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ガイウス・ユリウス・カエサルの有名な言葉

「賽は投げられた Jacta alea est.」 と、スエトニウスの『カエサル伝』32章にあるようなのですが、 どこかで耳にしたのですが、カエサル本人は少し違った言い方をしたという話を聞いたことがあるような気がします。 どなたか、この事についてご存じの方がいらっしゃいましたらお教え願います。

みんなの回答

noname#118466
noname#118466
回答No.2

改めて検索してみると確かに二種類ありました。私の貧弱なラテン語の知識では次のように理解しました。 Jacta alea est =The die is cast 日本語では現在形受身は過去形で表現されるので「賽は投げられた」となります。現在形で表すと未来形のようになってしまいますね。「賽は投げられる」 Jacta alea esto =Let's the die be cast 賽よ投げられてあれかし?(賽よ、投げられて飛んで行け?)とでも訳しましょうか、要するに命令形で願望を表しているのだと思います。 Alea jacta este 私自身が書きましたが、間違いでした。esteは2人称命令形 なので、賽を擬人化すれば使える表現ではないかと思いますが記録文書等では賽を三人称で表すのが普通だと思います。しかし、この形は検索すると存在します。 以上、ラテン語に詳しい方の検証を待ちます。

noname#6420
質問者

お礼

補足の中に間違いがありました。 「Jacta alea est」は、現在形完了分詞+sum動詞 と書いてしまったのですが、「現在形完了分詞」なんてありませんよね(^-^; ただの「完了分詞」の間違いでした。

noname#6420
質問者

補足

 お返事が遅くなり、大変申し訳在りませんでした。  まだ調査中の段階なのですが、岩波文庫『ギリシア・ローマ名言集』柳沼重剛編の35ページに、この言葉が載っていました。ただし、意外なことに、ラテン語ではなくギリシャ語でした。  ご存じかとも思いますが、「Jacta alea est」の出典はスエトニウス『ローマ皇帝伝』だそうなのですが、他方プルタルコスによれば、カエサルは「そばにいた者たちに[賽を投げろ]とギリシア語で叫ぶや、部隊を渡らせた」(『カエサル伝』32)のだそうです。  ただ、この本(ギリシャ・ローマ名言集)の記述の仕方よく分からない点があり、上に挙げたプルタルコスの引用は『カエサル伝』32となっているにもかかわらず、見出しの部分では『ポンペイウス伝』60となっているのです。これは誰か詳しそうな方に本をお見せして、どういう意味なのか聞いてみたいところです。  ところで、ラテン語の問題なのですが、「Jacta alea est」は、現在形完了分詞+sum動詞で、完了の受動形ではないでしょうか。ですから、単純に、「賽は投げられた」もしくは「賽は投げられてしまった」。  また、ぼくの手元にあるラテン語の入門書『ラテン語初歩』(岩波書店)140ページには、「命令法には受動形はない」と断言されてしまっています(^^;) にもかかわらず、『ギリシャ・ローマ名言集』でも「賽を投げろ」のラテン語訳は「Jacta alea esto」でよいとなっています。どういうことなんでしょう???  しかし、いずれにせよ、「賽を投げろ」あるいは直訳的に「賽は投げられてあれ」(?)という形があるのは明らかなようですね。

noname#118466
noname#118466
回答No.1

単に語順の問題だと思います。ラテン語は英語と違って語順が自由だからではないかと思います。 通常Alea jacta este(アーレア・ヤクタ・エスト)と書かれます。英語ではThe die is cast.

noname#6420
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 語順の問題ですか・・どうもぼくの記憶では、確か完了形じゃなかったとか、受動形じゃなかったとか、何か多少内容に関わるものだったような気がするのですが・・・ 引き続き情報を募集いたします。

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