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昭和初期の同人誌「半仙戯」について
昭和初期の文士の勉強をしています。 昭和初期の同人誌「半仙戯」について、 何時から、何処(発刊元)から、どんな詩人が、 今、半仙戯はどうなっているか を知りたいのです。
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今晩は。 概略は既に回答がありますが、結局具体的な内容はウェブではほとんど判らないということでしょう。ただし基本的な事項をきちんと押さえてあるので、次の段階の調査の基礎として非常に役に立ちました。 ということで、やはり現物に当たってみるしかありません。そこで所蔵していそうな図書館を調べてみます。 ・国会図書館・・・ありません。 ・大学や博物館等を結ぶwebcat http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/ ・・・項目のみ該当あるも詳細は不明。所蔵館は無し。 ・国文研・・・該当項目無し ・日本近代文学館・・・計6冊の該当あるも、詳細不明。 http://webopac.bungakukan.or.jp/ ・ついでにもう一つだけ地方の文学館を調べてみたところ。 http://www.kanabun.or.jp/ ・・・該当全5項。 このうち2が時期的に何らかの関連があるかも知れないものの、こちらは俳句の同人誌のようで、真相は不明。 http://www.kanabun.or.jp/csp/kkbw/cal950.csp?Phase=240&Pg=1&Ln=2&Jid=119750&Uid=87019&Wno=313&Zno=4980&Bn=ZW91004735&PicMode= これに関してはともかく、ここの所蔵資料の内容から、以下のことがほぼ確実になります。 http://www.kanabun.or.jp/csp/kkbw/cal950.csp?Phase=240&Pg=1&Ln=3&Jid=119750&Uid=87019&Wno=313&Zno=12203&Bn=ZW96000581&PicMode= 「半仙戲」 石川道雄編、半仙戯社発行。 昭和8年5月号、創刊号。 3号までは月刊。 4から6号(終刊)までは隔月刊。 日本近代文学館ではどうかは判りませんが、鎌倉では直接閲覧することが可能になっています。それほど遠くないところにお住まいなら直接訪ねるのが良いのではないでしょうか。 それが叶わない場合には参考調査(レファレンス)依頼のメールを出してみてはどうでしょうか。 http://www.kanabun.or.jp/0c40.html ただし利用条件に「網羅的な文献目録、書誌等の作成など」は受け付けないとあります。これだと特定の作家に関する記事の所在に付いてなら答えてもらえます。 日本近代文学館辺りでなら雑誌の内容目録を作成しているのではないかという気もします。鎌倉で駄目なら、「日本」にも当たってみましょう。 尚、他地域の文学館は全く調べていません。決して可能性が無いわけではありませんから、ご自分で各館を調べてみると意外な結果が待っているかもしれません。
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- dayone
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No.2の ichien2 様に刺激されて再度検索してみました^^ 今回も極めて僅かの情報に過ぎませんが、 「半仙戯」昭和8年創刊 全7冊 の様子が伺えます。 下記HPの中には、1997年1月19日付で貝塚氏のカキコミがあります。 電脳談話室 愛書家パティオのホームページ> パティオ過去ログ一覧[1995年12月~1997年12月]> ★1997年1月~5月[1月後半]> 愛書家HPログ抄 1997年1月後半 1997.1.15~1.31 http://www.nurs.or.jp/~namaste/b_log22.htm (4段目)408 [97/01/19 21:16] MGG01033 貝塚:半銭同人関連詩誌 黄眠詩塾関連の詩誌については、「幻想文学」25号で渡邊一考氏が詳細を紹介されております。 また、「本の本」76年9月号には関川左木夫氏の石川道雄の著作に関する論考が掲載されています。 以下は主に前者を参考としています。 半銭同人こと石川道雄が編輯あるいは発行していた詩誌は以下の通りです。 …「半仙戯」昭和 8年創刊 全 7冊、… 上記と ichien2 様の情報を重ねると、6冊目の「2巻1号昭和9年1月号(1934年)」の次に まぼろしの7冊目(「2巻2号昭和9年3月号(1934年)」?)が存在する可能性があります。
お礼
回答ありあとうございました。
- dayone
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僅かの情報なので既に御存知ならm(_"_)m 「半仙戯」は、石川道雄編集で1933(昭和8)年5月創刊。 昭和8・9年には中原中也の作品収録。 ◇『誰も語らなかった中原中也/福島泰樹』(249頁) …然し大学の教室より遙かに多くの時間と体力と精根を必要としていたのは中原中也との交友と、 当時、独逸浪漫派の鬼才ホフマンの翻訳をしていた石川道雄主宰の同人誌「半仙戯」のお手伝ひであつた。 この二人の大先輩の流儀はいづれも「捨身」であつた。お蔭で私はフランス文学より菊正宗の方で鍛えられることと相成つた。… 参考URL ◇http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/A/ishikawa_mi.html 石川道雄 1900.10.23(明治33)~1959.2.25(昭和34) 大阪出身。号を道游山人、羊仙道人。1925(T14)東京帝大文学部独文学科卒。 学生時代の'21鈴蘭社同人となり、'25「緑泉集」刊行。 以後「ゆふされの唄」「半仙戯」などの詩集刊行。 独文学者で、'29~'43(S4~18)東京府立高等学校教授。 戦後、国学院大学教授、山梨大教授、'57より北大文学部独文科主任教授を歴任。 ドイツ・ロマン派のホフマンなどの翻訳もした。行年58歳。 ◇http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3973/book-hyouron.htm 中原中也の遍歴 1933(昭和8)年6月同人誌「半仙戯」に作品を発表する。 ◇http://d.hatena.ne.jp/gravity2/20040706 中原中也の年譜 昭和8年「半仙戯」にマラメルの散文詩「未来の現象」訳、 リヴィエール「ボオドレエル」訳、ヴィヨン「プチ・テスタマン抄」訳を発表。 昭和9年「半仙戯」に「去年の秋の手紙」を発表。 (白凰社 「中原中也詩集」年表等 参考) ◇http://homepage3.nifty.com/kamez/review/review6.htm …この「夏」によく似た作品が高森文夫にもある。 もちろん中也の抒情とは異なる。 一九三三(昭八)年「半仙戯」四号に発表された作品である。 「半仙戯」は、石川道雄編集でこの年の五月に創刊されている。 文夫二三歳の時の作品であるが、 すでに中原中也と知り合って二年目に入った頃の作品である。 文夫の第一詩集『浚渫船』に収録された。
お礼
ご回答ありがとうございます。ご提示頂きました内容をのぞいて見てみます。 お手数おかけしました。
お礼
回答ありあとうございました。 御提示頂いたURLから、半仙戯社や半仙戯発行所など、 また、神奈川近代文学館(近い)に行ってみようと思います。