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哲学の入門書を教えてください
タイトルの通りです。 概説書で、哲学書を読んでいく上で参照したり、理解を助けるような本をご紹介いただけると幸いです。 加えてよくあるハウツーやビジネスにつなげようとする本ではなく、学術性の高いものをできればお願いしたいです。 古くても構いません。哲学者も問いません(西欧だろうが東洋だろうが)のでよろしくお願いします。
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参考になるかわかりませんが、お薦めを紹介します。 『哲学入門』 バートランド ラッセル (著), Bertrand Russell (原著), 高村 夏輝 (翻訳) ちくま学芸文庫 『 西洋哲学史』全3巻 バートランド・ラッセル (著), 市井 三郎 (翻訳) みすず書房 どちらも、20世紀の偉大な哲学者、バートランド・ラッセルの著書です。 『哲学入門』は哲学初学者向けに書かれた本です。入門書の1つとしての名声は今尚衰えません。 『西洋哲学史』は、それぞれ古代ギリシア(上巻)・中世ヨーロッパ(中巻)・近代ヨーロッパ(下巻)の著名な哲学者の紹介し・批判した書です。 『西洋哲学史要』波多野 精一 (著), 牧野 紀之 (編集) 未知谷 西田幾太郎のとならぶ京都学派を代表する哲学者波多野精一 が、哲学初学者に向けて書いた本です。 京都学派を学ぶには、必読の本でしょうか。 『 哲学ノート 』三木 清 (著) 中公文庫 昭和を代表する哲学者の一人、三木清が初学者を対象に哲学とはなにかを説いた本です。 『 歴史の哲学―現代の思想的状況』 渡辺 二郎 (著) 講談社学術文庫 古代ギリシアから、現代に至るまでの歴史家・哲学者が「歴史」についてどういった認識を持っていたか、それが現在にどう影響しているのかが述べられた本です。 歴史哲学について、一通りの基礎的事項が学べます。 『 社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」 』マックス ヴェーバー (著), Max Weber (原著), 富永 祐治 ほか(翻訳) 岩波文庫 『社会学の根本概念 』マックス ヴェーバー (著), Max Weber (原著), 清水 幾太郎 (翻訳) 岩波文庫 社会学の入門的な本で、純粋に哲学ではありませんが、社会科学といわれる分野が本当に科学(客観的)たりえるのかという疑問を投げかける本です。 社会学は自然科学のように「実験室で実証実験」できません。 それ故、本当に科学(客観的)になり得るのかという根本を問う本です。 『歴史とは何か』 E.H. カー (著), 清水 幾太郎 (翻訳) 岩波新書 日本において近現代人の歴史哲学としては、一番読まれている本かもしれません。 著者は、英国の外交官として活躍。 その経験から、現実主義的な歴史哲学を展開。 「歴史とは現在と過去との対話である」という名言は有名 こんな所でしょうか。 最後の方は、歴史哲学に偏った気はしますが・・・ ではでは、参考になれば幸いです。
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- 来生 自然(@k_jinen)
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私は、哲学的な世界に「現象学」という概念から入りました。「現象学」といってもフッサールの現象学ではなく、いわゆる「竹田の現象学」というものです。この入門書関係は、生物学的に人間を捉えるという視点から、自然に哲学的な思索へと導いてくれます。また「フッサールの現象学とは異なる」と、一部では言われているようですが、現象学的な本質へと繋がっていることは確かです。 私が読んだ関連書籍を列挙しておきます。 以下は、現象学、ポスト構造主義、否定神学等の概念をざっくりとでも理解する上で、欠かすことのできない書物と思っています。 「はじめての現象学」、竹田青嗣、海鳥社 「言語的思考へ- 脱構築と現象学」、竹田青嗣、径書房 「存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて」、東 浩紀、新潮社
お礼
ご紹介いただきありがとうございます。 現象学にはまだ触れたことがないので、これらの本を参考に現象学への基本とその理解を深めていきたいと思います。
お礼
ご紹介いただきありがとうございます。 歴史哲学には非常に興味があるので助かりました。 まず、『哲学入門』 バートランド ラッセルをもとに哲学の基本部分を学んでいきたいと思います。