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源氏物語の翻訳について
- 源氏物語の翻訳について、A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)について誤りや不明な点があるか教えてください。
- A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)には誤訳や曖昧な箇所がありますが、それについて教えていただけないでしょうか。
- A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)の翻訳について質問があります。誤訳や理解できない箇所があるようです。
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今晩は。いつも大変丁寧なお礼をありがとうございます。 昨日今日と、大陸の冬のような、ぞくぞくする寒さですね。 前回、書きわすれて失礼しました。『博士の愛した be + to不定詞』です。 ●How are we to deal with such cases?は、be動詞 + to不定詞ですね。この用法には、私は、頭の悪い人間の悲しい習性で、高校時代から丸覚えによって対応しております。1)予定、2)義務、3)可能、4)運命、5)意図(必要条件)です。この場合は、2)義務がいいでしょうね。「そういったケースはどう扱うべきなのでしょうか?」で通ずると思います。 1)『At this moment they were joined by Hidari no Uma no Kami and To Shikibu no Jo, who said they had also come to the Palace to keep the fast. As both of them were great lovers and good talkers, To no Chujo handed over to them the decision of Genji's question, and in the discussion which followed many unflattering things were said. 』 >ちょうどその時、彼ら(源氏、頭中将)は左馬頭と藤式部の丞と一緒になり、そして(彼らは)彼らもまた精進日を守るために宮殿に来ていたと言った。彼らの両方とも大変な愛好者であり、そしてよい話し相手であった。頭中将は源氏の質問の決着を彼らにゆだねて、そしてその続いた論議の中で、沢山のあからさまなことが言われた。・・・・・・・? ●great loversは「恋愛の道の練達の士」;good talkersは「話の巧みな人」ということでしょう。原文は、それぞれ、「世のすき者」「ものよく言ひとおれる」です。 後は完璧です。 >they were joined by Hidari no Uma no Kami and To Shikibu no Jo・・・・・・受動態になっていますが、受動態で訳すとすっきりしないので「一緒になった」としました。左馬頭と藤式部の丞を主語にしてjoinedの方が訳しやすいですが受動態にした意味が何かあるのでしょうか? ●能動態ですと、At this moment Hidari no Uma no Kami and To Shikibu no Jo joined them. となり、間違っていませんが、日本語でも、物語では、「そこに登場してきたのが、だれあろう坂本龍馬」とか、間を持たせておいてから登場してくる人間を紹介しますね。「そこに坂本龍馬が登場し」というより、ドラマチックで面白いわけです。英語でも同じ呼吸だと思います。 また No. 2 のお方のご指摘通り、Hidari no Uma no Kami and To Shikibu no Joに関係代名詞節をつけていますので、長くなり、先頭に立てるのは無理です。 >in the discussion which followed many unflattering things were said・・・・・・ここの主語はmany unflattering thingsですか? (many unflattering things were said in the discussion which followed) ●その通りです。関係代名詞でちょっと紛らわしいケースですが、見事に正解です。 2)『Uma no Kami spoke first. ”However high a lady may rise, if she does not come of an adequate stock, the world will think very differently of her from what it would of one born to such honors; 』 >馬頭が最初に話した。どんなに高く女性が昇進することがあっても、もし彼女が相当な蓄えを得られないなら、世間は彼女についてそのような名誉に生まれた人についての事とは大変異なるように思うでしょう。・・・・・・・・? ●ここは難解ですね。come of ~ 「~の出身である」、stock「血統、家系」です。 >the world will think very differently of her from what it would of one born to such honors・・・・・ここは「the world will think that she is very differently from one born to such honors.」ですか? 「what it would of」 が入ってきているので何かよくわからない文の構造でした。 ●differentlyと from の対応は明らかですので、from の後に置かれているwhat it would of one born to such honors が比較対象物であるのはゆらぎません。 >「think of~」と「differently from~」が合わさっているように思えたのですが。 ●その通りです。そこに確信が持てれば、正解にたどりつけたと思います。 >what it would of の「it」は何を指しているのでしょうか?形式主語ですか? ●これが大切な質問です。英語の場合、指示代名詞が何を指しているかはいつも問わねばなりません。日本語のあいまいな「それ」と違って、英語の it は、原則として前出の単数名詞を受けます。(形式主語と強調構文を除けば、99% がそうです。)この場合、前にある単数名詞は、the world しかありません。(形式主語は、後ろに to 不定詞か that 節などが来ていないとなりませんので、この場合は可能性がありません。) >what it would of の「of」はどうやって訳すのでしょうか?「・・・について」? ●その通りです。think of ~ という繋がりです。 >そもそも「what it would of one born to such honors」これは何文形なのでしょうか?動詞がないような・・・・? it would (be) of~ですか? ●動詞がないですね。ということは省略されているということです。省略されているということは、前に使われているということです。前に使われている動詞は、thinkですね。 そうすると、the world will think very differently of her from what 【the world】would 【think】of one born to such honorsということですので、「世間は、高貴な家柄に生まれついた人について話すであろうのとは、違ったふうに彼女について話すであろう」となります。(変な日本語ですがお許し下さい。) >「would」の意味がとれません。 ●仮定法です。家柄の低い女性について悪く考えるのは予見できるので will ですが、そのとき、もし家柄の高い女性がいて世間が彼女について考えるとしたら、同じようではないだろう、という一種の夢想ですので、仮定法が使われ得ます。 (ここまでが字数制限なので、以下別に投稿します。)
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- go_urn
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# 3 です。以下、続きです。 3)『but if through adverse fortune a lady of highest rank finds herself in friendless misery, the noble breeding of her mind is soon forgotten and she becomes an object of contempt.』 >しかしもし不運によって、身分の最も高い女性が友達のいない惨めさの中に彼女自身を見出すなら、彼女の高貴な教育はすぐに忘れられ、そして彼女は軽蔑の対象になります・・・・・・・・・・・・・・・? ●完璧です。 >butを使っているので前文を否定する内容になっていると思われるのですが、訳してみると同列の内容を言っているように思えます。 不運ではない場合と不運の場合を対比させているのでしょうか? ●前の文の後半部と対比しているのです。日本語訳でその感じを出すと、「世間は、そうした女性についてけっしてよくは言わないだろう。それは高貴な家柄に生まれついた女性について話すのとはまったく別の扱いになるだろう。しかしそうした高貴な女性も、いったん零落してしまうと・・・」となります。 >「through」は(原因・動機・理由)を表す、「・・・・によって」「・・・のために」「・・・の理由で」の訳になりますか? ●その通りです。 >2)のif節の帰結にはwillが使われていますが、3)のif節の帰結はwillが使われずに現在形になっています。2)は話し手がその事柄が生じると判断していて、3)はその事柄が生じることが確定しているということですか? ●細かいところに目をつけられましたね。とてもいいです。これは、文脈の力による省エネなのです。if through adverse fortune a lady of highest rank finds herself in friendless misery, the noble breeding of her mind is soon forgotten and she becomes an object of contempt.の文が単独で出されるなら、will は必要になります。