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中立的な視点で領土問題の歴史的背景を教える方法とは?
- 北方領土、尖閣諸島、竹島という現在日本の抱える3つの領土問題について、それぞれの主張と根拠を中立的に教える方法を探しています。知識不足やバランスの問題がある中、どのように教えるべきか悩んでいます。
- 領土問題について中立的な視点から教えるためには、自身の能力不足や日本政府の立場寄りの説明に影響されず、客観的な情報を提供することが重要です。児童生徒たちに簡潔に説明するために、要点を押さえた明確な表現を用いて教えると良いでしょう。
- 領土問題はデリケートな問題であり、中立的な視点から教えることが求められます。そのためには、まず各国の主張と根拠を十分に理解し、客観的な情報や歴史的な背景を提供する必要があります。また、教材や資料を利用する際にも、バイアスのないものを選ぶことが大切です。
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まずは、「歴史とな何か?」から知る必要があるでしょう。 とはいえ、この問に答えるだけで一つの学問領域(歴史哲学)になります。 この点については手前味噌ですが、過去の私の回答に譲ります。 http://okwave.jp/qa/q3631077.html http://okwave.jp/qa/q3142213.html まぁ、簡単に結論を書いておくと、「歴史に客観性(中立)はない」ということと、「歴史は常に政治的に利用される」ということです。 学校の授業でしたら、この二点を踏まえた上で生徒同士に「調査・討論」させるのが良いと思います。 小・中・高・大のどの時点での教育かにもよりますが、各領土問題それぞれについて「日本政府の主張」と「韓国・中国・ロシアそれぞれの主張」を紹介しつつ、「それぞれ、何故そう主張しているのか」を調べてもらう。 その時、情報の信憑性や精度をどのように判断したらいいかも教えると、「情報リテラシー」の勉強にもなります。 例えば、「日本政府の主張」については、外務省のそれぞれのページを見るのが一番精度が高いといえるでしょう。 逆に、誰でも編集できるWikiや個人のブログなんてのは間違った情報が載ってるかもしれません。 最後に、生徒がそれぞれ調べてきたことを発表してもらったり、それを基に討論してもらったりしましょう。 この時、必ず「根拠・出典」を出してもらい、その「根拠・出典」の信憑性や精度はどうかもチェックします。 ・・・とまぁ、こんな感じでいかかでしょう? 日本では、歴史は暗記モノと思われていますが、本当は自分で考える学科だと思うんですよね。 ではでは、参考になれば幸いです。
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- statecollege
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この質問(↓) http://okwave.jp/qa/q7655217.html の中で、私(statecollege)はこの問題の英語版のウィキペディアを紹介していますが、そこではこれらの領土問題がどのように取り扱われているか調べてみたらいかがでしょうか?
お礼
お返事ありがとうございます。 よいページを紹介していただきありがとうございました。
- amenhotep2000
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私の家は日経新聞を取ってますが、9月の何日付けかは分かりませんが、風見鶏というコラムに、1952年1月18日に韓国は李承晩ラインを一方的に設定し、竹島を組み込んだそうです。このときは日本はまだ、占領下だったそうです。尖閣諸島は1978年10月25日に中国の鄧小平副首相は、日本の経済支援を期待し尖閣諸島問題は棚上げにしたそうです。論評は、強い経済力が安全保障の基礎であると結論付けています。また、8月31日の日経新聞の9面にドイツ・フランスの外国人評論家が客観的にみた、竹島、尖閣問題について述べたコラムがありますので、参考まで。とにかく私はこの問題は国家間の関係に関わる繊細な問題なので、国民は感情的にならず冷静に政府の外交に期待してます。主権とはなにか?まず、大人がそこからそこから考えて、子どもに噛み砕いて教えるべきと思ってます。
お礼
お返事ありがとうございます。 やはり、子供に教えるにはまず教える大人が一番勉強しないといけませんね…。 恥ずかしながら、学生時代こういった問題への関心が薄かったもので。
