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英文の解説:現在分詞と動名詞と関係代名詞の違いについて
- 現在分詞とは、動詞の-ing形を名詞のように使うものです。例えば、Tom and Ken were there making lunch.のmakingは現在分詞で、動名詞のような働きをしています。
- 動名詞とは、動詞と名詞が結合した形です。例えば、Tom and Ken were at the table, playing Monopoly.のplayingは動名詞で、前の文を修飾しています。
- 関係代名詞とは、文中の名詞と後続する節とを結ぶ役割を果たすものです。上記の文において、makingやplayingは関係代名詞ではありません。
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▼Tom and Ken were there making lunch. この文のmakingは現在分詞です。 判別の仕方は、まず文の中でのmakingのはたらきを考えることになります。 1.動名詞なら名詞ですから主語、目的語、補語などになります。この文はSVの第2文型だということはお分かりになれますか?そうするとmakingが文の要素になっていませんし、前置詞の目的語などでもないので、動名詞ではなさそうだな、ということになります。 2.関係代名詞が省略されたと仮定した場合、お考えのように先行詞がみあたりませんね。 3.現在分詞は副詞句を導きます。Tom and Ken WERE thereなのですが、「たんにそこにいただけでなく、昼食を作っていた」と、making lunchがwereを修飾していますので、【結論】副詞的に使われた現在分詞だと言うことができます。 ▼Tom and Ken were at the table, playing Monopoly. ひょっとしたら関係代名詞の考え方をお間違えかも知れません。この文では苦しいですが、~ingの前に「関係代名詞who wereなどが省略されている」と理解することはありますが、分詞と関係代名詞は全く異なる品詞です。playingが関係代名詞になることはありません。 以下では「分詞構文」と「分詞の単なる副詞的用法」を区別して説明します。私の考えであり、「分詞の副詞的用法は全て分詞構文である」という考え方とは異なりますので、お使いの文法書の説明と違うかも知れません。ご注意ください。 この文は分詞構文です。playingは現在分詞です。現在分詞が接続詞の働きを兼ねて、それに後続する副詞節が主節全体を修飾することがあるので、それを分詞構文と言います。形分詞構文の目印がコンマになります。この分詞構文の意味は「~しながら」で、文法では「付帯状況」と言われます。主節で起きている事柄に状況を言い添えるために付け加えられています。 ▼playingの前の,の有無の理由や意味 これも私の考えです。 1.playing Monopolyのplayingは現在分詞で、コンマがなければ述部動詞wereを修飾する(単なる)副詞句を構成します。 2.コンマがあれば、playingは接続詞を兼ねる現在分詞で、playing Monopolyはコンマの前の主節全体を修飾する副詞句です。分詞構文となります。(この例文の場合、和訳で1.と2.の差を表現するのはちょっと手強いですが…)
お礼
大変有益な回答を頂きありがとうございました。