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終助詞「さ」について質問
終助詞「さ」は「軽い断定」の意味があるそうです。 その例文として、以下のものが掲載されていました。 『昔のことさ』 質問:いまいちこの例文の『さ』の意味がわかりません。どこか軽い断定なのでしょうか?
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この場合の「さ」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%95&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=11 の、 2 傍観的な、多少投げやりな調子で、あっさりと言い放す気持ちを表す。「好きなようにやればいいの―」「そう心配することはない―」 に該当します。 「軽い断定」というよりも「あまり強く断定しない用法」と解釈なさると良いでしょう。 「昔のことです」「昔のことだ」などは(強い)断定です。 「昔のことさ」は、多少投げやりな調子なので、「昔のこと」をあまり重視しない意図を表現しています。 あまり重視しない、という意味で『「軽い」断定』ということになります。 凶悪犯罪を犯した囚人が、 「若い時は、まじめに一生懸命働いたものだ。博打もせず、遊びもせず、酒も飲まず、真面目な生活だった。(それも)昔のことさ・・・」 などと刑務所の中で述懐するような場合。 「昔のことです」のように、真面目だった昔を(強く)断定すると、今の境遇とのギャップが目立って惨めになります。 それで「昔のこと」を多少投げやりな調子で突き放して表現するわけです。
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- cxe28284
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前後の文脈が分かればもっとはっきりしますけれど、 「昔のことさ」は多分「もう終わったことだ」と言う意味ではないかと思います。 だからこれ以上追及しても無駄だという、 断定的なニュアンスは感じられると思います。
お礼
丁重なご回答誠にありがとうございます! 大変参考になります! >だからこれ以上追及しても無駄だという、 断定的なニュアンスは感じられると思います。 たしかに!
お礼
丁重なご回答誠にありがとうございます! >凶悪犯罪を犯した囚人が、 「若い時は、まじめに一生懸命働いたものだ。博打もせず、遊びもせず、酒も飲まず、真面目な生活だった。(それも)昔のことさ・・・」 などと刑務所の中で述懐するような場合。 「昔のことです」のように、真面目だった昔を(強く)断定すると、今の境遇とのギャップが目立って惨めになります。 それで「昔のこと」を多少投げやりな調子で突き放して表現するわけです。 この例凄い感動するほど分かりやすい!!!!!! ベストアンサー決定!