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鋼橋の設計用語について
移動により、鋼橋設計業務の監督員となったのですが、 コンサルとの設計協議の際、「面内方向」「面外方向」と言う 言葉が出てきました。 これって、どう言う意味でしょうか。御教示願います。
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- Nannette
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回答No.1
「面内方向」とはX,Yで表される平面の中での任意の方向のことです。 「面外方向」とは、この平面の外に向かう、あるいは外から平面に向かう方向のことです。 実際の強度計算などの際には、「面内応力」とか「面外応力」といった概念でよく使われます。 「面内応力」とは、X,Yで表されるある平面の中である方向から加わる応力のことです。1 枚の紙をデスクの上で滑らせるために加わる力とでも言えば分かりいいでしょうか。具体例で は、たとえば、壁の上端に加わる上層構造の荷重ですとか、壁内の筋違いにかかる水平方向の 応力のようなものなどが考えられます。 これに対して、「面外応力」とはX,Yで表されるある平面の外から加わる応力のことです。 言い換えれば、1枚の紙を曲げたり捻ったり、凹ませたり膨らませたりする応力のことです。 具体例では、壁面に加わる曲げ応力だとか、ひねり応力などが考えられます。 鋼橋設計の分野で言えば、橋の路面に生じる水平振動は「面内応力」によって生じ、橋の路 面に生じるねじれ振動などは「面外応力」によって生じます。
お礼
大変参考になりました。 学生時代から構造力学は苦手だったので、今後共 なにかと御教示願います。 ありがとうございました。