しかし直前に同じ構文で書かれた内容があり、そこで will が使われていますので、ここでも使うと、悪くはないですが、いやに律義ですね、と皮肉がいいたくなるかもしれません。口語ではこうしたことがしばしば起こります。 >談議にも2人が加わってにぎやかになったようです。高貴な女性も大変そうですね。 ●西洋の貴族社会も似たようなもので、性が primary businessですから、結婚適齢期の異性の評定はさぞかまびすしいことでしょう。動物の breeding と似ていますね。それで思い出しましたが、獅子文六の3番目の奥さんは、岩国藩のお姫さまで、上流階級でした。(獅子と同じく大磯に住んでいた白州正子が二人をとりもったのだと覚えています。白州も上流ですね。)獅子文六は上流階級の人間関係を好まず、中流が一番良いとし、お姫さまを、ビンタや癇癪を含めて、中流向きに教育し直します。ボクシングではありませんが、階級を変えるとひどく苦労しますね。もっとも幸子さんはそれでも獅子を好きだったようですが...ここらあたりも、男女の機微はどうなっているのか... ************************* 《余談》『父の乳』もお読みになったとか、あいかわらず素晴らしい読書力ですね!そこでおっしゃっていた、獅子の父親への愛情については、なるほど!と思い、それがいろいろなことに通じているのだなと思いを改めさせられました。 儒教はもし硬くなると、人間が謹厳実直となり、いわゆる恋愛小説のような「文学」は、ふやけた、人間の役に立たないもの、ないし人間を害するものと映るようになると思います。孔子自身は詩を重要視しましたので、江戸時代の武士階級にあっては、たしなむべき文学は漢詩であって、歌舞伎のようなものは見ては恥なものでした。『東海道中膝栗毛』なども武士の家庭では読んではいけなかった本でしょう。 実際、明治になっても、まともな青年の志すべきことは政治家、軍人、企業家等であり、文学などをやると言ったら親からこっぴどく譴責されたことでしょう。 その意味では、坪内逍遥と森鴎外の間で戦わされた「没理想論争」が、文学の地位向上に一役買ったと言われています。どちらも尊敬されている人物(坪内逍遥は教育者として、森鴎外は軍医として、社会的地位を持った人でした)が、学識の限りを尽くして論争するわけですから、「文学というのはまともな大人が真剣に議論するに価する何か高級なものなのだ」という印象を一般社会に与えたと言われています。 西洋ではピューリタニズムが謹厳実直で、文学を敵視しました。彼らは実際に劇場を閉鎖することまで行いました。『聖書』とバニヤンの『天路歴程』が読むべき本でした。そうした雰囲気の中では、シェイクスピアがいたとしても、とても活躍できませんね。(つづく)
お礼
続きも大変丁寧に回答してくださってありがとうございます。 2)のcome of ~ 「~の出身である」、stock「血統、家系」を間違って訳していたために、2)は身分の低い女性ことを述べていて、3)は身分が高い女性のことを述べていることがわかりませんでした。 身分の低い女性~身分の高い女性~そうした身分の高い女性でも、という流れになっているのですね。 3)のwillが使われずに現在形になっている理由が「文脈の力による省エネ」だとは全くわかりませんでした。丁寧に説明してくださってありがとうございます。 獅子文六の三番目の奥さんは18歳年下でしたね。息子が生まれる時に高齢出産だったために、もしもの時をかなり深刻に考えていて、奥さん思いの印象でしたが、そういう獅子の気持ちは幸子さんに伝わっていたのではないかと思います。 ***************************************** 親の愛情を感じた人が書いた文章はまなざしが暖かいです。 (不幸にも感じられなかった人にはまた別のまなざしがあってそれを生かした文章が書けると思いますが) 儒教は恋愛小説のような「文学」を排してしまうところがあるのですね。 『東海道中膝栗毛』を読みたかった武士もいたでしょうね。 そういえば萩原朔太郎も詩人を志すにあたって親から嘆かれていましたね。 「没理想論」というのが坪内逍遥と森鴎外の間で戦わされたというのは初めて知りました。 ((没理想〉とは,理想や主観を直接表さず,事象を客観的に描く,あるいはそのような態度で描かれた作品の特質をいう、と百科事典マイペディアにありました) 『天路歴程』はプロテスタント世界で最も多く読まれた宗教書(寓意物語)ということがウィキペディアにありましたが、西洋は宗教が中心ですね。『ロミオとジュリエット』などは悪しき文学にされてしまったのでしょうか? (次の投稿は来週の火曜日を予定しています)
- tkltk73-2
