地方に鉄道がなぜ必要?
先日地方を旅行した時に、第三セクターが経営するローカル線を利用しました。
時刻表を見ると、平均2時間に1本でした。
聞けば、国鉄が民営化される際、万年赤字路線を切る捨てるべく地元に説明したところ、住民から大きな反対運動がおきたため、やむなく第三セクターとして再出発する事になったとの事でした。
ところが、もともと利用者が少ないために赤字路線に転落したわけですから、第三セクターとなって知恵を絞って利用者獲得を目指したとしても無理があるわけで、案の定、毎年巨額の赤字を垂れ流し、また地元自治体の補助も限界にきており、最近は廃線の話もチラホラだとか ・・・
そこで不思議に思ったのが、国鉄が地方の赤字ローカル線の廃止を決定した時、全国的レベルで廃止反対運動があったように記憶しているのですが、なぜ反対したのでしょうか?
鉄道事業は定期的な線路の保全、駅舎の維持管理、列車一両の駆動に要するエネルギーなど、大きなコストがかかる事が知られています。
乗客の少ない地方にとってのメリットは、時刻表どおりに運行されるという 「定時性」 くらいでしょうか。
でもバス路線でも、交通量の少ない地方でしたら都心のような交通渋滞なんてあるはずもなく、ほぼ時刻表どおり運行されるように思います。
また、大雪になれば運行停止になるのはバスでも鉄道でも同じでしょうし ・・・
逆にバス路線の場合には、利用状況によって停留所の増減や場所の移動なんて、いとも簡単にできるわけだし、運行コストもバスと比べてはるかに低減できると思います。
自治体の負担も少なく、住民にとっての利便性も高いと言えます。
という事で、たとえば毎時1本あるバスより、2時間に1本しかない鉄道の方を希望する住民の考えが理解できません。
お教え下さい。
お礼
確認までしていただき、ありがとうございます。 19年版・・・ユーズドならあるかぁ。