- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:吉本隆明の革命論は、どう変わったか?)
吉本隆明の革命論の変遷とは?
このQ&Aのポイント
- 吉本隆明の革命論について、彼は共産党批判から真の革命を主張し、学生の人気を集めていました。
- しかし、80年代に共産圏が崩壊し、今では革命を主張する人はほとんどいなくなった中、吉本氏はどのような意見を持っていたのか疑問です。
- 一部の人々は吉本氏が最近転向し、共産主義革命をあきらめたと主張していますが、この情報の真偽について知りたいと思っています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
吉本隆明を同時代で読んでいるとしたら、60歳以上となりますがもっとお若い感じですが・・・ >つまり彼は真の革命を述べて、学生の人気を獲得していた、と思っています。 僕も少なからず彼の著書を読んでいますが、僕の読書量では「真の革命」などと言う言動があったことは記憶していません。 吉本隆明のスタンスからいって、彼が「革命」を語るとしたら、「革命」運動の過程が問題だと言うような気がします。どのような運動も変質への恐れがあります。その変質をどう理解し、自己解明していくか、そこを問題視すると思います。 知識人はどのような形であれ、世界水準まで上昇していくだろう。それはすごいことでもない。問題は、自分たち自身が立っている大衆の地点まで戻ってこれるのか、その下降の仕方が知識人の真価を問われることだと書いていたと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 私は吉本氏を全学連、全共闘との関連で注目していたのですが、今回調べてみると、革命関係について、彼の考えを述べたものは、大変少ないことに気がついて、私の思い込みが強かったようにも思えてきました。
補足
コメントありがとうございました。 私は吉本のことをよく知らないで質問した、という事情をまずご了承ください。 そして遅まきながら、ウィキペディアを読んで、晩年の吉本の考えに同感するところが多いと気がつきましたので、なおさらこの問題を解明したいと思いました。 そのウィキペディアには、彼の革命論に関して、次のような説明がありました。 >吉本は60年安保を、先鋭に牽引した全学連主流派に積極的に同伴することで通過した。 >吉本は埴谷雄高の「スターリン主義的左翼文化理念」と異なるだけで、自らを「左翼」であるとしている。吉本は埴谷雄高の「スターリン主義的左翼文化理念」と異なるだけで、自らを「左翼」であるとしている。 >1994年には、かつての自らの『転向論』を意識した「わが転向」を文藝春秋に発表。 とあり、彼が転向(つまり以前は革命志向)を自認していることは明らかだ、と思われます。 彼の書いたものに「真の革命」という言葉が無いとしても、「真の革命」という立場からの、既成左翼批判だった、というのが私の印象なのですが・・・。