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1) 受動態になっている理由の一つは、これまで源氏と頭中将の立場から物語を進めてきているところで、いきなり初登場の人物たちに視点を変えると読者の感情移入が途切れるからです。また、もう一つは、右馬頭と藤式部の丞を後ろに廻し、関係代名詞節によって彼らに関する説明を加えるためです。関係代名詞 who の先行詞、それにその後の they が指しているものは右馬頭と藤式部の丞です。 Many unflattering things were said…… についてはお考えのとおりです。 2) come of は「~出身である」、stock は「家系」という意味です。 The world will think very differently of her from what it would of one born to such honors; をもう少しわかりやすい英語に書き換えると The world will think a very different thing of her from what the world would think of one born to such honors; となります。from はお考えのとおり、differently を修飾する副詞句を用意するためのものです。it は the world を指しています。would の後には think が省略されています。 文意は以下のようになります。 「右馬頭はこう話し始めた。『どんなに高く女性が昇進することがあっても、もし彼女が相応な家系の出身でなければ、世間は名誉な地位に生まれた人について考えることとは大変異なることを彼女について考えるでしょう』」 3) 2)の部分では低い地位の出身の女性について語られているのに対して、この部分では高い地位の出身の女性について語られています。 「低い地位の出身の女性なら~だろう。しかし、たとえ高い地位の出身の女性であったとしても~だ」 という文脈です。 through についてはお考えのとおりです。 ここの if は even if や although と同じく譲歩を表して、仮定を表しているわけではないので、主節は現在形になっています。
お礼
大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。 ・・・by Hidari no Uma no Kami and To Shikibu no Jo, who said ~と、左馬頭と藤式部の丞に対して関係代名詞節(who以下)の説明を加えたかったために、ここは受動態になっているというのがよくわかりました。 come of は「~出身である」、stock は「家系」というのは分かりませんでした。訳が随分違ってしまいました。 The world will think very differently of her from what it would of one born to such honors; it wouldの後に動詞がないのがかなり考えてしまいましたが、itが「the world」で「would think of~ 」なんですね。すっきり訳せました。 2)のcome ofとstockを間違って訳していたため、2)も3)も身分の高い女性のことを説明しているのだと思っていました。「しかし、たとえ~」(譲歩)で2)と3)を対比させているのですね。 (willが使われていないという質問は「帰結節」のところでしたが、主節では「譲歩」を表しているために現在形になっているのですね。)
● 何故に受身なんですか? 実際には「左馬頭と藤式部丞は源氏と頭中将に加わった。」と言う事になるが、源氏達の目線からすると、源氏と頭中将は左馬頭と藤式部丞に加わわさせられたと受身であるために「奴らが勝手に加わってきやがった」と言う様な意味合いがあるのかも ・・ ● in the discussion which followed many unflattering things were said・・・・・・ここの主語はmany unflattering thingsですか? many unflattering things were said in the discussion which followed の考えでよいと思う。 ● 大変な愛好者であり・・・・ (恋)愛にたけた、話し上手な人達であった ● However high a lady may riseは、However a ladymay rise highと始まりの文が倒置文であったとしてもif節にもthe world will節にも繫がらない。まして、ご指摘のようにthe world will節に動詞がない非文となる。倒置文には2種類あり、一つは文法的に解釈され得る倒置と、言葉遊びでの倒置、オリジナルの文法に合う文章をバラバラに切り離して、オリジナルの意味を織り成す、または、部分的に強調する文体を作る。後者のほうであると考える。ifの副詞節を持ちthe world を主節の主語とする構文になると思う。原文については後々にでも自分のブログで考えてみるが、この文章をあるがままに読んでみれば、 However high a lady may rise, if she docs not come of an adequate stock, the world will think very differently of her from what it would of one born to such honors; オリジナルの文法に適った文章のitはthe worldの代名詞として使っているはずであるが、この非文では代名詞のitを直近のherの代名詞として使っている。通常であれば、 the world will think of her very differently from what it would ~ とすべきところをわざわざ語順を変えて ↓ the world will think very differently of her from what it would ~ とした理由は代名詞のitが直近のher、言い換えれば、a ladyが代名詞のitになることを読者に示したかったから。