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繰越商品と仕入の問題について。
いつもお世話になってますっ! 6月に簿記の3級と2級を初受験しようと思っています。 現在2級の商業簿記問題集を解いているのですが、 どうしても理解できない所があります。 そもそも繰越商品の所は3級勉強時代から苦手で、 あまり理解できていないまま解き方だけを丸暗記したような感じだったので、 今頃また壁にぶつかってしまいました・・。 精算表の問題なのですが、つまずいてしまった所はこのような問題です。 「商品の期末棚卸高は次の通りである。ただし、棚卸減耗費と商品評価損は売上原価に算入しない。なお、売上原価の計算は“仕入”の行で行う。 (1)帳簿棚卸数量:200個 実地棚卸数量:180個 (2)原価:@125円 時価:@110円 なお、売上高売上総利益率は、36%であった。また、期首商品棚卸高は、30,000円である。」 今まで解いていた問題は、“試算表”の列は全部数字が埋まっていて、“修正記入”“損益計算書”“貸借対照表”の列を埋めるタイプの問題だったのですが、今回は“損益計算書”と“貸借対照表”のほんの一部分だけが埋まっていて、それ以外は空欄です。 ちなみに、繰越商品の列も仕入の列も全く数字は入っていません。 私の解答は・・・ ・仕入 ??? / 繰越商品 ??? ・繰越商品 25,000 / 仕入 25,000 ・棚卸減耗費 2,500 / 繰越商品 2,500 ・商品評価損 2,700 / 繰越商品 2,700 試算表の繰越商品の金額が分からない為、最後まで???の部分が分かりませんでした。 解答を見ると、30,000円でした。 試算表に記入される数字が一体いつの数字なのかが分かっていないから分からないのかもしれません・・。 試算表の数字は修正前の期末の数字でよいのでしょうか?? そして、???の部分はなぜ30,000円になるのでしょうか。 長くなりましたが、どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。
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追加のご質問が記載されているのに気づかず、大変遅くなってしまい申し訳ありません。 他の方が既にお答えされている部分と重複しますが、よろしければお目通し下さい。 >「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」 は、多分これを元に、当期の仕入高を算出しないといけないのではないでしょうか? 問題文内(または試算表)に当期仕入高の数値は載っていないのではないでしょうか?(あくまでも推測ですが。。。) 売上高売上総利益率が36%ということは、 (1)売上高のうち36%が利益です。 & (2)(1の逆)売上高のうち64%(100%-36%)が売上原価です。 ということです。 売上高とは、仕入で掛った原価と会社の儲けとなる利益を含めた金額ですよね。 よって、「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」という問題文は、 反対に『売上原価率は64%だ』ということです。 で、この問題でどうこの利益率・原価率が必要となってくるのか?が一番大切なところです。 商品BOX(商品勘定T勘)って分かりますでしょうか? それを試しに書いてみましょう! 商品BOX(商品勘定T勘)の・・・ ・借方には→期首商品高の30,000円 →当期仕入高は『不明(その1)』 (上記にも記した通り、多分分からないと思われるのでこのようにさせて頂きました。) ・貸方には→当期売上原価『不明(その2)』 →期末商品高の25,000(減損等を処理する前の額) となりますよね。 この商品BOX(商品勘定T勘)は、借方/貸方にそれぞれ1箇所『不明』な部分があり、 貸借差額で金額を算出することができません。 ここで、キーワード「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」が役立ってきます。 先ほども申し上げたとおり、「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」は、 つまり『原価率64%』ということです。 よって、『不明(その2)』は ・売上高562,500×原価率64% によって算出できるのです。 