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この日本語、おかしくないですか?
最近、特に若い人が多用する「○○じゃないですか?」という言葉に違和感を覚えます。 「このラーメン、超おいしくないですか?」 「このスカート、超かわいくないですか?」 でも、タイトルに書いた「おかしくないですか?」は、自然な感じがします。 おいしい、かわいい、など、肯定的な言葉に「ない」を付けると変だけど、 おかしい、などの否定的な言葉には「ない」を付けても不自然に感じないのだろうか? と考えてみたりもしたのですが、きちんと国語的に分析すると、 私が「おいしくない」「かわいくない」に感じる違和感と、「おかしくない」に感じる自然な感じは、 どういうことになるのでしょうか?
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多分、 「この芸人、超おかしくない?」 って書くと 「このラーメン、超おいしくない?」 「このスカート、超かわいくない?」 に感じた違和感と同じ違和感を感じる筈です。 「~と思います」の間接的表現に「~のではないだろうか」と言うのがあります。 「おかしいのではないだろうか」 「おいしいのではないだろうか」 「かわいいのではないだろうか」 どれもすべて「肯定+のではないだろうか」であって 「おかしいと思います」 「おいしいと思います」 「かわいいと思います」 と言う意味です。 「のではないだろうか」を「のではない+だろうか」と「誤解」した場合「肯定+のではない(否定)+だろうか」になります。 この状態で「だろうか」を削り、肯定+否定=否定、として短縮し、疑問符を付加すると 「おかしい+否定+?」=「おかしくない?」 「おいしい+否定+?」=「おいしくない?」 「かわいい+否定+?」=「かわいくない?」 になります。これが、今の若者言葉なのでしょう。 さて「何故『おかしくない?』にだけ違和感を感じないか?」と言う点ですが、「おかしくない?」だけは「以前から普通に使われていたから」だと思われます。 例えば「この計算、ちょっとおかしくない?間違っているんじゃない?」とか「合計金額、おかしくない?」など。 若者言葉が出来る前から「異常があるようだ」と言う意味で「おかしくない?」が普通の言葉として使われていたので「違和感が無い」のでしょう。
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- kine-ore
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「この日本語、おかしくないですか」を平体に戻すと次のようになります。 ↓ 「この日本語、おかしくないだか」 これは一般的には次のように言います。 ↓ 「この日本語、おかしくないだろうか」 「この日本語、おかしくないのだろうか」 これを「です・ます」体に戻します。 ↓ 「この日本語、おかしくないでしょうか」 「この日本語、おかしくないのでしょうか」 一方、「超~ないですか」の方はイントネーション自体が通常表現とは異なっており、そこには幾段階かの言い回しが混じったものの省略形となった俗語表現でしょう。 「このラーメン、超おいしいね」→「このラーメン、チョーおいしくねー?」という今風の言い回しに、まったくとって機械的に丁寧語の疑問形「ないですか」をくっつけただけの、インスタント俗語構文なのでで一般風にすれば次はいかがでしょう。 「このラーメン、チョーおいしいよ。(あんたは)おいしくねー、でしょうか。」
- garamond
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「おかしくないですか」も誤りです。 正しくは「おかしくありませんか」です。 「危ないですから、…」は、口語日本語の欠陥により、文法に適った形で表現することができないため、会話レベルでは許容せざるを得ませんが、 1.打ち消しの場合 「おかしくありません」と共通語で言えますから、わざわざ誤形を使う必要はありません。 「おかしくあります」は共通語に定着しなかったので、しかたなく「おかしいです」に目をつぶっているのです。 「おかしいでした」はもちろん、「おかしかったです」も間違いです。 2.副助詞がつく場合も、正しい形が共通語で使えます。 「嬉しくはありますが、恥ずかしくもあります。」 基本形の「嬉しくあります」は共通語では使えないのです。 文章を書くときは、です・ます体の文末には形容詞を持ってこない工夫が必要です。 「楽しく過ごしました。」 「楽しい一時でした。」 など。
- marisuka
