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ラテン十字架と八端十字架
ラテン十字架と八端十字架はどうして教会によって違う十字架を使う様になったんですか? どちらが先にあってどちらが元の十字架から変形したんでしょうか? 今回はギリシャ十字架などの他の十字架はシカトで上二つの比較でお願いします。
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ラテン十字架は、6世紀位になると宗教芸術に登場しますので、それ以前から有ったのは間違いないかと…。 (3世紀のキリスト教会の神父であったミヌキウス・フェリクスが、キリスト教徒たちがラテン十字架を崇拝することに憤慨[異教徒の真似などするなという事]したなんて話もある…。) 八端十字架は、ロシア系の正教会のみで用いられる物(ギリシャ正教会では用いない)ですから、彼ら固有の十字架と言っていいのでは…。 (ルーシーへの布教が記録に出てくるのは、9~10世紀ですから、八端十字架がロシア正教で用いられるのはそれ以降でしょうね…。) 八端十字架は、他の十字架がおそらく異教徒の習慣に影響(ケルト等の影響がハッキリ見られる)を受けて、キリスト教徒が信心の拠として使うようになったのに対して、信徒に対してより明確にキリスト教の教義を示す為に作られた物かと。 (ラテン十字の横棒の上に、キリストが人の罪を身代わりになって受けた事に因んだ「罪状書き」を示す短い横棒、足台を示す下の斜め棒は、キリストと同時に磔刑にされた罪人の内、キリストを罵った左側が地獄に落ち[左側が下を向き]、右側の罪人がキリストを救世主と認めて天国に行った[右側が上を向き]ことに由来しているとか。ちなみに左右はキリストから見た方向。) 教義をビジュアル的に示した物を重要視する傾向が強い(イコンなども)のは、正教の特徴ですし…。
お礼
ラテンの方が早いんですね… 出来た理由については言葉はわかりますが感覚的にはよくわからないですね… お答えどうもありがとうございました。