- ベストアンサー
おかめとはんにゃ
学校の美術の宿題で「おかめ」と「はんにゃ」を描きたいのですが、このお面って何か意味があるのでしょうか? はんにゃは怒って見えるのですが… 何か感情を表していたり、意味があるのなら教えてください お願いします!!!
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「おかめ」は平安時代以前の古代~中世日本における美女の顔です。 色白で太った福々しい女性は当時の理想的美女で、そういう女性は魔よけ・災厄除けになると信じられていました。 近・現代になるにつれ美女の定義が変化するとともに、縁起物としての「おかめ」の売れ残りを指して不美人の代名詞となってしまいます。おかげで今ではひょっとこと並んですっかり和製ピエロのような存在になってしまいました。 別名「おたふく(お多福)」ともいいます。 「おかめ(お亀・阿亀)」の名前の由来は室町時代の巫女だとする説があります。 「はんにゃ(般若)」は女性の嫉妬や恨みを現す鬼女の能面です。 したがってあの表情は怒りも含まれていますが、どちらかというと「(選んで貰えなかった)悲しみ」が根本にあります。般若の能面を作る人はこの悲しみと怒りの表情を共存させることに大変苦心します。 もともと般若という単語自体は仏教用語で智慧を意味するもので、般若の面の由来との直接的な結びつきはありません。何故、この能面が「般若」と呼ばれるようになったかは諸説あり定かではありません。いつのころからか般若という仏教用語の意味は忘れ去られ、能面の般若の方が定着してしまい、今の日本では「般若」といえば智慧を意味する仏教用語ではなく能面や能面に秘められた感情(嫉妬や恨み)を指す言葉になってしまいました。
お礼
回答ありがとうございます はんにゃとおかめはあまり関係ないんですね(^_^;) 画像で対照的に描かれているものがあったので関係していると勘違いしてしまいました ありがとうございました