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蛍光プローブについて
なにかの試薬を用い、培養液内の死んだ細胞のたんぱく質と反応させ、細胞を光らせ、肉眼で反応した光を見ることはできるのでしょうか? 蛍光プローブという試薬を用いて、このようなことはできないでしょうか? どなたか、ご教示お願いします。 よろしくお願いします。
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PI Propidium Iodide で行われることもあります。死んだのはPIが中に入って、DNAと相互作用し赤く光ります。フローサイトメータで観察することもできますし、蛍光顕微鏡でもたぶん大丈夫だったと思います。
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- larme001
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そもそも、細胞一つ一つはせいぜい数十マイクロメートル程度ですし、肉眼で見れるほどの蛍光を発するようにするにはかなりのたんぱく質量が必要になります。たとえば結構安定なGFP単体を細胞に過剰に発現させても、培養液中で光っているのを確認するのは結構厄介です。というのは、溶媒の色とか励起波長が邪魔するとかもあるからです。ペレット状にすれば一応見ることも可能といえば可能ですが、それでもかなり過剰にいる場合だと思います。そして、ある特定のタンパク質との反応となるとそのタンパク質が強くでる死細胞の「タイミング」が必要になります。よって、漠然と死細胞か生細胞かを見分ける場合は、色素の取り込みや代謝の有無によって還元されたりして色が変わる類のもの(MTTとかAlamar Blue)のようなものになるでしょう。後者のものはそもそも、培養液でしかも単体で見分けるとかは無理ですし。 ちなみにさすがに肉眼で光っているかとかは難しいですが、色素なら不可逆的にであればトリパンブルーなどは昔から使われていると思いますけど。それににたような取り込み系の蛍光色素ならあるかもしれません。そもそもみわけて何をしたいのか(分離するとか、割合を出したいとか)によっても条件が異なるでしょう。場合によってはあえて蛍光に縛る必要もないですし。
お礼
丁寧な回答ありがごうとございます。 トリパンブルーですが、過去に一度、ペレット状にし、トリパンブルーをかけてみております。結果は、全体的にペレットが青くなり、肉眼的に、死細胞が発現しているかはわかりませんでしたが、顕微鏡下では、確認することができました。トリパンブルーに、似たような取り込み系の蛍光色素であれば、もしかしたら、見れるようになるのではと模索中なのですが・・・ ちなみにMTTとAlamar Blueについても、過去試した経緯(培養液内での実験)があり、死んだ細胞については、比色での肉眼的観察はできましたが、やはり、分光光度計を用いないと・・ 回答ありがとうございました。