簿記２級の問題集 精算表への商品評価益の記入

質問

こんにちは。簿記２級の勉強に取り組んでいるものです。
さっそくですが質問させていただきます。

LECから出版されている問題集において、

（日商簿記２級 光速マスター p.43 財務諸表１）

損益計算書・貸借対照表に、集計した金額を記入していく問題で
売上原価を求める際、ふたつの商品のデータが記載されていて、
A商品は商品評価損、B商品は商品評価益が算出されたのですが、

自分はここで、評価損のほうが、金額が大きかったので、
差し引きした金額を損益計算書に記入してしまい、その後の金額に
間違いが出てしまいました。

売上原価に含めるのだから、商品評価損だけが、
仕入に算入される、ということでしょうか？

解答欄の損益計算書には、商品評価益を記入するところが
なかったのですが、
これは、簿記一般におけるルールなのでしょうか？

なにぶんにも、素人なので説明も拙いですが、
ご存知の方、どなたか解説していただけないでしょうか？

よろしくお願いします。

回答No.1

minosennin · ベストアンサー

商品評価益はヒッカケですね。

商品の期末評価については、従来低価法の適用は任意とされていました。しかし2008年4月から「棚卸資産の評価に関する会計基準」により低価法が強制適用されることになり、その評価差額(評価損)は売上原価の区分に計上することになりました。
一方商品の評価益の計上については従来も現在も認められておりません。これは未実現利益を排除するという会計の基本原則によるものと思います。(ただし、棚卸資産のうちトレーディング目的のものは売買目的有価証券と同様評価益も計上しなければならないことになりました。)

ですから、その問題は商品評価益はなかったものとして解かなければなりません。

商品評価益を記入するところがないのはそのためです。

お礼

早速回答していただきありがとうございます。
しかも、丁寧に解説していただき以前よりはるかに
理解することができました。
貴重な時間を割いての回答、ありがとうございました。