• ベストアンサー

知覚動詞の文について

I saw a dog barking in the garden. という文章は(1)「犬が庭でほえているのを見た」か(2)「庭でほえている犬を見た」のどちらの解釈をすべきでしょうか。どちらの意味でも伝わる内容は変わりないとは思うのですが、英語の講師をしている立場上、生徒からたずねられることがあります。どのように考えればよいか教えていただけますか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

学校英語の枠組みでは、学習者の混乱を避ける意味で、(2)を扱わないのが賢明だと思います。 問題の英文も、I saw Rover barking in the garden.あるいはI heard a dog barking in the garden.とすれば、意味解釈に問題は生じません。 そもそも、何を指導の目的にしているのか、「文法項目」と「例文」の間の整合性を十分に吟味する必要があると思います。 事実関係から言うと、I saw a dog barking in the garden.は、見た対象が、「犬が庭でほえている」場合と、「庭でほえている犬」の場合の二通りに解釈できます。分裂文(学校英語では、強調構文)の一種を使って、元の文をI sawとa dog barking in the gardenの二つに分解し、後者にスポットライトが当たる(つまり、強調がおかれる)ように表現すると、(a)または(b)のように言うことができます。 (a) [The scene I saw ] was a dog barking in the garden. (a)は、sceneから分かるように、見た対象は場面なので、a dogとbarking in the gardenは、意味上、「主語と述語の関係(学校英語では、Jespersenの用語を借りて、nexusと呼ばれることがあります)」を成す文がsawの後に隠れていることを示します。 (b) [The only animal I saw] was a dog barking in the garden. (b)は、見た対象に動物を選ぶことも可能なことを示し、この場合、barking in the gardenは、(学校英語の枠組みで言えば)a dogを修飾する形容詞的表現と分析されます。 参考まで

その他の回答 (3)

回答No.3

アメリカに35年ほど住んでいる者です。 私なりに説明させてくださいね. see, hear等のいわゆる知覚動詞といわれる動詞の後に現在分詞が来ると、どう考えても、そのもの(目的語になるもの)がある行動をしているのを見た、と感じます. 目的語に現在分詞が来た時に、普通ですと、目的語の後にthat isが入っていて意味としては、日本語の言い方として、後ろから装飾する形になりますね. I was scraed of the dog (that was) barking at me.として、私に向かってほえていた犬が怖かった、となりますね. しかし、知覚動詞が来ると、この法則が成り立たなくなり、[、that is]の形を取るようになります. つまり、 I saw a dog, that was barking in the garden.と言う具合ですね. この考えには異論がある人はいると思いますが、私はこう感じます. 日本語では、ほえているのを見た、と言う表現をしますが、英語では、あくまでも、犬を見たのです. そして、その犬が何をしていたかを示すのが現在分詞句、となります. これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。

回答No.2

教える立場からすれば、まず、「知覚動詞+O+原形」の形から「知覚動詞+O+現在分詞/過去分詞」の形を第5文型と絡めて導き出す説明をし、この文章は、「知覚動詞+O+現在分詞」の形に当てはまっているため、「犬が庭でほえているのを見た」という意味になると説明します。 但し、midnightchocoさんがおっしゃっているような訳をする生徒も多くいます。知覚動詞の用法と訳し方を暗記しなさいという言い方もできますが、それでは教師として十分ではないですしね。 「庭でほえている犬を見た」は、 I saw a barking dog in the garden. ではありません。 基本的に分詞の限定用法は、分詞以外に目的語や補語、副詞語句などがつく場合、後置修飾なので。 ただし、このような訳になるということは、限定用法を用いる必要があります。その場合、 I saw the dog barking in the garden. とするのが自然でしょう。 aじゃなくてtheです。 状況から考えて、庭で吠えている犬が他多数いるとも考えられないですし、定冠詞で限定するのが普通です。でも、 この英文も知覚動詞の用法に適用させ、「その犬が庭でほえているのを見た」とも訳せます。 やはり基本的に、この形であれば知覚動詞の訳し方が自然です。 あとは、状況を考えると、どちらの訳が自然か、です。 「庭でほえている犬」を見たというより、「犬」を見たのであって、その「犬」が「どうしていたのか」を見たのです。「庭でほえている犬」を見たと限定してしまうことは状況として不自然であり、吠えていようがいまいが「犬」を目撃しているのです。 少しややこしい説明になりましたが、参考になったでしょうか?

noname#27115
noname#27115
回答No.1

I saw a dog barking in the garden. (1)「犬が庭でほえているのを見た」か I saw a barking dog in the garden. (2)「庭でほえている犬を見た」 でしょうね。