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『釈氏要覧』について
『釈氏要覧』についての論考を探しています。宋の道誠の撰によるもので、天喜三年(1019)に著され、古くから日本には請来されているようなのですが、寛永十年という比較的遅い時期に初めて刊行されています。 この寛永本の『釈氏要覧』についての論文や、内容そのもの(百科事典的な性格など)については色々と本が出ているのですが、請来当時(鎌倉から室町くらいではないかと思うのですが)のことを書いた論文などは、探せないでいます。 当時、どのような宗派によって注目され始めたものなのかが知りたいのですが、どなたか良い本や論文などをご存知の方がいたら教えてもらえませんか?
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noname#7049
回答No.1
こんんちは。 ずいぶん専門的な知識を必要とする問ですので、私ではちょっとお役に立てませんが、もし、あまりにも専門的で、どなたからも回答がないようでしたら、こういうのはどうでしょう? 『仏書解説大辞典』はご存じかと思いますが、あれに『釈氏要覧』の末註等がでていないでしょうか? その註疏等が主に誰(どこの宗派)によって書かれたか、さらにその著者についての研究を拾えるようであれば、もしかしたら手がかりがつかめるかもしれません。また、仏書の末註には、クズのようなものもありますが、当時の学説を逐一拾う形のものもありますから、もし入手できそうなものはごらんになってみた方が良いかもしれません。 大学生・院生でしたら、国文あたりに、そういう仏書の流通に明るそうな方はおられないのでしょうか?
お礼
お礼が遅れてしまい、大変恐縮です。 仏書解説大辞典や望月仏教大事典などに当たってみたところ、註疏などについては書かれておらず、もちろん両方とも大陸の人物のようです。序は盲林が、巻末は紫魚金によって書かれた、とありました。どちらの人物も全く聞いたことがないので、少し調べてみたいなと思います。 丁寧にお答え頂いてありがとうございました!