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棚卸資産減少額(増加額)とキャッシュフローについて

同じような質問があったので参考にさせて頂いたのですが、今一つ理解が難しい部分がありますので教えてください。 税引前純利益は、売上原価を元に出ていますよね? 売上原価は期末棚卸資産から算出されるのに、更に減少額(増加額)を計算に入れるのは何故なんでしょうか。 初歩的な質問で申し訳ないですが、ご回答いただけると幸いです。

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  • ベストアンサー
  • minosennin
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回答No.2

パターン1 棚卸資産の在庫に変動がない場合 期首棚卸 100 当期仕入 150 売上原価 150 期末在庫 100→増減なし このパターンでは、売上原価150がCF計算書のトップの税引前当期純利益にマイナスとして反映しています。そして、棚卸資産の増減がゼロのため、150はそのままCFのマイナスとして最終的なCFに反映します。これは仕入代金の支払額150を表しています。 パターン2 在庫に変動がある場合 期首棚卸 100 当期仕入 180 売上原価 150 期末在庫 130→増加30 売上原価150がCF計算書のトップの税引前当期純利益にマイナスとして反映するところまでは、パターン1と同じです。これに在庫が増加した分の30だけ仕入代金の支払いが増えるため、棚卸資産の増減欄でCFのマイナス30として表示するのです。 このパターンでは、税引前当期純利益に反映したマイナス150と、棚卸資産増減欄のマイナス30、合計180がマイナスとして表示されることになります。これは仕入代金の支払額180を表しています。 なお、掛仕入がある場合の買掛債務については買掛債務の増減として別途処理されるので、ここではこれを無視し現金仕入を前提に考えます。

taizomaru
質問者

お礼

理解できました!! ありがとうございました!

その他の回答 (1)

回答No.1

キャッシュフローは発生主義のPLの当期利益を基に、BSの科目の増減で資金の増減に影響を与えるものをピックアップして調整を加えると言う方法で作成します。 例えば売掛金の増加は、売上高のうち回収していないものの増減ですから、それが増えると現金主義の売上高よりも同額だけ現金入金が少ないと言うことになります。 同様に棚卸商品もPL上では当期商製品棚卸高で売上原価に算入されていますが、この期首と期末の商製品棚卸高はPL科目ですね。 一方商品、製品等の棚卸商品はBS科目です。商製品棚卸高が期首、期末ともゼロであれば現金主義の売上原価と発生主義のそれは一致します。でも多くはこれがある程度の金額で繰越になります。もし在庫が増加すれば、それは売るつもりで取得して現金を出したのに売れ残りでまだ売上につながっていない部分ですから、現金の動きでは現金のマイナスと言うことになります。 この在庫の繰越高がBS上では商品、製品等の棚卸商品の残高になっています。 ご質問の混乱は、PL科目の商製品棚卸高とBS科目の商製品を混同しているからだと思います。ここをじっくり考えてください。

taizomaru
質問者

お礼

なるほど、おっしゃるようにPL・BSのそれを別物として見れば理解できそうな気がします! ありがとうございました!

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