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英語の筆記体について
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> 確かにアメリカ映画を見ても筆記体ってサインをする時ぐらいしか使っていないようなんですが、これは以前からそうだったんでしょうか? タイプライター発明以前では、構えた文書(社内文書、公的文書、親書(手紙など))では、筆記体で書くのが常識であったようです。 しかし、現代では英語をネイティヴにしているどの国でも、筆跡の判別に必要なため、個人の癖が出やすい筆記体がサインなどで求められる以外、日常では、筆記体は殆ど使われなくなりつつあります。 そして、タイプライターの登場を切っ掛けとして、構えた文書が筆記体でなくともよくなっていき、ワープロの登場が、筆記体の劣勢をほぼ確実にしてしまった、という流れだと思います。 また、筆記体が廃れていった他の理由としては、筆記体で書くと人により、m、n、r、u、v、w や、h、kや、y、z でネイティヴですら殆ど判別し難い不便が原因のひとつでもあります。 その弊害として、日本語が英語の外来語として取り込まれる際、Wikipediaには誤読でスペルがおかしくなってしまった次のような事例が示されています。 Wikipedia引用:「たとえば小文字のg、y、zは間違われやすい。この誤読に起因して、しかもその間違いが固定されてしまった例としてイチョウ(銀杏)の学名がGinkgoとなっている例(yがgに)、胡屋がコザになった例(yがzに)などがある。」 また、アメリカ独立宣言の原紙がフルで綺麗な筆記体であることを初めて知りました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/筆記体 そして現代では、「学校で習ったことはあっても、日常で使うことはない」のです。 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1207&f=national_1207_178.shtml > もしそうなら日本の授業で以前に筆記体を教えていたのは無意味だったということですか? 教養としての価値はあると思います。 ↑で挙げたアメリカ独立宣言を見ても、意味は全然判らなくても、筆記体を習って書かされていた世代の自分には、それがどういう綴りなのかは判りますので、後は辞書を引けばよいかと・・・(汗。 それを、無意味と捉えるかどうかは、個人の見解によるところなのかな、と思います。 > ちなみに、アメリカ人は筆記体を読めるんでしょうか?(例えば日本人でも草書を読めないという感じでしょうか。) 単語が外来語でなく英語なら、ネイティヴなら読める、と個人的には思います。 日本語や漢字の「草書」は数万文字~数十万文字の中から漢字を判別しなければなりませんので、習っていなければ読めないのは仕方ないことだと思います。 一方、英語圏では、教育課程では筆記体は殆ど授業で習っているようですし、英語の単語はわずか26種類の文字から成っており、筆記体文の一部が判読不明であっても、文書の前後関係を考慮すれば、比較的容易に正しいスペルを類推できるだろうからです。
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- Obuchininja
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私は昨年の12月に帰国する前の23年間はオーストラリアで生活しておりましたが、筆記体で書かれ文章は、特に意図的にデザイン的に筆記体を使った文章以外には筆記体で書かれた文章を見たことはありません。もちろんワードのフォントの一つに筆記体はありますので、筆記体を使った文章を書くことは可能ですが、仕事で使う書類や公的に使用する書類の場合には筆記体は使いません。これはオーストラリアだけのことではありません。日本語のように日本語を使う国が日本だけに限定されているわけではない英語に関しては、アメリカで書かれた文書、オーストラリアで書かれた文書、その他の英語圏の国々、英国、カナダ、南アフリカ、ニュージーランド等の国々で書かれた文章はよく気を付けて読まないと、どの国から来た書類なのか判別が困難です。*アメリカからの書類は綴りがlabourの代わりにlaborが使われたりしているので比較的判別しやすいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とてもよく分かりました。
- princelilac
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外国人の筆記体は個人差がとても大きいです。そもそも書き順がありませんので、自分の美的感覚で文字に形をつけます。日本人には文字に個人の「癖」がありますが、外国では「癖」に加えて「工夫」「創作」の部分があるように思われます。日本で以前習わせていた筆記体は、その中でも比較的読みやすい例の一つに過ぎません。 日本人の筆記体は、外国人には読みやすい方だと思います。逆に悪質な外国人の文字は、ブロック体で書いたつもりの文字でも読み難いものがあります。 日本の草書体が達筆過ぎて専門家でないと読めないのに対し、外国人の筆記体は悪質なので読めないという観点の違いがあります。 近年は海外文通もメールに代わってしまい、筆記体を使う場面が少なくなってしまいました。そもそも英語が不得意な子に筆記体を書かされるのは、日本語に例えれば、小学生に掛け軸や古文書を読ませるようなことでしょう。学校で教えなくなるのは当然の流れのように思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とてもよく分かりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とてもよく分かりました。