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京言葉の使い方

京言葉で「○○しまへん」とか、「○○あらしまへん」などというフレーズを聴くことがありますが、どういう時に使うのでしょうか。ニュアンスがどうもよく分からないのです。 方言の解説書を紐解いても、この件については触れられていないのです。

みんなの回答

  • chomicat
  • ベストアンサー率55% (586/1047)
回答No.4

>最初に「年寄りなら頻繁に使うでしょうね。」とありますが、 >「かましまへん」と言うのは年配の人の言葉遣いで、 >若くなれば「かまいまへん」となる、と理解していいのでしょうか? >それとも、「かまいまへん」に比べて「かましまへん」というときは、 >少し気取ってまたは丁寧に言おうとするときに使うのでしょうか。 私は代々中心部に住んでいる後期高齢者です。 若い人の言葉使いは関西一円で似通ってきています。全国どこの地区でもその傾向が見られると思います。 若い人の使う京都の言葉は一昔前とは大分異なってきていますし、現在の大阪の言葉のようにがさつになって来ていると感じています。 「かましません」「かまいまへん」が年齢によってという事は全く関係の無い事です。 男性が「かまいまへん」と云うのと同じ状況で女性は「かましません」と言うでしょうね。 話している相手が自分と同等あるいはそれ以上であれば「かまいまへん」「かましません」を使いますが、知り合いや目下、近所の親しい人などに対してなら「かまへん」あるいは「かまへんのに」というでしょう。 でも女性なら(そんなん)「かましませんのに」と使うはずです。 で、「かまへん」と云う時は本来の京都人なら「かまへん、かまへん」と二度繰り返すはずです。 形容詞や副詞、修飾詞などに当たる言葉を二度繰り返すのは古くから京都に居住している人間の話し方です。 「きんの(昨日)いつも行く鴨川のとこで(場所で)ちっちゃい、ちっちゃい猫がいたんで持ってこ(拾ってこよう)とおもたけどお母ちゃんに怒られるしやめたんや」 ・・・のようにです。 会話の内容や相手によって色々変化するのが京都の言葉の特徴かもしれませんが、それを系統立てて解説出来るものではありません。 会話のやり取りや話している相手、男性か女性かによっても無数に変化します。 小説をお書きになるとの事。登場人物の言葉には苦労なさると思います。 武士でも京都の言葉を使っていた筈ですが、文章にする時会話の所でも喋り言葉をそのまま書く訳にはいかないと思いますので、そんなに厳密にお考えにならなくても宜しいかと存じます。 ただ、町家やおばんざいなどという言葉は比較的新しいもので作られた言葉です。 町衆という言葉は古くからありますが町家は普通、仕舞屋(しもたや)と云っていました。 但し東京で言う仕舞屋とはニュアンスが異なり、単に町中の(旧市内)にある普通の家を指します。 またそれらの家が全てうなぎの寝床と言われるような奥深いものでもありません。 商売(繊維関係)をなさっている家は奥深いものですが、中心部の古い家ですと奥深くなく一階は精々4畳半、三畳に台所、風呂、便所、一坪くらいの庭、二階も三畳二間くらい、おまけに二階の屋根は低く窓も虫子作りの家が多いものでした。 京都の料理が薄味だと誤解されているように(本来は家庭料理も味が濃く、味醂も濃い口醤油も多用し、すき焼きの時以外は砂糖を使わないのが特徴です)色々な誤解がまかり通っています。 小説ですから厳密にお考えにならず自由な発想で言葉をお書きになればと思います。

kanbayasi_r
質問者

お礼

ありがとうございました。よく分かりました。 学生時代の4年間、京都市内に住んでいたことがあって、京言葉の会話を書けるはずだと思っていたのですが、現実は、どういう言い方をしたらよかったかな、なんて始終迷ってばかりです。 他の地域の方言も勉強したりしますが、はやり京は長い歴史で日本の中心地にあっただけに、京言葉には美しく、奥深いものを感じます。 僕は「東男」ではありませんが、「京女」を嫁さんにすればよかったと、つくづく思います。