『不明(その2)』は(562,500×64%=)360,000だと分かります。 これにより、商品BOX(商品勘定T勘)の不明数値が当期仕入高(つまり『不明(その1)』)のみになるので、 貸借差額から『不明(その1)』の額を算出できるようになるのです。 当期仕入高(『不明(その1)』)は、 貸方(売上原価360,000+期末商品高25,000)-借方(期首商品高30,000)=355,000 となります。 上記の説明でお分かりになりますでしょうか? > 問題によってはこの計算が必要になることもあるのでしょうか・・? 問題の意図としては、利益率のパーセントが分かっているということは、 何が他に分かるか分かっていますか?と受験者に問いたいところだと思います。 『売上高のうち、○○%が原価率』と素直にそのまま問題にしても、 全員が答えられてしまう問題になるので、一ひねりしているのだと察します。 なので、利益率が分かれば、原価率も分かる!ということに気づくようにしておけばよいでしょう。 また、何かあれば補足してください。 (ちょっと説明分かりにくかったらごめんなさい。)
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- biblo70
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売上高売上総利益率は、36%であった とは 売上高-売上原価=売上高×36% ということです。 (1)売上高は記載のある通り562,500 (2)売上高×36%は202,500 (3)売上原価は(1)-(2)で360,000 売上原価=期首商品棚卸高+仕入-期末商品棚卸高 なので (4)期首商品棚卸高は記載通り30,000 (5)期末商品棚卸高は帳簿棚棚卸数量200個×原価@125で25,000(これは回答されている通り) (6)売上原価=期首商品棚卸高+仕入-期末商品棚卸高にあてはめると 360,000 =30,000 + ? - 25,000 360,000-30,000+25,000=? 355,000=?=当期仕入 試算表の回答欄には 繰越商品 30,000 25,000 30,000 2,500 2,700 19,800 仕入 355,000 30,000 25,000 360,000 が回答ではないでしょうか?
お礼
丁寧にお答えいただき有難うございます! またお礼が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 3級と2級のレベルの違いに驚いてしまいます・・。 諦めずに一生懸命勉強しようと思います! 有難うございました!!
- srafp
- ベストアンサー率56% (2185/3855)
> 問題文に「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」とあり > ますが、これは何を意味しているのでしょうか? > 解答には全く関係ないような気がするのですが、単なるひっかけとし > て記載されているのでしょうか。 > 売上の列に562,500円と記入されているので、 > 562,500×0.36=202,500 > と計算はしてみたものの、この数字がどう必要になるのか分かりませ > んでした。 お書きになられている質問文の中には「期中の仕入高」が見当たりませんが、修正前試算表の「仕入高」勘定に記入されているのでしょうか? 修正後試算表における同勘定残高は計算された202,500ではないのですか?
お礼
お礼が大変遅くなってしまい申し訳ありません。 まだまだ勉強不足で、問題文の意味や、解答の意味も理解できないような状況で情けない限りです・・。 もう一度しっかり勉強して改めて質問させていただきます!! 有難うございました!
- kichi501
- ベストアンサー率55% (50/90)
(NO.1のご回答者さんと重複する部分がありますが・・・) 試算表(T/B)とは、P/L・B/Sを作る前の表です。 こちらには2種類あって、『修正前試算表(略して前T/B)』・『修正後試算表(略して後T/B)』です。 これらの表はそれぞれ表していることが異なる表です。 (1)修正前試算表(略して前T/B) 前T/Bは、決算整理が未了の段階の表です。 例をあげると、 ・繰越商品→前期末に残っていた商品の額 ・仕入→当期仕入た商品の額 ということになります。 (2)修正後試算表(略して後T/B) 後T/Bは、決算整理が終了した段階の表です。 