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なぜ英語を使うの?
外資系でもないのにお店の名前を英語にしたり、(お店の具体名は出しませんが) 日本人向けのポスターを英語で書いたり、(その英語は9割以上まちがっています) 商品パッケージなどの宣伝文句が英語だったり・・・、(各行にミスがあることも) なぜ英語で書くのですか。日本語の方が正確に伝わるじゃないですか。企業の側としては、英語で書くことの方が増収につながるのでしょうか。英語はただのお飾りで、意味は二の次なのでしょうか。
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以前、福岡の番組で街中の看板の英語の間違いを指摘して周るボランティアの団体を紹介していたのを思い出しました。 街中の看板で圧倒的に間違われているのはpermanentだそうで、制作費数万円の看板が間違った英語を使っていることを知った理髪店のオーナーが渋い顔をしていたのを思い出します。 ところで、日本人の英語好きですが、幾つかの理由があると思われます。 まず一つは、日本の立地と歴史です。 日本は島国であり、鉄の船や飛行機が無い時代は外国との交流・物流が僅かしかありませんでした。 そして長い鎖国時代です。 情報が殆ど閉ざされ、違う文化の物が入ってこず独自の文化を歩んできた日本では海外のものはどんな物でも物珍しく関心を持って扱われていたでしょう。 その為、僅かしか手に入らない海外製品は舶来品と呼ばれ珍重されてきました。 この頃から海外製品というだけでプレミアムがついていたのです。 明治や大正の頃には腐りかけた野菜を『外国から来た貴重な薬草』と偽って売っている人もいるぐらいでそのプレミアム感は凄かった事がわかります。 商才に優れた日本の商売人がそれを利用しないはずは無く、日本製品などでも外国語の名前をつけプレミアム感を出すことで原価ゼロで付加価値をつけていたんでしょう。 次は日本人の心の深さです。 日本人は他文化をものすごく寛容に受け止めています。 例えば、東京に行けば世界各地の料理が食べられます。しかも日本に来ている外国人のためにではなく、日本人向けに営業しています。 この様に他文化に寛容な日本人は外来語に対するアレルギーが元々少ないのでしょう。 英語の宣伝文句も日本人特有の『曖昧さ大好き』というところが関係してくるのでしょう。 外来語は日本語に訳する場合幾つかの候補が出てくるときがあります。 大抵は文章に合わせて適切な日本語が訳されるのですが、単語で書かれていた場合、全ての候補が頭に浮かびます。 そして見た人が自分に都合よく日本語訳を決めてくれます。 ずばりと日本語で書くよりも、英語で何となくの雰囲気を伝えて、見た人がその中から自分に都合のよい解釈をしてくれた方が宣伝文句に広がりが期待できます。 結論的には英語を使うと商売が上手くできる。
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- ca-jp
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ハイカラ(smart、chic、stylish、fashionable)と言う言葉がありますね。昔は外国物はすべてハイカラだと好まれたのを覚えています。(年がバレルかな~) 私は(今になって) bilingual believer です。ですから英語を使うとしたら小さい日本語を添えると国民みんなが自然に英語を覚えていくと思います。しかし間違った英語は困りますね。英語はコミュニケーションが第一、日本語は相手の気持ちを探るです。 質問とはちょっと違うんですが、あるニューズマガジンの記事【Say What?】で中国のオリンピック前は間違ったサインだらけだったそうです。lost in the translation は翻訳機のせいだということ。「施工進行中=EXECUTION IN PROGRESS」死刑囚の処刑が進行中というのが一番最初に頭にきますよね - 困ります。「小心滑倒=Slip and fall down carefully」[ATM=Cash Recycling Machine]など。 最近は翻訳機が良くなったとの事。「Keep Off the Grass」の意味の中国語を翻訳機で訳すと「The Little Grass Is Sleeping. Please Don’t Disturb It」または「 Don’t Hurt Me. I Am Afraid of Pain」になるそうです。日本語は中国語のようにいろいろな感情を含むので翻訳機は難しいでしょうね。 もちろん、私たちにとって日本語は、人間としての感情を表し、私たちの文化の基礎となる言葉なので、大切にする必要はたしかにあります。
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回答ありがとうございます。
- ID10T5
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この質問面白いので、どんな回答がつくか楽しみにしているんですが、ボクの見解は以下の通り。 (1)商品名や店名に使うのはグローバルに受け入れてもらいたいという思いから英語を使うのではないかと。外人がお客さんとして対応に困るんじゃないかと思うような街のお店ですら、英語で看板を出します。 思い出すのは某電機メーカーのN社。国民に受け入れてもらいたいからとN社という名前を付けたのはいいけれど、アメリカでは商標が取れないからということでP社に変えましたね。申し訳ないけどちょっと笑えます。 (2)今でも残る舶来品信仰。英語名やアルファベット名、カタカナ名がついていると、舶来品と同様に品質や性能が優れていると勘違いしたり、憧れを抱いたりする例。これは今でもあるように思いますね。 (3)単純にアルファベットや英語だとおしゃれではないかという勘違い。笑えるのは結婚指輪や婚約指輪に英語のメッセージを彫る例。このカテゴリでもときどき愛のメッセージを翻訳してくださいという依頼がありますね。あとは席次順や招待状にまで英語のメッセージを入れたり。招待客にイングリッシュスピーカーが全然いないのにね。日本語だとありがたみがないんでしょうか。 他にもあるかもしれませんけど、まずはこんなところで。
お礼
回答ありがとうございます。しばらくいろんな声を聞きたいと思います。 「舶来」という言葉を久しぶりに聞きました。自分にはこの感覚がなくなっていました。笑えるくらい懐かしいです。自分の意見と重なる部分が多いように思いました。
意味なんて二の次でしょうね!子供服に英語表記の意味が卑猥なのがあるそうで外国人がそれみたら『わお!』となるそうですね。 たまに漢字表記のTシャツ着て喜んでる観光客の外国人を見かけて、意味的に卑猥な日本語を思わせる漢字だったんで笑い転げるのを必死にこらえてた記憶がありますが、海外の方がどんな漢字でも格好良くみえるのと同じ感覚なのでは?
お礼
ありがとうございます。 例の四文字単語のTシャツを、年頃の同僚の女性が着ているのを見かけたことがあります。教えてあげれませんでした。フランスの人が「糞」って書いた祭りのはっぴを着ているのを見たことを思い出しました。誰が作るのでしょうね?
- ca-jp
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Exactly ! ! ! I always wondered. 回答ではありませんが、また変な商品名があるますね。 50年くらい前かしら?Creapという商品名のコーヒークリーマーがでました。大会社なのになぜ英語圏のコンサルタントを雇って新しい商品名をつける前に検討しなかったのかと当時不思議におもいました。 「Creap {Sounds like a creep}」 is a popular coffee creamer in Japan. I don't think it would sell well in English speaking countries.
お礼
ありがとうございます。 その手の逸話には枚挙にいとまがありませんね。 そうです、大企業なら海外展開する前に、外国の人を一人雇えばいいんです。
お礼
ありがとうございます。日本語は歴史的に外来語を受け入れやすい性質があるのは確かなようです。 「舶来品のプレミア感覚」「曖昧さが好き」・・・、なんとなく分かってきたような気がします。 しかし明快さを下地にする欧米の言葉とは相容れないもの皮肉ですね。