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論文において、酵素のシステインをセリンに変える理由
よろしくお願い致します。 酸化還元酵素などに関する海外の論文を読んでいると、しばしば酵素の活性に重要と思われるシステイン残基をセリンに変異させたリコンビナント酵素を作製し、精製し、その能力の変化(活性が大幅に下がった、など)を報告しているものが見受けられます。 これらは「このシステイン残基はこの酵素の活性に重要だ」と結論付けている論文がほとんどなのですが、この結論は何か重要な事柄なのでしょうか? たくさんのリコンビナントを作る(2つの重要なシステインを持っている酵素の、片方のシステインを変異させたもの2つ、両方を変異させたもの1つ、など)労力も相当のものでしょうし、「システインはこの酵素に重要!」という結論は、1つの論文として認められるほどの結果とも思えない気がしてしまいます(非常に失礼な見解だとは思うのですが…)。 これらの論文の結果の重要性はどのようなものなのでしょうか?単純に結果が出やすいだけ、とかなのでしょうか?教えて頂けると非常に有難いです。
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- jkpawapuro
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回答No.1
そのシステインがもたらすジスルフィド結合が、酵素活性に必要と言うことを示唆しています。 ジスルフィド結合は立体構造にもっとも強い影響を与えるので、まず真っ先に狙われます。 これだけの事が論文になるかどうかは、その酵素の重要性や利用価値に依りますので、なんとも言えません。 あるいはそのシステインの有無がなんらかの遺伝病の原因遺伝子になってたりして。