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p元体上の一般線形群について
p : 奇素数, F := Z/pZ : p元体, G := GL(2, F) : F上の2次一般線形群, H := SL(2, F) : F上の2次特殊線形群, Z := Z(G) : Gの中心, G_1 := HZ, A ∈ G に対して、 C_G(A) := { X ∈ G | AX = XA } : GにおけるAの中心化群, E : 2次の単位行列, U = {{1, 1}, {0, 1}} ∈ H とするとき、 (1) G_1がGの指数2の部分群であることを示せ。 (2) C_G(U) ⊂ G_1 であることを示せ。 (3) U^H, U^(G_1), U^GでそれぞれUを含むH, G_1, Gの共役類を表すことにすると、 |U^H| = |U^(G_1)| = |U^G|/2 という等式が成立することを示せ。 という問題の解法が分かりません。 C_G(U) = { {{a, b}, {0, a}} | a, b∈F, a≠0 }, Z = { aE | a∈F, a≠0 }, |G| = (p^2-1)(p^2-p), |H| = (p^2-1)p, |Z| = p-1 までは調べたり計算するなどして出してみたのですが、 これも合っているのかどうか自信がありません。 どなたか教えてください。よろしくお願いします。
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- ftg_
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しばらく考えていたら、(3)も出来ました。 第二同型定理や、共役類と中心化群の関係を忘れるなど、 群論の基本事項の復習が不十分だったようです。 大変お騒がせしました。 |U^H| = | H : C_H(U) | = | H : C_G(U) ∩ H | ここで、 C_G(U) = { {{a, b}, {0, a}} | a, b ∈ F, a^2 = 1 } であるから、| C_G(U) | = 2p よって、 |U^H| = (p^2 - 1)/2 同様にして、 |U^(G_1)| = | G_1 : C_G(U) ∩ G_1 | = | G_1 : C_G(U) | = (p^2 - 1)/2 |U^G| = p^2 -1 が言える。 したがって、 |U^H| = |U^(G_1)| = |U^G|/2
- ftg_
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(2)も示せたので、回答します。 任意のA = {{a, b}, {0, a}} ∈ C_G(U) (a, b ∈ F, a≠0) に対して、 h := a^(-1) A, z := aE とおけば、h∈H, z ∈Zで A = hz ∈ HZ = G_1 したがってAの任意性から、C_G(U) ⊂ G_1
- ftg_
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何日か自分で考えたところ、(1)だけ解き方を思いついたのですが、 質問の編集や追記などができないようなので、 自分で回答します。 (2)、(3)についてはまだ解き方が分からないので、 分かる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 (1) HはGの部分群、ZはGの正規部分群なので、 第二同型定理により、 H/H∩Z = HZ/Z したがって、ラグランジュの定理により、 |H|/|H∩Z| = |HZ|/|Z| が成り立つから、 |G:G_1| = |G|/|G_1| = |G|/|HZ| = (|G|*|H∩Z|)/(|H|*|Z|) = {(p^2-1)(p^2-p)*|H∩Z|}/{(p^2-1)p*(p-1)} = |H∩Z| となる。 ここで、aE ∈ Z (a∈F, a≠0)に対し、 aE ∈ H ⇔ |aE| = 1 (mod p) ⇔ a^2 = 1 (mod p) ⇔ a^2 - 1 = 0 (mod p) ⇔ (a - 1)(a + 1) = 0 (mod p) より、a = ±1 (mod p) p:奇素数より、p>=3だから、+1 ≠ -1 (mod p)である。 よって、|H∩Z| = 2 したがって、|G:G_1| = 2