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なぜ日本では一神教はなじまないのか
近くて昔から交流の多かった韓国では キリスト教は少なくないのに、 日本ではなぜキリスト教などの一神教が広まらないのでしょうか? 宗教にはくわしくありません。 よろしくお願いします!
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1,キリスト教はいわば砂漠から産まれた宗教です。 つまり自然や生命現象が少ない地域の宗教です。 それに対して、日本は至る所自然に溢れ、生命が 満ちています。 こういう日本では、魂が溢れている、あちこちに魂が存在する と感じ、自ずと多神教になりやすいのだと思われます。 2,イエズス会が来日した時などの論争記録が残っています。 (1)庶民との論争 信じれば救われる? なら既に死んでいる先祖は救われないのか。 それでは困る。 (2)坊主との論争 神と対置して悪魔というが、善悪など時と場合に よって異なるだろう。 (3)新井白石 神が万物を創った? なら神は誰が創ったのだ? 神は自ずと存在する? なら万物も自ずと存在する のではないか。 キリスト教は、形而下学は凄いが、形而上学は子供みたいだ。 3,こういう状況に加えて、日本には天皇がおり、秀吉家康と キリスト教を禁圧してきた歴史があることが挙げられる と思います。 特に、徳川幕府が制定した檀家制度がキリスト教布教の 大きな妨げになったのではないでしょうか。 4,韓国ですが、あそこの自然は日本と較べると、荒涼としています。 それに儒教という下地があります。 日本の儒教と韓国の儒教は異なります。 日本のは、ただの学問教養ですが、韓国のは血肉となっており 宗教そのものです。 儒教の「天」をキリストの神に置き換えて、すんなり 受け入れることができたのではないでしょうか。 そして、皮肉なことに、儒教では女性差別が激しく、 それを嫌った女性がキリスト教に逃げた、という沿革が あるので、信者が増えたと言われています。
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- konata508
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素人ですが広まらなかったわけではないのでしょうが、キリシタンの歴史をみると最初は戦国大名にも外交貿易もあって受けはよかったようですがそ布教に政治的な理由(国王命令で植民地化や奴隷売買)が絡んでしまい秀吉にそれが見つかったことで布教を許されない事態になった歴史が出てきます。 キリスト教の場合、特にときの権力者に利用されて従順にさせるために土着宗教を弾圧や併合している部分が多いです(悪魔の名前に他宗教の神が多いこと)だから、運がよかったのかもしれません(小さい島国だったからかも) ただ、日本の天皇神話の部分も長年かけて英雄化していたりと歴史の改ざんも見られますので政治利用されなかったわけでもありませんが。
お礼
回答ありがとうございます。 歴史的な部分だと 秀吉がキリスト教を拒んだことをはじめに 日本では制限が多かったことが 大きな理由であると言えるということですね。 ありがとうございました!
- UROIUSH
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こんにちは 日本の気候が穏やかなのが一番の要因じゃないでしょうか? 一神教の地域は砂漠や寒冷地など厳しい自然条件のところが多いです。 そういった地域では農耕もままならないので、狩猟牧畜を行います。その結果として、家畜や獲物は神から与えられたものと考えるようになるんだと思います。 一方日本では、豊かな土地によって穏やかに農業を行えます。季節に合わせて農業を行う過程で、自然と一つになるという発想に至ります。このため自然に畏敬の念を持ち、八百万の神々の概念ができます。 ちなみに、韓国でキリスト教が広まったのは、朝鮮戦争の影響で日本以上にアメリカの影響力が大きかったからだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 私も、日本の土地が豊かなことが かなり関係あるのではないかと思いました。 やはり環境によって考え方はかわるものなのでしょうね! ありがとうございました!
- mmky
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日本ではなぜキリスト教などの一神教が広まらないのでしょうか? ○ 鎌倉時代に念仏宗教ができ多くの信者を獲得し現代に到っているわけですが、念仏宗教というのは一心に阿弥陀仏にすがるという宗教なのです。南無・阿弥陀仏ですね。これ西洋風に言い換えると「南無・キリスト」になるのですね。キリストというのは救世主という意味ですが、阿弥陀仏も救世主なのですね。これが、日本にキリスト教がはやらない理由なんですよ。つまり日本版キリスト教は念仏仏教としてすでに存在したからなのです。まあ、日本は宗教先進国であったが故に、聖書程度の内容ではくらませなかったのですね。そういうことだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 キリスト教がはいってくる以前に、 もともと同じようなものが存在していたということですね。 確かにそれなら似たようなものはいらないので 流行らないのもわかりますね! ありがとうございました!
- dogday
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日本は、先に多神教に組み込まれた天皇制で民族形成されているから。 天皇を認めないことはできても、権威が現実に存在するので、尊重せざるを得ない。 国王が神なのに、神より偉い神という概念が受け入れられない。 韓国は、儒教と道教が素養で、階級宗教ベースですから、現行より優れた存在が現れると、比較して乗り換える事ができるのです。 国王が国民に権威的であるが、ずっと傀儡国家だったのも大きいです。国民が表向き服従するが、本心で屈服していない歴史が長い。
お礼
回答ありがとうございます。 天皇制についてはまったく考えていませんでした! 制度も関係しているのですね。 新しい考え方を発見できました。 ありがとうございました!
- 佐藤 志緒(@g4330)
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キリストやムハンマドが生まれるより遥か昔、古代より天照大神を初め七福神など多くの神に守れれたきた。 だからキリストも神の一人でしかない。 「八百万の神」の言葉があるように多くの神が日本にはいます。 日本の神々 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A5%9E%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
お礼
回答ありがとうございます! 日本にはもっと古くから神がいたとされていて キリスト教などが入ってきても それがゆるがなかったということでしょうか。 リンクも参考にさせていただきます。 ありがとうございました!
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お礼
回答ありがとうございます。 キリスト教が日本にわたってきたときの 当時の人々の意見など 細かいところまで詳しくありがとうございます! 韓国のことについても書いてくださり、 とても参考になります。 ありがとうございました!