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木漏れ日と、こぼれ日
木漏れ日(こもれび)と言うことばがあります。 同義語のような感じですが (こぼれ日) と、いうのを聞いたような気がします。 もちろん漢字もあったように思うのですが、手持ちの国語辞典には出ておりません。 使われなくなった言葉なのかもしれませんし、言葉として日本語にはない言葉なのでしょうか。 教えてください、お願いします。 こぼれ日、、、言葉としてあるのか 漢字 意味(木漏れ日との違い)
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「木洩(こも)れ日」は、「洩:本義は舒散の貌。一説水の漏るると。」(「大字典」講談社)。樹林の隙間を抜けて差し込む光線に重点があるようです。 「木漏(こも)れ日」は、その茂った葉の隙間から漏れ落ち、降り注ぐ輝きや光量・拡散など、そのコントラストに焦点が感じられます。 「零(こぼ)れ日」は、雲間などから外に光が現れる、その出た落ちたりり散ったりの状態を指します。 「溢(こぼ)れ日」は、溢(あふ)れ出でた故の、反射や乱射・光暈などとの連関が特に想定されます。 もともと「こぼれ日」の一形態として、樹林においての「こもれ日」があるのと看做せます。 草野心平の詩にある「川面に春の光はまぶしくあふれ。」 http://www16.plala.or.jp/mistymoonlight/fuji.htm この溢れた陽光、「光たちの鬼ごっこ」の光景こそ「溢(こぼ)れ日」であり「翻(こぼ)れ日」のイメージそのものです。 室内に居ながら、どこかから漏れ込んだ光源が、天井などに反射光として仄かに煌めく、このような「美しく照り映える」場合、また「花や葉砂など細かなものが落ち散るように」、日差しや雪明りもまた「零れる/翻れる」ものでしょう。 なお、参考にした辞書(「てにをは辞典」三省堂)の例文を付記しておきます。 「光を零す」「光が零れ落ちる」「光が零れ出る」「光が/日射しが/日光が/灯影が/曇った空から薄日が零れる」
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- technatama
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私は、「岩波書店 広辞苑 第六版」「岩波国語辞典 第五版」「三省堂 辞林21」と、3冊の国語辞書を持っていますが、いずれにも『こぼれび』は載っていませんでした。 「零れる(こぼれる)」という言葉があり、よく使われていますので、その発音を間違って使った可能性があります。 発音の上では、“m”と“b”とは、口を噤んでから発声する点で似通っていますので、「木漏れ日」が「こぼれび」と誤って発音されたのではないでしょうか。 すぐには思い出せませんが、漢字熟語などでも、「も」が「ぼ」に変化した発音になるものがあったような気がします。(不確かですが・・・)
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ありがとうございました。 又よろしくお願いします。
- CC_T
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漢字にすると「零れ日」になるのでしょうが、誤用です。 日差しに対して「こぼれる」という言葉を適用するのは、「雲間からこぼれる日ざし」なんて使い方のときですね。 「零」の「こぼ(れる)」は常用漢字表の音訓欄にもないそうですよ。 木立の枝葉の隙間から漏れる日差しはもちろん、「木漏れ日」です。
お礼
ありがとうございました。 又よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございました。 良く解りました。