祖先崇拝の構造は何ですか？

質問

ある試験問題をみました。

「ご先祖様」を大切にすることは日本の文化・歴史貫通している特徴である。この祖先崇拝の構造について述べよ。

教えて～～

回答No.2

hekiyu · ベストアンサー

まず、儒教があります。
儒教では、親や先祖は絶対的存在です。

日本では、それに神道が関係しています。
神道という宗教は、日本古来の宗教ですが
キリスト教などとは異なり、多神教で
教義も体系もほとんどありません。
ただ、自然と先祖を崇拝しよう、という
だけです。

そして、これが重要ですが、これには神道の親分である
天皇制が絡んでいます。
日本には、先祖を遡ると、総て天皇にたどり着く
というストーリーが存在しているのです。
先祖を敬うことは、即、天皇を敬うことに繋がるの
です。

ちなみに、仏教でも先祖を拝んでいますが、元来仏教
には先祖信仰は有りません。
それが日本に入ってくると、神道と結びついて、先祖崇拝教
のようになってしまいました。

尚、昔、イエズス会が来日して、キリスト教を布教しようと
したのですが、その時の問答の記録が残っています。
「信じる者は救われるが、信じない者は救われない」
「それだと、先祖も救われないことになるが、そんな宗教
　では困る」
「・・・・・・・・・・・」
日本にはキリスト教がほとんど広まらない原因の一つです。

回答No.1

river1

孔子の教え。
儒教の教え。
いわゆる道徳が構造の根幹です。