- 締切済み
数学の行列の問題です。
数学の行列の問題です。 行列A a b c -a で定まる平面の1次変換について次の2条件が成り立つという。 (ア)直線x+y=0上も任意の点の像はその点自身である (イ)直線3x+y=0の像はその直線自身である このとき、次の値を求めよ。 (1)a,b、cの値を求めよ。 (2)平面上の直線で、この1次変換による像がその直線自身であるものをすべて求めよ。 解説お願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- info22_
- ベストアンサー率67% (2650/3922)
(1)[解き方] (ア)直線x+y=0上も任意の点の像はその点自身である 点から点への写像の一致条件(☆1) 直線から直線への写像の一致条件(☆2) (イ)直線3x+y=0の像はその直線自身である 直線から直線への写像の一致条件(☆3) (☆1),(☆2),(☆3)の条件からそれぞれ方程式を作ると a^2+bc=1,b+c=0,6a+c-9b=0 の3つが得られ、解けば (a,b,c)=(-5/4,-3/4,3/4) 、(5/4,3/4,-3/4) が得られます。 (2)[解き方] 直線の式を px+qy+r=0 (p^2+q^2+r^2≠0) と置いて(1)の2組の(a,b,c)のセットに対して(1)と同様な写像変換によって p,q,rの方程式を立て、解くことで (a,b,c)=(-5/4,-3/4,3/4)のとき x+3y+k=0 (kは任意の実数定数) および 3x+y=0 (a,b,c)=(5/4,3/4,-3/4)のとき 3x+y+k=0 (kは任意の実数定数) および x+3y=0 と直線の方程式が得られます(上記以外の直線は存在しません)。 [検証] それぞれの直線について実際に写像して題意の条件を満たしていることを 確認してみて下さい。直線自身に写像されることが分るでしょう。
- naniwacchi
- ベストアンサー率47% (942/1970)
こんばんわ。 まず、(ア)と(イ)の違いはわかりますか? どちらも「不動直線」ということにはなるのですが、 (ア)は「不動点の集まり」から成る不動直線となっています。 少し言い換えていくと、 ・まず、直線上の点を媒介変数で表してみます。 (ア)直線:x+ y= 0であれば y= -xより、直線上の点は (s, -s) (イ)同様に、直線:x+ 3y= 0であれば、(t, -3t) と表すことができます。 ・(ア)の場合は、(s, -s)の像がそのまま点(s, -s)になります(不動点)。 ・(イ)の場合は、(t, -3t)の像:(X, Y)について Y= -3Xの関係が成り立ちます。 これらから、a, b, cに対する 3つの条件式が導かれます。 (2)は、ほとんど答えがでているようなものなのですが・・・ ############################################################ (イ)について考えてみると、 これは直線の方向ベクトル(1, -3)を「拡大・縮小」をしているイメージになっています 。 (方向ベクトルを定数倍するような変換は、直線自身をそのままに保っている) そして、(ア)は「拡大でも縮小でもなく、恒等変換」になっているといえます。 ############################################################ 解く上では、拡大・縮小(定数倍)の係数を kとでも置いて、 変換の像が満たすべき条件を書いていきます。 「すべて求めよ」とありますが、ある意味「とんでもない数」の答えが現れることになります。 #######で囲んだ部分ですが、実は固有ベクトル・固有値と深い関係があります。 定数倍が固有値になっています。