- rabirabi88
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>中立的に教えたいと考えております。 基本的に政治、領土問題等で中立の立場は存在しません。 中立的に教えたいというスタンス自体が、日本よりでなかったりします。なので、中立的にというスタンスは捨てた方が良いでしょう。 児童等に教えるならば、至極普通に日本寄り、日本の立場を教えるのが良いのではないでしょうか。 もし私の子供が、中立の立場で領土問題を教えられ、その話を子供から聞いたら、中立ではなく、中国韓国ロシアよりの教育をしている反日教師と認識してしまいますよ。 また、歴史に関しても、直接的な歴史。たとえば、竹島の場合、李承晩ラインの設置と日本人の犠牲者、そして武力で奪われた事実など、尖閣は沖縄返還と海底資源に絡める程度でよろしいかと。 歴史といってもサンフランシスコ講和条約以前の歴史は、現在の領土問題とは無関係です。 特に米国の日本への領土返還問題が現在の尖閣、竹島の領土問題です。 北方領土は少し別になりますね。
お礼
お返事ありがとうございます。 やはり、中立の立場というのはこういった問題についてはありえないのでしょうか。 「中立的に教えたいというスタンス自体が、日本よりでなかったりします。」という 部分については、 もともと 中立=日本よりでも他国よりでもない という意味で使っておりますので 日本よりでなくて一向に構わないのですが、ご意見を聞いて子供たちへの影響についても 考えさせられるものがありました。日本よりが至極普通、でしょうか…。
- eroero1919
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「のび太がジャイアンにお気に入りのマンガを取られてしまった。奪回したいがドラえもんはいない。さて、のび太がジャイアンから取られたものを取り返すにはどうしたらいいだろうか」ってことですよ。 「力は正義なり」がパワー・ポリティクスってやつです。中学生ならまだしも、小学生にはまだ考えさせるには早いと思いますね。
お礼
お返事ありがとうございます。 国際社会はいわば警察のいない社会ということは折に触れ伝えており、 中学生以上であれば少なくとも理解はできるようです。
- izuhara
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すでに回答がありますが、国境や領土という概念が曖昧であった前近代の歴史的経緯は、現実の領土問題の解決になんら影響を与えません。 論理的な思考を育てたいという思いで、中立的に教えたいというのであれば、 ・近代以降の論点を整理して、他の地域の領土問題と比較する。 ・現在の国際社会で、領土問題を裁定した上で執行力を持つ機関が存在しないこと。 ・世界や日本の歴史において、領土問題は実力行使で解決されていた過去があること。 以上を教えた上で、領土問題の解決のためにどのような取り組みが必要であるかを考えさせるのがよいのではないでしょうか。言語活動の充実にもつながりますね。
お礼
お返事ありがとうございます。 もともと、結論つまり領有権の帰属についてよりは、歴史的背景に重心をおきつつ、 尖閣諸島問題に端を発した反日デモなどを例にとり、 なぜ今このようなことが起こっているのかなどを なるべく簡潔に中立的に教えたいと考えておりましたが、 それ自体あまり意味がないことなのでしょうか。もう少し考え直してみたいと思います。
- Streseman
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はいはい・・「学校指導の上で・・」というお話で回答しましょう まず、歴史云々を領有権問題で提示する必然性はありません それは、領有権問題において「 国際法で更新される領有権画定が、先占の史的領有事実を無為にするから 」、です 要は、史的領有の事実は、その後の国際法による領有権の画定で無意味になるからです 現在、日本・韓国・中国は、歴史的事実を大前提に領有権を主張しているように思えますが、法的にも政治的にも領有画定の国際法が領有根拠として優先しています。 