例をあげると、 ・繰越商品→当期末にのこった商品の額 ・仕入→売上に対応した商品の額(=売上原価) (・前払い/未払い費用の処理等々) ということになります。 今回の問題では特に『前/後』と記載はなされていませんが、 (NO.1さんも仰るとおり) >商品の期末棚卸高は次の通りである。 >ただし、棚卸減耗費と商品評価損は売上原価に算入しない。 >なお、売上原価の計算は“仕入”の行で行う。 と決算整理の処理の指示が出ていることから、『これから決算整理を行う=試算表は前T/Bの数値だ』と読み取る必要があります。 (余談ですが、試験の場合、受験者に決算整理の処理を行わせ、 理解度を見るために、前T/Bの資料が与えられることががほとんどです。 ただ、100%ではないので、参考までのお話です。) これにより、繰越商品・仕入の額が何を指しているか(上記(1)参照)を知りえることが出来ます。 ここからです! ts0606さんが分からなかった『???』の数値。 決算整理で <1>仕入 ××× 繰越商品 ××× <2>繰越商品 ××× 仕入 ××× の仕訳を行う必要がある意味はお分かりですよね? <1>で前期末に残っていた商品を仕入れ勘定に繰入て費用計上し、 <2>で当期末に残った商品を繰越商品として翌期に繰り越すんですよね。 では、『???』の数値は、前期末に残っていた商品の額を入れることがお分かりになりますでしょうか? 前期末に残っていた商品の額とは、問題文中にあった『期首商品棚卸高は、30,000円である』です。 前期末に残っていた商品は、当期首商品棚卸高ですよね? よって、もうこの前期から繰り越してきた商品は売れているはずなのですから、 仕入勘定に振り替えて費用計上(原価計上)してあげなくてはなりません。 これらのことより、『???』の数値が30,000となるのです。 説明が長くなってしまいましたが、お分かりになりますでしょうか? 説明不十分の箇所がありましたら、補足にコメント入れていただければと思います。 質問が打ち切られない限り、ご返答申し上げます。
補足
大変分かりやすいご説明を有難うございます! “なるほど~”の連続で、プリントアウトしてしっかりファイルさせて頂きましたっ!! 問題はしっかりと解決したのですが、もうひとつだけ質問させていただいてもよろしいでしょうか・・? 問題文に「なお、売上高売上総利益率は、36%であった。」とありますが、これは何を意味しているのでしょうか? 解答には全く関係ないような気がするのですが、単なるひっかけとして記載されているのでしょうか。 売上の列に562,500円と記入されているので、 562,500×0.36=202,500 と計算はしてみたものの、この数字がどう必要になるのか分かりませんでした。 解答を確認してみても、この数字が必要になってきている所はなさそうな感じです。 問題によってはこの計算が必要になることもあるのでしょうか・・? お手数ですが、お時間のあるときにお返事いただければ幸いです! 宜しくお願いいたします。
- kirirock
- ベストアンサー率64% (40/62)
>試算表に記入される数字が一体いつの数字なのかが分かっていない >から分からないのかもしれません・・。 >試算表の数字は修正前の期末の数字でよいのでしょうか?? >そして、???の部分はなぜ30,000円になるのでしょうか。 試算表は決算整理“前”と“後”とあって、前T/Bとか後T/Bとか呼んだりします。決算整理前なのか後なのかによって試算表の表す数字の意味は変わってきます。 今回の場合は決算整理仕訳を聞く問題なので与えられているのは前T/Bだと思います。 前T/Bの繰越商品は期首商品棚卸高を表します。そのため、期首商品棚卸高は、30,000円と与えられているため、そのような解答になります。 三分法に限らず、商品売買の問題は前T/B、後T/Bの数字の意味を理解することが大切だと思います。
お礼
お礼が大変遅くなってしまい申し訳ありません。 2級勉強途中である為、前T/Bと後T/Bの存在も知りませんでした・・。 丁寧にご回答くださり有難うございました!
お礼
いつも分かりやすいお答えを頂き有難うございます! やっとこの問題文の謎が全て解けて嬉しい限りです!! とは言うもののまだまだ私のレベルでは1問1問につまずいてしまい、かなりの時間がかかってしまいます・・。 早くご回答者様のようなレベルに近づけるよう頑張って勉強していこうと思います。 また不明な点があればお世話になることもあるかと思いますが、その際はまたご指導いただければ大変ありがたいです。 本当に有難うございました!!