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細胞周期の解析
同調培養法のことに詳しくなく、実験操作を決めかねているので質問させてください。 チミジンやヒドロキシウレアを用いてS期に細胞周期を揃えようと考えています。ただ、私の研究室には、フローサイトメトリーやFACSなどはなく、細胞周期の1周期分の長さが分からないため、同調試薬を加えてどのくらいの時間培養すればいいのか困っています。 FACSを用いずに、細胞周期を測定できることは可能でしょうか?蛍光顕微鏡なら保有しているのですが、何かいい方法はありませんか? 用いている細胞は骨肉種細胞です。ご教授の程よろしくお願いします。
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研究やろうというなら、もう少し真剣に課題に取り組みましょう。細胞周期の長さを求めるのにフローサイトメーターは必要ないし(細胞周期の長さを求めるのは大学3年生ならできます、少なくともうちの大学の学生なら)、そもそも、フローサイトメーターやFACSで細胞周期の長さは求まりません。 蛍光顕微鏡があれば、DNAを蛍光色素で染めて、一個一個の細胞の核の蛍光強度の測定をすることで、DNA量の分布図を作ることはできます(学生の時、フローサイトメーターがなかった頃にやったことがあります)。 さもなければ、個別にいくのでしょう。M期の細胞数は染色で分かります。S期はS期特異的なタンパク質の抗体をいくつも売ってますから、それらで染めればある程度分かるでしょう。G2もたしか何か特異的なタンパク質があったという記憶だけはあります。あまり、当てになりませんけど。G1は記憶にないです。
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- teru-arai
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#1です。 おっしゃるとおりの方法で計って平均をとれば細胞周期の長さは求まるとは思いますが、それでは大変です。細胞周期は1個の細胞が2個になるまでの時間(有用な量は扱っている細胞集団における平均値です)、つまり、ある細胞集団の細胞数が2倍になるのに要する時間です。ですから、時間を追って細胞数を数え、片対数プロットし、直線になっている部分の傾きから倍加時間を求めます。 ちなみに、細胞周期の長さは細胞の状態、培地のでき(特に血清)などの要因で結構変化しますから、一度計ったら後はずっと同じと思っていてはいけません。 細胞数を計るのはもし有れば、コールター社の細胞数計測装置を使うと便利ですが、たいていの研究室は血球計算盤で数えていると思います。このくらいで大丈夫ですか?
お礼
血球計算盤を使ってやってみたのですが、細胞数にばらつきがでてきて正確に測るのが難しく感じました。今後練習を積み重ねていきたいと思います。 キーワードだけでなく、分かり易く丁寧に説明してもらい本当ありがとうございます。
補足
回答ありがとうございます。 専門は生物でなく、調べても確信が持てなかったので、質問させていただきました。すみません。 よく考えてみればFACSでは細胞周期の長さは分かりませんね。DNAを蛍光色素で染めて、細胞1つ1つをカウントしている手法をやってみたいと思います。 あと細胞周期の長さを図る手法ですが、分裂直後の細胞をマーキングしておき、次の分裂まで時間を計っておけばよいのでしょうか?一般的な手法などございましたら、ご教授願います。