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棚卸資産回転月数につきまして

棚卸資産回転月数を、計算するにあたって、 分母を「売上原価」、「売上高」、「当期仕入高」のどちらにすれば 一番適確と考えられますでしょうか? たいへん初歩的な質問で、すみませんが、 どうか、お教え下さい、よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • srafp
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回答No.2

1番様の仰られるとおりですね。 経営指標の計算式はその時代時代で変化するために、ご質問の場合であれば「年間売上高で割れ」としている物と、「当期売上原価で割れ」としている物が存在いたします。 では、今回の指標はナニを見ているのかと言えば『何ヶ月分の在庫を保有』と言う点ですから、分母と分子の評価方法は統一すべきです。 そして、棚卸資産の大半は商品だと思われます。この商品は原価で計上(管理)しているのと考えるのが通常であることから、『当期売上原価』の方が適切です。 ※以上のことは、数年前に受講した「公認会計士・日簿1級用講座」で公認会計士の先生が述べられておりました。 また、『何か月分を』と言う観点から考えて、「当期仕入高」とか「当月仕入高」は不適切です。 一つの例として、単一の商品を期末に100個[売価120円。仕入れ単価(売上原価)100円]持っていたといたします。(期首繰越高はゼロ) 年間の売上個数が600個だった場合、期末在庫100個は年間売り上げ個数600個の1/6なので、「2か月分」の在庫個数です。 このとき、関係する金額は次のようになりますが、子の数字の中から「2か月分」と言う結果を導けるのはどれなのかを考えれば、ご理解いただけますよね。  年間売上高は600個×@120=72,000円  売上原価は 600個×@100=60,000円  当期仕入高は700個×@100=70,000円   700個=期末100個+当期売上600個-期首0個  期末在庫高は100個×@100=10,000円

Ext380
質問者

お礼

分かりやすいご説明並びに、計算の例を頂きまして、大変ありがとうございました。 おかげさまで、分母を「当期売上原価」にする原因も、 「当期仕入高」にしない原因も、よく理解できるようになりました。 大変ご丁寧なご回答を、ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • ctaka88
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回答No.4

棚卸資産回転期間を計算する場合、分母にもってくるものとして「売上原価」「売上高」の両方があります。これは、両方の数値の意味、使用目的がちがうからです。 「売上原価」で割るのは、実際の手持期間、費消期間を表します。 「売上原価」を分母にして回転期間2ヶ月の場合で原価率50%とすると、これを「売上高」を分母にもってくると回転期間1ヶ月になってしまい、実際の手持期間という意味では使えない数値です。 「売上高」を分母にする場合は、資金管理の面から必要です。 資金は本来的には売上からしか確保できないから、在庫と売上の関連を把握する必要があります。 そのため「売上高」を分母にするのです。 「売掛債権+棚卸資産-買掛債務」を「運転資金」と言い、この分だけなんらかの形で資金を用意しておく必要があります。これを売上高で割った数値は運転資金要調達率といい、粗利益率-要調達率により、損益計画と資金計画がつながります。

Ext380
質問者

お礼

やはり売上原価と売上高の両方とも、目的によって応用されますね。 使い分けのご説明、大変ありがとうございました。

回答No.3

基本 売上高です なぜなら、その指標は これだけの売上を上げるには これだけの在庫が必要であった・・・だからです。 で、同業他社と比べて、在庫効率がいいか、判断するためです。 それ以外、棚卸資産回転率の 使い道が ありません。

Ext380
質問者

お礼

分析の目的によって、分母を売上高にするのですね。 おかげさまで、売上高を分母にする計算仕方を、理解できるようになりました。 大変、勉強になりました、ありがとうございました。

noname#160594
noname#160594
回答No.1

在庫を原価で管理してるか売価で管理してるかによります。原価を売価で割ってもダメですし、逆もまた然りです。 ただ、仕入れ高で割るのは聞いたことがありませんが…

Ext380
質問者

お礼

ご回答頂きまして、大変ありがとうございました。 おかげさまで、分母を決めるポイントがよく理解できました。 仕入高で割るのは、わたしの勘違いだったと思います、失礼致しました。 ありがとうございました。

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