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会話がちゃんと出来たのだろうか
以前歴史物の大河ドラマで、豊臣秀吉が日本各地の諸大名を集め謁見するシーンがありました。 その場には徳川家康、伊達政宗、福島正則、前田利家、加藤清正等錚々たるメンバーがいたわけですが、それを見ながらふと思いました。 果たして秀吉は各諸大名の言葉が分かったのだろうかと。 当然伊達政宗は東北の殿様、加藤清正は九州です。今と違いテレビもラジオもない時代、その方言たるや現在の比ではなかったと想像します。 この当時もそれなりに言葉はお互い通じたんでしょうか。または通訳がいたのでしょうか。 事情をご存知の方、宜しくお教えください。
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- wisemensay
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このことについては、司馬遼太郎がいろいろなところで書いています。たとえば「菜の花の沖」に書いてあったと記憶しますが。 (町人は浄瑠璃)武士は「謡い」を教養として学んでいたので、謡いの漢語をもとにして話をしたのだろうと。謡いは全国共通ですから、おそらく話が通じない場合は、「○○は~~で御座候」とか話していたのだと思います。 井上ひさしも、明治初期の話し言葉の混乱について書いています。 ちなみに、「です。ます。」は長州の方言ですね。 秀吉は別として、江戸中期の武士は表向きは、「片頬(かたふ)三年」といって、滅多に笑うことはなく、わずかに片頬が崩れるのが、三年に一度であったとの言い伝えもあります。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
1 出身地 徳川家康 三河 愛知県 福島正則 尾張 愛知県 前田利家 尾張 愛知県 加藤清正 尾張 愛知県 江戸時代初期においては、三河弁が江戸城での標準語だったとかも言われている。 家康以外は、数十年来の知り合いですので、日常会話レベルで通じます。 ※ ちなみに会話で一番難しいのが、日常会話です。海外勤務になった友人曰く、仕事の英語は、極端な話専門用語を並べるだけで通じるが、日常会話はそれではできないとのこと。 2 文語としての手紙文 日常会話ではなく、文語とでもいう言語を公式な場では使います。 ほんにゃら候 とかああいった手紙文ですね。 室町時代 庭訓徃來 なんかで検索すれば、その状況が分かります んで、その文章は、五山の僧侶とか、ちゃんとした文官が書きます。 すくなくとも、地方の守護大名家レベルであれば、幼少時から漢籍や手紙文の書き方などを習っておりますから、伊達政宗レベルなら、文語で話されれば、何ら問題なく理解できたはずです。 ※ ドラマでは、口語でやっているので、疑問が生じましょうが。 ※ 新約聖書で、○○人への手紙 なんてのがたくさん出てきます。なんでかなぁと思っていたら、当時の公式な文章で一番整理されていたのが、手紙文形式だそうです。これは蛇足。
お礼
回答有難うございます。 「文語」ですか。堅苦しい言葉に違いないですが、それは確かに会話としては通じるかもしれませんね。 ちょっと思ったのはいくら秀吉でも機嫌のいい時は諸大名にジョークの一つでも飛ばしたでしょうが、文語でははたして可能なんでしょうかね? 日常会話ではさすがに古くからの付き合いのある大名は分かりこそすれ、伊達政宗は「?????」って感じだったんですかね。想像すると結構笑えます。
- yajiuma-38
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専門的な知識を持ち合わせているわけではないのですが… 現代では、口語と文語との違いはたいして無いですが、この時代は厳格に有りましたよね。口語は仰るように方言が豊かで、東北の人が九州の言葉を理解することは出来なかったでしょう。しかし、書面のやり取りは出来ましたよね、当然。文語で意思疎通できるわけですから、無理やり文語調で喋ると言うことをしていたのでは。推量ですが。
お礼
回答恐れ入ります。 言われる通り、文語調の言い方で会話すると「会話」としては通じるでしょうね。 ただもうお一方の御礼でも申し上げたんですが、秀吉も人の子、機嫌がいい時は大名に向かってそれなりにジョークの一つでも飛ばしたんでしょうが、文語調ではせっかくのしゃれたジョークも色あせてしまいます。だからジョークを言った際は古くから付き合いある大名は「わはは」と笑ったでしょうが、伊達政宗などは「?????」だったんでしょうね。 大昔の話とはいえ、想像すると笑っちゃいます。
お礼
回答どうも有難うございました。 今回お三方から回答を頂戴いたしまして、どれも基本は「文語」(質問者様は謡い)をベースに話をしていたのではないかというお答えでした。 仰る通り、もうこれが疑いようのない答えなんでしょうね。 今回お三方いずれもベストアンサーを差し上げたいのですが甲乙付け難かった為、お三方両得で御質問を伏せさせたく存じます。勿論お三方とも私の心の中ではベストアンサーです。 貴重な御意見痛み入ります。