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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:源氏物語の翻訳について)

源氏物語の翻訳について

このQ&Aのポイント
  • 源氏物語の翻訳についての質問です。
  • 具体的な箇所に関して質問があります。
  • 翻訳の文の意味や表現について教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • go_urn
  • ベストアンサー率57% (938/1643)
回答No.1

1)>In years past it was at times of joy and triumph that you came to this house,and now this is the news you bring! >数年が過ぎる中であながたこの家に来てくれることは喜びと勝利の時間であった・・・・? >it was times of~としないでatを入れている訳はなんでしょうか?(at timesでときどき、おりおり?) ●強調構文です。It was 【強調するもの】that~ この場合、at times of joy and triumph が強調されています。 訳)過ぎし年月には、あなたがこの家をご訪問下さったのは、喜びと目出度さの折々でした。 >this is the news~・・・・・これはあなたが持ってくるニュース! 直訳すると文章が前文とうまくつながりません。 ●and now this is the news you bring!  こういうand を「対立の and」と呼んでいます。「しかし」「それが」などと訳します。 (訳)それが今は、こうした悲しい知らせが、あなたがお届け下さる知らせになりました! 2)>Foolish are they indeed who trust to fortune! >they who trust to fortune are indeed foolish!の並び変えでしょうか? >幸運を信じる者たちは実にばかげている!・・・・・・ですか? ●その通りです!(運命に信頼を寄せるのは馬鹿だ=運命にはかならず裏切られるものですね) 3)>From the time she was born until his death, her father, who knew his own mind, would have it that she must go to Court and charged me again and again not to disappoint his wishes if he were to die. >From the time she was born until his death,・・・・・彼女が生まれてから彼の死まで・・・? ●そうです。桐壷の更衣が生まれてから、その父が死ぬまで、です。 >who knew his own mind・・・・・・誰が彼自身の気持ちを知った? ●更衣の父は、更衣が生まれた時から、この子にはどうなってもらいたいかを知っていた、つまり、将来この子は絶対に宮仕えに出すのだという野心を持っていたということです。 原文は「生まれし時より、思ふ心ありし人にて、故大納言、いまはとなるまで」です。 この "who knew his own mind" は英語圏の読者にとっても、少し分かりにくいかも知れません。Seidensticker訳は、"All of our hopes were on the girl"(わたしたちの全ての希望は、この娘にかかっていた)を添えて分かりやすくしています。Tyler訳も、"We had such hopes for her ..." と、Seidensticker訳に似た解説をつけています。  しかし原文では、野心のあったのは父親だけで、母親のほうは、宮仕えに出すのはどんなものかと心配していたのですから、少しずれますね。Waley訳のほうが忠実だと言えるでしょう。 >would have it that she must go to Court and charged me again and again not to disappoint his wishes if he were to die. >wouldの主語はhe(桐壺更衣の父親)ですか? ●その通りです。 >彼は彼女が宮廷に行くべきだと主張し、私に何度も何度も彼の願いを失望しないように頼んだ、もし彼が亡くなることがあったら・・・? ●そうです。ただ最後のところ、「もし彼が亡くなることがあったら」でなくて「もし彼が亡くなることがあっても」とすると自然です。 >ここのifは過去形を用いて現在の事実に反対の仮定を表すifでしょうか? >それとも実現の可能性が少ない仮定を表すifでしょうか? ● if S were to ~は「仮定法未来」といい、「実現の可能性が少ない仮定」を表します。 >even thoughの意味で「たとえ・・・・でも」(たとえ彼が死んだとしても)のifのような気もします。 ●大正解です! 原文「我れ亡くなりぬとて、口惜しう思ひくづほるな」です。 ******************************* 《備考》 Waley はイギリス人ですが、血統的にはユダヤ人でした。彼の、ユダヤ人ならではと言ってもいいかもしれない、執着的なまでの語学力がなければ、この奇跡のような文学の真価の幾分かでも西洋に伝わることは、随分遅れたのではないでしょうか。彼は、日本語の古文の構造はどちらかと言えば簡単だと思っていました。難解な古典ギリシャ語やラテン語に比べれば、確かにそうだったでしょう。

sweetapplechoco
質問者

お礼

いつも大変丁寧な回答をありがとうございます。 andに対立の意味があるのは目新しかったです。 「運命にはかならず裏切られるもの」、奥深いです。 いつも原文と照らし合わせて下さってありがとうございます。 野心があったのは確かに父親の方だけだったようなのでWaley訳のほうがはまりますね。 (訳者によって原文のニュアンスが変えられてしまうことが多々あるのですね) if S were to ~は「仮定法未来」・・・・heの後にwereが来ていたので、これは何かの用法だったような気がしたのですが、「実現の可能性が少ない仮定」の時に用いる形ですね。 ********************************************* Waleyはユダヤ人の血統だったのですね。 国や文化や言葉、時代の違いもある中でよくこれだけの大作を根気よく訳し切ったと感嘆しきりです。 (しかも今からかなり昔に・・・!) 古典ギリシャ語、ラテン語は全く目にしたことがありませんが。 古文の言葉の意味や構造を正確に理解するのは日本人でも難しいことがあると思いますが、彼にとってはそうでもなかったのですね。

その他の回答 (1)

  • felice919
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回答No.2

1) 訳はこんな感じかな? 何年かの間、あなたが時々この家に来るのは、楽しみでもあり喜びでもあった。そして 今これはあなたがもたらした知らせです。 at times 時々 おそらく、newsは、この分の以下につづいているのではないかなと思います。 それか、前文に記載があるか。 2) 愚かなのは、彼らのような将来を本当に信じている者だ。 でしょうか? 文法は、私も分かりません。 Sがfoolish(愚かな物)である事は、確かなようです。 3) 彼女が生まれ彼(父親)の死まで、自分自身の気持ちが分かっている彼女の父は、彼女を宮廷にいくべきだという気持ちを持っており、もし、彼が死んだら、彼の願いを失望させないように、私に何度も何度も託した。 if he were to dieは、純粋に、もし~ならば、の訳で良いと思います。 ,who knew his own mind,を()にとじて、前のhis fatherにかけてみてください。 文が明確化します。 ,would have itのitの捉え方は、難しいですね。 一応、it=mindで訳しましたが、間違っている可能大です。 全意としては、お父さんは娘に、宮廷にいくべきだと、娘が生まれてからずっと思っており、 もし自分が死んだら、娘に宮廷にいくように言ってくれ(と私に頼んでいる) って感じだと思いますよ。 ちょっと。前回の事を知らないので、娘が誰か分からないのですが・・・ 相当、難しい課題ですね。 がんばってください(^_^)

sweetapplechoco
質問者

お礼

大変丁寧な回答をありがとうございます。 Arthur Waleyという人の"The Tale of Genji"という源氏物語の訳本を読んでいます。 わからないところが多いのでこちらの質問コーナーに投稿させていただいていろいろ助けをいただいています。 娘は桐壺更衣です。 少しずつですが回答を読ませていただいて勉強しながら読み進めることができています。 いろいろ考えて訳してくださってありがとうございました。 がんばります。(^_^)

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