勾配とシュワルツの不等式
写真の命題の証明
(D_uf)(x) = (grad f(x))|u)とシュワルツの不等式により
(D_uf)(x) = (grad f(x))|u)
≦ |grad f(x)|・|u| = |grad f(x)|
等号が成立するのは, grad f(x)=cu (c≧0)となるとき, すなわちgrad f(x)がuと同じ向きになるときに限る.
とあったのですが、
(grad f(x))|u)=||grad f(x)||・||u||
⇔grad f(x)とuが線型従属になる
⇔r・grad f(x)=u, またはgrad f(x)=ruとなる実数rが存在する
より
「等号が成立するのは, grad f(x)=cu (c≧0)となるとき, すなわちgrad f(x)がuと同じ向きになるときに限る」
ではなく
「等号が成立するのは, c・grad f(x)=u, またはgrad f(x)=cuとなる実数cが存在するときに限る」
ではないでしょうか?
お礼
参考になりました。ありがとうございます。