史的領有事実は、あくまでも、国際法上の知見のない一般人のために主張しているもので、法的には意味はありません したがって、本当に適切な教育をしたいなら、 サンフランシスコ平和条約を基軸にして、問題である領土が日本の領有として成立する論拠を学ぶ必要性があるでしょう これは国際公法の知識が大前提になるのですが、社会契約のように合意形成論で説明すれば間違いないでしょう バランス云々は、正直国際法のプロでも無理らしいです まぁ、日本国政府の立場が基本的には正しいので、その路線で問題ないでしょう ただし、北方領土に関しては、日本政府の国際法の主張は我田引水すぎますので、バランスで言えば無理です ちなみに、指摘しておきますが、中立というのは幻想であって、本気で中立であるなら、論説しないことでしょう 自分は元歴史教師ですが、中立な指導は不可能であり、中立はもはや沈黙でしか為し得ないと思いますが? 夢見がちなことは言わず、日本国政府のスタンスを踏襲するのが良いでしょう 歴史云々だけで指導するなら、それはNGですよ。国際法上の正当性が政府の論旨なのですからね
お礼
お返事ありがとうございます。 中立的という言葉を回答者の皆様のように厳密に使いこなせていないことを 実感いたしました。 私としては、国際法上の論点がが大きく関わる現時点での領有権の帰属そのものより 紛争に至った歴史的背景についてなるべく中立的なスタンスで教えたい…と 考えておりましたが、それをすると日本政府の論旨と矛盾するということになるのでしょうか。 本当にこの問題は難しいです。
- mekuriya
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自国が領土と考え、他国も認めれば領土になる。見解が分かれれば領土問題となる。それだけの話だ。たまたま現在、3つばかりに絞れてきたといっても近代日本は常に領土問題を抱えてきた。それを3つばかり教えたところで意味はない。近代日本の歩みを学ぶのは本人の自己責任だ。誰も理解していないのだから教えようが無い。歴史教科書ですら、ほとんど触れられていない。なぜなら領土問題だけで歴史の授業時間が終わってしまうからだ。歴史は教えられるものではない。歴史は自分で一生かけて勉強するしかないのだ。日本がどうやって領土を守り、あるいは守れなかったかを勉強するのが歴史なのだ。誰であろうと他人が書いた文章を盲目的に信仰しようという姿勢は宗教であって学問ではない。子供に教えるべきことはそういうことなのだ。勉強に取り組む姿勢、態度を教えられれば、それだけで成功なのだ。そういう姿勢、態度が身につかないまま、大人になれば、「教えてください」と甘えるだけの大人になる。それだけの話だ。忠実な信徒を育てることが教師の役割なのか?まず、そこから考え直してはどうか。 1.沿海州沿岸:ポーツマス条約でロシアから漁業権を獲得→喪失 2.南樺太:樺太アイヌが松前藩に服属→(複雑すぎるので途中省略)→サンフランシスコ講和条約で領有権放棄 3.千島列島:樺太千島交換条約でロシアから獲得→サ条約で領有権放棄 4.北方領土:江戸時代に松前藩が実効支配→ソ連対日参戦にて不法占拠される 5.北海道:江戸時代に松前藩が実効支配→ 6.竹島:1905年島根県に編入→1952年李承晩ラインにて韓国に不法占拠される 7.沖縄:1609年薩摩藩が琉球王国を支配下におさめる→(複雑すぎるので途中省略)→沖縄返還 8.尖閣諸島:1895年沖縄県に編入→(中略)→1968年以降、中国・台湾に領有権を主張する言論が出現 9.小笠原諸島:1876年日本領確定・内務省直轄→(中略)→1968年小笠原諸島返還 10.朝鮮:1910日韓併合→ポツダム宣言受諾にて放棄 11.関東州:ポーツマス条約でロシアから租借権を譲渡される→10.に同じ 12.南満州鉄道付属地:ポーツマス条約でロシアから租借権を譲渡される→10.に同じ 13.南洋群島:ベルサイユ条約で委任統治領となる→10.に同じ 14.台湾:下関条約で清から獲得→10.に同じ 15.山東半島:ベルサイユ条約で租借権を継承→1922年山東還付条約にて中華民国に返還 それぞれ様々な歴史的経緯がある。全部、子供に分かる様に説明するには一冊の本になってしまう。
お礼
お返事ありがとうございます。 「歴史は教えられるものではない」というご意見はとても味わい深く 考えさせられるものがありました。 領土問題を考えることがきっかけで覚えること中心の勉強から考えること中心の勉強へと シフトさせていければと思っております。
お礼
お返事ありがとうございます。 おっしゃるとおり歴史は考えていくものであると私も考えており、 そのきっかけとして子供たちが比較的関心を持ちやすい領土問題の歴史的背景を 題材にして、歴史を考える道筋をつけたいという思いから このような質問をさせて頂いた次第です。 ただ、デリケートな問題であるがゆえの難しさについては皆様の回答を頂き痛感いたしました。