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嫌気培養におけるレサズリンの役割
クロストリジウムの嫌気培養を初めて行おうとしているのですが、使おうとしている培養液(チオグリコレート培地)にレサズリンという試薬が入っています。少し調べたところ、これは酸化還元試薬で、嫌気培養で菌が生育していたら、その菌の生産する酸化還元酵素によって還元されてピンク色に呈色するとのことでした。つまり、培養がうまく行っているかどうかの指示薬として添加されているようですが、「私の解釈」は正しいでしょうか?また、私がこれから行おうとしている培養については、何もこのような試薬を用いなくても培養液の濁度で菌の生育を見られると思うのですが、いかがでしょうか。まあ、菌の「検出」を行うために使うのであれば、役立ちそうですが、、、。というわけで、詳しい方がおられましたらお教え下さい。
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レサズリンは、酸化還元の指示薬です。酸化状態ではピンクで、還元状態では無色となります。無色となる酸化還元電位がどれくらいだったか忘れてしまいましたが、レサズリンが着色していなければ、その培地は十分に嫌気状態が保たれており、嫌気性微生物を培養するのに適した環境だと判断できます。逆に、還元剤が加えてあるのに培地が着色してしまう場合は、気密状態が保たれておらず、酸素が混入していることがわかります。 嫌気性微生物の培養は、好気性微生物の培養にくらべ、気を遣わないといけない点がたくさんあって、慣れるまではたいへんですが、頑張ってください。
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- gayako
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あまり詳しくなくて申し訳ないのですが。。。 これは液体培地の事でしょうか?それとも高層(寒天)培地の事 でしょうか? 高層培地の事なら、私が聞いた話では、レサズリンを入れておくと 培地の中に酸素が入ったかどうか、つまり培地が古くなり酸素を含 むようになったかどうかを見るために入れるのだということでした。 嫌気性菌の発育に酸素が多く含まれる培地は適さないという事なん だと理解しました。
お礼
gayakoさん、有難うございます。 使っているのは液体培地です。 高層でその用途でしたら、恐らく液体培地も同じ用途のように思います。
お礼
kurimusumeさん、有難うございます。 培養の前に、その培養液が使用可能かどうかを判断する一種のマーカーとして使っているわけですね。よく分かりました。 嫌気培養頑張ってみます。