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重文について
重要文化財についての質問ですが、 図録などをみていますと、「国重文」と単なる「重文」があります。 重文にもいろいろと種類があるのでしょうか? 例えば国、市町村などと。 お教えください。
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重文も国重文も同じです(違いがあるとすれば、指定時期の違いかな?) 今通用しているのは1950年の文化財保護法に基づいて、文部科学大臣に重要として指定された有形文化財を指します。 昔「国宝」に指定されたものは、いったん重要文化財に吸収されましたが、その後、審議会で特に重要と提案された重要文化財が特に国宝に指定されています。 ですから、重文にはふつうの重文と国宝的重文があるわけです。 自治体には重文を指定する権限(文部科学大臣が持つ)がありませんので、上記の通り、重文とは国指定の重文です。 経緯はよく知りませんが、べつな法律で「国宝」が指定されていた時代に指定された重文に「国重文」という説明が付いているのではないかなと思われます。 ですから、いまフッと思ったのは、昔は重文だったが今は重文指定されていない物も「国重文」のなかにはあるかもしれないなぁということです。 というのは、私は城が好きで、日本中の城巡りをしたのですが、城の入り口に「國寳」の石碑があるのに、いまは國宝ではないという話を聞いたことがあったからです。 頭の中にある知識だけで書いていますので、真否を詳しく承知していませんが。 ちなみに、都道府県、市町村などが独自に指定している文化財には「○○県指定文化財」とか○○村指定史跡とかそんなふうな名前が付いているはずです。
お礼
私は、お仏像を拝観するのが好きで、時々、説明をされるご住職が 「昔は国宝だったんです」と仰るのを聞いたり また立札に国重文と書いてあったりとするのを見て、 首をかしげていました。 これでわかりました。 ありがとうございました。