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極性アミノ酸
極性アミノ酸について詳しく説明してください。
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- htms42
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「極性アミノ酸」という用語は化学では使わないものです。 「化学辞典(東京化学同人)」で引いても出てきません。 検索してみると「栄養、生化学辞典(朝倉書店)」には載っていると出てきました。 「側鎖が極性を持つアミノ酸」のことだと書いてあります。 でもこの程度のことはあなたが調べてもすぐにわかるはずのことですね。 やはり、どういう分野、場面で出てきたものか、自分でどこまで調べたのか、その説明の中のどの部分が分からないのかを質問文に書いておいてほしいですね。 「ネットで調べたら半々で出てきた」と前の質問に書いてありましたがそれぞれ1つずつでも参考サイトを示してほしいです。 単に「詳しく説明して下さい」では誰も回答を書く気にはならないでしょう。 私もそのままでは回答を書こうという気にはなれませんでした。 「側鎖」とは何か、「極性」とは何かが分からないのであれば別の質問になります。 化学でこういう用語を使わないのはアミノ酸の基本構造であるR-CH(NH2)-COOHの部分が一番大きな極性を持っているので新たに側鎖の極性で性質を考えるということにそれほど大きな意味があるとは考えていないからでしょう。側鎖にC、Hの作る構造以外のものが付いているか、いないかということを表したいというのであればそれも可能でしょうが、分類が粗すぎることになります。側鎖の種類によっては単に極性が生じるというよりももっと大きな性質の変化が生じるからです。辞典を見てもらうと酸性のアミノ酸、塩基性のアミノ酸という分類が出てきます。新たな酸性、アルカリ性が付け加わるというのを極性という言葉だけで表現するのは不十分です。-NH2と-COOHの部分で中和が起こり分子内塩を形成していますからこの部分からだけであればほとんど中性に近い性質をしめします。その性質が酸性、または塩基性に変わりますから性質の変化は大きいです。分子内塩の部分はイオン構造ですから極性は大きいです。 芳香族アミノ酸は言葉からすると無極性のアミノ酸に分類される様に思ってしまいます。でもベンゼン環を含むという点に主眼を置いての分類ですから極性での分類とは一致しません。ベンゼン環に極性基が付いているものも付いていないものもあります。フェニルアラニン、チロシンはどちらもベンゼン環を含みますが前者は無極性アミノ酸、後者は極性アミノ酸です。 分類が可能であるということとその分類にどれだけ意味があるかとは別の問題です。 個々のアミノ酸について極性のあり、なしを問題にすることはあるでしょうが、極性による分類の枠を設けるほどの意味があるのだろうかということです。極性の有無は構造を見れば分かります。 前の質問の#3の回答にシステインとセリンの比較が書かれていました。 システインとセリンの違いはセリンの-OHがシステインでは-SHに変わっていることです。 これの違いはアルコールR-OHとチオールR-SHの比較、水H-OHと硫化水素H-SHの比較から推測することができます。
お礼
その通りですね。 すみません。