囲気が好きで、教科書を何度も読むほどです。 一方で、平安時代など他の時代は苦手だったりします 近代小説は、パソコンで検索して探し出すんですが、あらすじを見て「これ面白そう!」と思った作品は読むことにしていますが、 実際に読んでみると話の内容が理解できなくて数ページ読んで、諦める場合が多いような気がします 好きな泉鏡花の「高野聖」とか挫折しました… 全部読み終わった作品でも、理解できない所があったりします。 しかも読む作品が、恋愛要素を含んだ物がほとんどで、恋愛要素が無いと読む気になれず読めないです 今日も5冊ほど買いましたが最後まで読めるかどうか… ちなみに漢文は好きですが、古文は苦手です 古文が嫌いなのではなく、古文単語があやふやで内容が理解できず…点数が悪いです 最初は、日本文学科の大学を志望していたのですが受験勉強をしているうちに本当にこれでいいのか不安になりました。 日本文学科選んで、恋愛要素がある小説ばかり読んでいるのもどうなのかなって… こんな私ですが志望校を選択する時、日本文学か日本史どちらを選べばいいと思いますか? 選ぶ時の参考にしたいので、アドバイス下さい。 宜しくお願いします。
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- horikirikko
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ひとつのアドバイスとして。 そんなにあせることもないのでは。 国公立と私立大の文学部は違うけれど、学力が許すならば国立大を薦めます。 国立大学の文学部は1年次、2年次は一般教養過程(全学共通科目)を勉強し、 3年次にあがる時点で自分の専修をきめるところがほとんどです。 難関大学の中には2年次にあがる時点で専修分けをするところもありますが (東北大学、大阪大学、慶應義塾大学など)、それでも1年間の猶予があります。 1年間教養課程で勉強する間に、先生、諸先輩、同級生などど議論をしながら 自分の最適な科目を選択していけばよいのです。 私も受験時には文学部も視野にいれていたけれど、国立大学が文学部としてのひとくくりで 受験できるのに、関西の私大(同志社や立命館など)は、なぜ入学試験のときから学科を 選ばすのだろうと疑問に思っていたので。 だから同志社なども国文を勉強する気がない人間でも、文化史学科よりも ワンランク低いがために、同志社の名前が欲しいがために国文を受験する人間が 結構います。 その点、国公立大学は入学時は文学部で受験できるがために、専修は2年次以降に決める という大きな利点があります。 もし国立大学を狙うならば、あなたのような決め付けは必要ないですよ。 というより、今の文学部で必要な姿勢と言うのは「別の観点から研究する」ということが 求められているということです。 およそ日本近代史や日本文学というものは、研究し尽くされた内容ばかりと思われているからです。 しかし多くの新しい研究者たちは、別の番った角度から研究し、まだまだやり残されている事柄を 研究し続けているからです。 政夫と2歳年上の民子の恋、その当時の矢切の渡し近辺の農家や庶民の暮らし、 なぜ民子のような境遇の女性が多かったか、小説の内容は分かっていても まだまだ時代背景のすべてを把握しているわけではありません。 IT時代で育ったailovexxxxさんにとっても、当時の旧家の奉公制度なども 理解しにくい面もあるでしょう。 文学部というのは、さまざまな異なった文化、物の考え方、異なった価値観、 そういった異なった世界を研究する学問です。 それが時間的であろうと地理的に異なっていようと関係ありません。 昨年まで大阪大学の総長を務められた哲学者である鷲田清一先生の言葉を借りれば 「わからないものこそ大事にしよう」 すぐに答えなどでなくていいのです。 「学び」とは、あのときは分からなかったが今だったらわかるというふうに 長い時間のなかでじっくり醸成されてゆくいものであって、人生の最後のところで 辻褄があっていれば、それで良いのだと思います。 とおっしゃっています。 私も1冊の本が、自分が過ごした年代によって感じ方や考え方が違うということを 強く感じます。 質問者様も、たとえ同じ本、それが「野菊の墓」であっても、 中学生の時に読んでで感じたこと、高校生の時に思ったことであっても、 将来結婚して子供ができて、またやがて子育てが終わったときに、 読み返したときに、また違った感じ方をするはずです。 日本文学の研究にしても、日本史学の学びにしても、どちらかに固執する必要もありません。 いろんな角度から物事をみていけば、「日本文学と日本史の垣根」などないと思いますよ。
こんにちは。 その「日本文学科」がどのように枝分かれ(ゼミとか・講義とか)しているのかがよく分からないので、アドバイスなのかどうかよく分からないのですが… >日本文学科選んで、恋愛要素がある小説ばかり読んでいるのもどうなのかなって… 別におかしくないと思いますよ。大学は学問の学び場です。自由にやってよしだと思います。ただ、講義やゼミ等についてはしっかりと調べておいた方がいいかもしれません。先生の専門分野ではないところだとみてもらえない場合もあります(そうではない先生もいらっしゃいますけどね)。 >志望校を選択する時、日本文学か日本史どちらを選べばいいと思いますか? 個人的な意見ですが、文章を見る限りでは、近代系の日本文学を専攻している先生の元へ修行!?に行ってみてはいかがでしょうか?と思いました。 最後に参考程度に。 私は1年間現代史ゼミに所属していました。 その時にやっていたのが、明治以降の歴史でした。 平安時代とかはやりませんでした。 ちなみに私は社会学科出身です。 史学科出身ではありません。 こんな感じで、社会学科に「現代史」というのが無きにしも非ずです。(もしかしたら、私の通っていた大学だけかもしれませんが。) 色々、調べてみるといいかもしれませんね。 一つ、参考程度に。