- ベストアンサー
おすすめの小説は?
- 自分で書く文章の向上・語彙の増加を目指したく、物書きにとっておすすめの小説を教えていただけたらと思います。好きな文章は、過剰な装飾は無く、かといって平坦でもない。たまに出る比喩がキラリと光っている。日本語が美しい。
- 夏目漱石以外でお願いします。他、美しい文章として挙がることの多い泉鏡花は草迷宮を読んだことがあります。近代でも現代でもかまいません。
- 趣味で小説を書いていますが、最近読書・書き物から離れていました。自分の文章が下手に思えて困っています。もともと本は好きでジャンル問わず読むのですが、自分で書く文章の向上・語彙の増加を目指したく、物書きにとっておすすめの小説を教えていただけたらと思います。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
特に高い文章力を誇る作家ということなら、金井美恵子、古井由吉、谷崎潤一郎、といったところでしょうか。好き嫌いはともかく。 この辺の作家の技術を盗めたら苦労しないわけで、参考になるかどうかはわかりませんけど、読んでおいて損はないと思います。 あと、実用的なのなら太宰治。かなり練り込まれた文章のくせに、技術臭さが全くなくて読みやすいという。
その他の回答 (5)
- k16399638
- ベストアンサー率33% (342/1035)
ベタですが、志賀直哉の短編はいいとおもいます。長いのを読むより、短い方が時間的に楽ですし、実は短編を巧く書く方がむずかしいとはよく言われるので、どの作家でも短編から読まれてはどうでしょうか。 志賀直哉の弟子である阿川弘之も、非常にうまい。 宮脇俊三も、鉄道紀行を文学にした、と言われる人なのでうまいです。いいとおもいます。
お礼
短編を薦めてくださりありがとうございます。 自然と長編を手にとってしまうことが多かったので、改めて長所に気づけました。 志賀直哉の短編、探してみますね。 鉄道紀行も少し調べてみました。面白そう! ぜひ読んでみたいです。
- 畑山 隆志(@deltalon)
- ベストアンサー率39% (733/1864)
以前読んだ本を見直すほうが早道。 自分で面白いと思った訳だから、その文章が好きだということ。一度読んだものなので、ストーリーが分かっているはずだから、余分な装飾を外して読み直してみると、文章の骨格部分が分かる。さらに文章ごとのデータベースを作って、つぎはぎしてから、作り直す手もある。もちろん名詞を入れ替える 自作の文章は、2度以上読みなおせるなら、基本はOK。これまでの本の中から、真似したい本を一作探だし、書き写してみて、自分の感覚に合うかどうかを確認し、身につけていく。(ファンタジーなら、キャラが別の道を選んだら、という感じでスピンオフしてみるとか) キャラの心情よりも、行動を表現したい場合は翻訳物のほうが役に立つ。日本の文章は、見もしない心情を表現しようとして、分かりにくいものも多いので。
お礼
引越しで本を整理し随分経つので新たな本と巡り合いたく思ったのと、好きな本の文章が必ずしも書きたい文章というわけではないので質問いたしました。 ご提案いただいた模写も昔挑戦してみましたが、結局上記の理由で今はしておりません。 小説は原語で読みたいほうなので、海外物は児童文学くらいしか触れていませんでしたが、今度翻訳物も読んでみようと思います。 お答えありがとうございました。
- hyoju
- ベストアンサー率23% (15/65)
こんにちは!私のお勧めは 有川浩さん です!!結構有名な「図書館戦争」や、マイナーといえばマイナーな「レインツリーの国」、「クジラの彼」、最近ドラマでおなじみの「フリーター、家を買う」なんかも・・・。個人的には「図書館戦争」シリーズが一番のお勧めです!! 文章もくどくなく、かといって癖がないわけではなく・・・。恋愛もサラっと入っていたりして、ユーモアもたっぷり!ホント、キラキラしてますよ~!!読んでみて下さい!!
お礼
有川浩さん、ちょうどこの間デビュー作とその次を立て続けに読みました。 ドラマ化もされて、旬の作家さんですよね。 文体についてはあんまり覚えてないのですが、読みやすかったような気がします。 図書館戦争も気になってるので今度読む予定です! お答えありがとうございました。
- merryredcard
- ベストアンサー率15% (15/94)
多種多様な作品を読んできましたが、 読み進めるうちに陶然としてくるのは獅子文六。 そのハイカラな文章に酔ってしまう。 百聞は一見にしかず。試しに、 「娘と私」「父の乳」を読んでみてください。
お礼
お答えいただきありがとうございます。 「娘と私」は図書館にあったのですが、残念ながら「父の乳」はありませんでした。 全集には載ってるのかもしれません。今度調べてみます。 借りられ次第「娘と私」を読んでみますね。
- Executione
- ベストアンサー率43% (182/418)
美しい日本語かどうかは分かりませんが、テクニックとしてすごいと思うのが、三島由紀夫の「月」という作品です。 最初の一行だけでも、計算された真似の出来ない文章だと思います。 「みんなうるさい。藷(いも)ばっかりだ、奴らは。三人で教会に呑みに行こう。しんみりとな。」
お礼
三島由紀夫について少し調べてみました。 いろいろな方のレビューを見るにつけ俄然興味がわきました。早速読みたいと思います。 お答えいただきありがとうございました。
お礼
たくさん挙げていただきありがとうございます。 こういう「読んでおいて損はしない」作家を知りたかったので嬉しいです。 手に入り次第読みたいと思います。