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もしかしたら… 「おかしくないか」は単なる疑問文。 「おいしくないか」は反語。 これでどうでしょう。 「おかしくないか」は、あなたにとってはおかしいことではないの? と聞いているので、単なる疑問文。だから違和感なし。 「おいしくないか」は、「おいしくないだろ? なあ、そうだろ?」と反対のことを疑問形式で尋ね、「いやそんなことはない、おいしいよ」と答えさせる反語。ふつう反語って、エラそうな物言いです。そこに「です」なんかがついているから違和感がある。 こう考えれば納得いきませんか。
- mide
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そうですか。私には 「この日本語、おかしくないですか?」 と 「このラーメン、超おいしくないですか?」 「このスカート、超かわいくないですか?」 の違和感の度合いはほとんど変わりません。どちらも 形容詞の否定+「ですか」 であり,同じ程度の違和感があります。形容詞の否定+疑問 であれば,私にとって違和感がないのは, 「この日本語、おかしくない?」 「この日本語、おかしくありませんか?」 「この日本語、おかしいんじゃない?」 「この日本語、おかしいんじゃありませんか?」 のような言い方で,肯定的か否定的かという意味の部分はほとんど影響を与えないと感じます。
どういう意味で違和感を感じておられるのか?・・・よく解りませんが・・・ 質問内容から・・ >おいしい、かわいい、など、肯定的な言葉に「ない」を付けると変だけど・・・ この文章から考えると、 >「このラーメン、超おいしくないですか?」 「おいしく無い」ですか? つまり、不味いですか?と聞いている。と捉えるので 違和感を感じる。 と、解釈しました。 (この考え方からすると、タイトルの「この日本語、おかしくないですか?」 は「おかしい」と言っているのか?「おかしくない」と言っているのか???) >「このラーメン、超おいしくないですか?」 この場合の「ない」は「無い」ではありません。 意味的には、正反対。 ・超おいしいのではないですか? おいしいと思いますか? の意味になると思います。 しかし・・・ >私が「おいしくない」「かわいくない」に感じる違和感と、「おかしくない」に感じる自然な感じは、 この文章からは・・・ ・おいしい ・かわいい これは+の言葉、それに「ない」が付くことでーの言葉になってしまう ・おかしい(変) これはーの言葉、それに「ない」が付くことで+の言葉になる。 そこからの違和感なのか?とも、感じました。 >「このラーメン、超おいしくないですか?」 >「このスカート、超かわいくないですか?」 この表現は、昔昔の日本語表現にはありませんでした。 現代人が作りだした日本語、表現、はとても多いです。 古い時代の人は、尚更違和感を感じてしまいます。 ・このラーメン、とても美味しいと思いませんか? なぁ~んて言う若者は・・・居るのでしょうか・・・
- EFA15EL
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多分、言い方ひとつです。 例文の「おかしくない」も同じ効果を出す事は可能です。 「彼のあの態度、おかしくないですか?(怒り気味に)」 どうでしょうか。音に出してみるともっと分かるのですが。 これはつまり、同意を求めているかどうかの違いです。 「おかしくないですか?おかしいですよね?」という意味ですね。 実は「おいしくないですか?」も言い方ひとつで変わります。 「このラーメン、おいしくないですか?」 これを申し訳無さそうな顔で上司や先輩に聞いていると想像してみてください。 …違和感ないんじゃないでしょうか? 「このラーメン、不味いですか?」と同じニュアンスになりますよね。 例文だと「超」があるので読み違える事は無いと思いますが。
- RTO
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もはや疑問文の意味から外れてます これに近いのが 誰か親しい人の背中からこっそり近づき、背中をドンと叩いた時の反応 「びっくりするじゃないですか」 と同じです おそらく戦前であれば相当の違和感で迎えられたでしょうが、結構昔から違和感なく使われていました これの用法が拡大しただけです。 単なる感嘆文ですから それに対する応答は「えへへ」でも、気のない「そーだねー」でもいいわけですね あなたが違和感を持っていても 若い人が使い続ければ いずれ「ほとんどの日本人が違和感を持たない」ことになるでしょうし、すたれてしまえば「あのころはこんな言い方もしたね」程度の話です
私も違和感を覚えます。そういうふうに言う人は「頭悪そうだなあ」って思ってしまいます。 「~~じゃないですか?」 テレビ見ててもけっこうこの言葉を言ってますね。オッサンや政治家でも言ってますよ。 同意を求めるなら、普通に「~~ですよね?」と聞けば良いのに、 「~~じゃないですか?」と回りくどく否定するように言うと、なんか強要されているように感じてしまいます。 「おかしい」という言葉は、肯定形ですが、意味が「否定」ですよね。「正しい」←→「おかしい」。 だから、「おかしくないですか?」と聞くのは違和感がないのだと思います。