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漢文の荘子 書き下しについて
漢文の荘子の文についてですが、 古之人2与其不1レ可レ伝也 (文中の数字とレは返り点です) の「与(と)」と 限定の意味の「已夫(のみ)」って書き下したら、 ひらがなになおしますか? それとも漢字のままですか? 至急解答よろしくお願いいたします┏●
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補足ありがとうございました。 「古之人与其不可伝也」の文章は原典では「古之人与其不可伝也、死矣」となっていて、これを読み下すならば「古の人と其の伝ふべからざるものと、死せり」となります。「与」をどう読むかで、文意は変わります。文意を正しく読みとることができているかどうかを判断する材料が読み下し文であることから、この場合は「と」とするのが適切でしょう。 一方の「已夫」ですが「古人之槽粕已夫」を「古人の糟粕のみ」と読み下すならば、「のみ」としてひらがな表記にするでしょうね。この場合も「そのテクストをキチンと読めるかどうか」を判定する材料として読み下し文を作ることに意味がありますから、この部分を「已夫」と記したならば、それを読めているかどうかかあやしくなってしまいます。 なお、「書き下し文」に関してはこれといった特定のガイドラインはありませんが、 (1)訓読しない文字は書き下し文にも用いない。 (2)漢文に送りがなが着いている場合には、そのまま書き下し文にも用いる。 (3)日本語の助詞・助動詞にあたる漢字は仮名に直して書く。 (4)再読文字は、最初の読みの部分に漢字をあて、二度目の読みは仮名書きにする。 (5)その他、現在の日本文として見た場合に不自然に感じるような、また、読み違いされる恐れがあるような、代名詞・副詞・接続詞・感動詞などは、仮名書きに直してもよい などが目安とされています。
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- TANUHACHI
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「已夫(のみ)」が例示されている文中にはありませんが、何処に記されているのでしょうか。確認をお願い致します。
補足
すみません(^_^; 已夫は別の文なのでこの文には入ってないです。 古人之槽粕已夫 という文の已夫です。
お礼
非常に丁寧な 解答ありがとうございます。 とてもわかりやすく助かりました。 試験に活用できましたー! ありがとうございました。