故に、分かりやすく書き換えれば the world will think of her very differently from what the lady would of one born to such honors. 動詞のない非文であるために、誰もが推測するbe動詞を宛がえば、 the world will think of her very differently from what the lady would be of one born to such honors. となる。oneとは代名詞の”人”になり、born to such honorsは分詞の後修飾となる。 the world will think of her very differently from what the lady would be of a person who is born to such honors. 『いくら出世しても、もとの家柄がそれ程良くなければ、世間は、高貴な家のお嬢さんのように生まれたとしても違った目でみるであろう。』 would は◆推量を表す ● しかしもし不運によって、身分の最も高い女性が友達のいない惨めさの中に彼女自身を見出すなら、彼女の高貴な教育はすぐに忘れられ、そして彼女は軽蔑の対象になります・・・・・・・・・・・・・・・? But if は古語で、unless の意味となる。 http://ejje.weblio.jp/content/but+if Unless, through adverse fortune, a lady of highest rank finds herself in friendless misery, 身分の最も高い女性が、不運にも、友達のいない惨めさに気が付かない限り、彼女の・・・・・・ ● 2)のif節の帰結にはwillが使われていますが、3)のif節の帰結はwillが使われずに現在形になっています。2)は話し手がその事柄が生じると判断していて、3)はその事柄が生じることが確定しているということですか? 2番の(主節がwill+動詞で、if節が現在形の場合は)現実性を帯びた仮定法で、3番は主節と従属節の時制が同じであるためにただの条件節となる。
お礼
深夜に大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。 「 both of them were great lovers and good talkers」のところが「(恋)愛にたけた、話し上手な人達であった」というのがわかりました。 「However high a lady may rise, if she docs not come of an adequate stock, the world will think very differently of her from what it would of one born to such honors;」ここはとても難しかったのですが、いろいろ考えて下さってありがとうございます。他の回答者の方々の回答と一緒に参考にさせていただきました。 「would 」は仮定法の中で使われている推量ですね。 「But if」は私も自分で訳すときに、紹介してくださったウェブページを参照して「でなければ」としていたのですがうまく訳にはめられず、「しかし、もし~」と訳し直しました。他の回答者の方々の回答を参考にさせていただくとここは「譲歩」の「if」のようです。 3)の現在形の部分は難しいところでした。
お礼
今晩は。朝がとても寒いです。 いつも大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。(# 4にも続けて回答してくださってありがとうございます) (私に『博士』なみの頭脳がたとえ80分だけでもあったらいいと思うのですが。) 前回の質問に回答をしてくださってありがとうございます。 「be動詞 + to不定詞」は桐壺のところに出てきた「the Throne was to be proclaimed and ~」(予定)で覚えてしまっていたのですが、予定、義務、可能、運命、意図(必要条件)と5つの意味があるのですね。 「great lovers and good talkers」は、原文では「世のすき者」「ものよく言ひとおれる」なのですね。great loversが難しいところでした。 1)で能動態を使ったのはドラマチックな狙いもあったのですね。 2)が相当難解でした。とにかく動詞が見当たらなくて・・・。 the world will think very differently of her from what 【the world】would 【think】of one born to such honorsとitの指すものを押さえて、think of ~ という繋がりを考えるとよかったのですね。(こんな風に動詞が前に使われていると省略されることがあるのですね) itやthatは日本語にすると安易に「それ」と訳してしまえますが、指しているものをちゃんと把握する習慣をつけたいところです。 the world would think of ~という風には思い至れませんでしたので、「would」の意味がとれませんでした。「~であろう」という仮定法の夢想の意味なんですね。