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熱の物理学 エントロピー

一様な固体を真ん中で2つの部分に分けて考える。左部分と右部分の熱容量をCとする。この固体について、次の二つの状態を考える。 状態P:左右ともに温度T 状態:Q左は温度T-δT、右は温度T+δT 状態PでのエントロピーをS(P)、状態QでのエントロピーをS(Q)とする。 1.次式を計算して2つの状態のエントロピーの差⊿S=S(Q)-S(P)を求めよ。 ⊿S=∫p→Q:可逆 d’Q/T 2.⊿SをδTについてテイラー展開し、δTについて1次の項δSが0になることを示せ。又、δTについて2次の項δ2乗Sを求めよ。 3.δ2乗Sの正負を答えよ。 4.以上の結果より、PとQのいずれの状態が平衡状態であるかを理由とともに答えよ。 この問題をよろしくお願いします(><) 明日テストなのでとてもピンチです。お願いします。

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  • jamf0421
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回答No.1

温度差がない状態からある状態に準静的に移したとします。一方から他方へdqの熱を移した時の温度上昇(下降)はδT=dq/C(δT=-dq/C)です。エントロピー変化は熱をもらった方は ΔS1=∫dq/T=C∫dT/T=Cln[(T+δT)/T]...(1) 熱を出した方は ΔS2=∫dq/T=C∫dT/T=Cln[(T-δT)/T]...(2) です。 よって S(Q)=S(P)+ΔS1+ΔS2 S(Q)-S(P)=Cln[(T+δT)/T]+Cln[(T-δT)/T]...(3) あるいは(3)は S(Q)-S(P)=Cln[(T+δT)(T-δT)/T^2]...(3)' とも書けます ここで (T+δT)/T=1+δT/T...(4) (T-δT)/T=1-δT/T...(5) と書けます。そしてδT/Tは微小量と看做せます。ところで ln(1+x)=x-(1/2)x^2+(1/3)x^3-(1/4)x^4+... と展開できますから ln(1±δT/T)=±δT/T-(1/2)(δT/T)^2±(1/3)(δT/T)^3-...(6) と展開できます。(6)を(3)に代入すると一次の項は消えます。とりあえず2次の項まで書くと S(Q)-S(P)=-C(δT/T)^2<0...(7) となります。つまり温度差がでるとエントロピーは下がります。 Pの状態から微小温度δT変化させると必ずエントロピーが減るのでエントロピーは極大になっています。よってここが平衡点です。

mayacha-n
質問者

お礼

どうもありがとうございました!!!!