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  • hiroki033
  • ベストアンサー率39% (711/1788)
回答No.3

こんばんは。 なんにも面倒なことおへん。せやけど、うちの見方どすえ。かましませんか? って確認の時にも使いますね。(笑) 私は西陣のど真ん中の育ちです。三十数年間聞いてきた京都弁と、高齢者施設で働いてきて聞いてきた京都弁なので、方言の解説書じゃないです。その辺をご了承いただいたうえで、下記は私のニュアンスです。 「かましまへん」 →快諾。いいですよ。否定の時は軽く断る。 「かまいまへん」 →ちょっと丁寧。大丈夫ですよ。否定の時はちょっと突っぱねる。 「来やしまへん」 →手や首を横に振りながら。諦めが入ってる。 「来まへん」 →ちょっと怒っている。ツンと上向いて。 「やらしまへん」 →何かを誘われて断る。笑いながら軽い拒否。 「やりまへん」 →高飛車になって。対象をちょっと見下す。 「あかしまへん」 →自分を下げる。自分にはレベルが高くてできない。 「あきまへん」 →絶対に嫌。帯を引っ張られて「あれ~」(笑) ただ、この短い数文字に、ものすご~~~~~く裏がありますよ。(笑) 以上!hiroki033がお伝えする適当京都弁でした。 なんや見ててそない感じがしやしまへんか?(笑)

kanbayasi_r
質問者

お礼

ありがとうございました。とてもよく分かりました。 「かましまへん」と「かまいまへん」とを比べると、かましまへんの方がどちらかと言えば親しい間柄の時に使うのですね。

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  • chomicat
  • ベストアンサー率55% (586/1047)
回答No.2

年寄りなら頻繁に使うでしょうね。 ○○しまへん・・の○○の中には色々な言葉が使われます。 かましまへん。(かまいませんよの意味)・・肯定あるいは賛同。 いえしまへん。(云えません)・・否定(絶対的に否定するニュアンスがあります) 丁寧に言う時(目上の人などに)は「かましまへん」は「かましません」になります。 同じように云えしませんになり、花街の女性なら「かましまへんえ」或いは「かましませんえ」や(そんな事)「云えしまへんえ」などに変化します。 又、「かましまへんがな」や「かましませんがな」などと会話時の言葉のやり取りの変化からも都度変化していきます。(笑) ○○あらしまへん・・も色々に使われます。 そんな事あらしまへん(それはありません)・・否定(きっぱり否定のニュアンスが大きい) ただ言葉の抑揚や大きさで否定のニュアンスはきついか弱いか様々です。 こう云った事は学問などでは判らない部分ですね。 いつも使っている地元人同士なら微妙な部分まで瞬時に理解できますが。 花街の女性ならやはり「そんな事あらしまへんえ」と言いますね。この場合はきっぱり否定のニュアンスは弱いものです。すなわち相手に気を使った素振りがあります。 「そんなあほな事」の後ろにはあらしまへんが隠れています。 >方言の解説書を紐解いて・・・・・ 無理です。日常の会話に出てくる言葉であり語尾は如何様にも変化しますから系統立てて解説は難しいでしょう。やはり代々京都土着の人間、いわゆるネイティブスピーカーで無いと判り難いと思います。 余談ですが昔の京都のしゃべり言葉が今でも各地に残っている例はあります。 例えば「きのどくに」「きのどくな」は話している相手に「ありがとう」と言うのと同じ意味です。富山あたりでは未だ使っていると思いますけれどね。 家内は代々の江戸っ子の子孫ですが、偶に東京へ行き、店に入った時「いらっしゃいませ」じゃなく「いらっしゃいまし」と言われるとほっとすると申します。 ただ、京都と言っても旧市内の人達の言葉以外、西陣、室町あたりの繊維関係の家柄なら本家は滋賀にありますから江州の言葉も入込んでいます。 伏見ならもっと違う言葉もあるでしょうね。 全国どこの県でも同じような事が言えるのではないでしょうか?

kanbayasi_r
質問者

お礼

詳しく教えていただいてありがとうございます。 最初に「年寄りなら頻繁に使うでしょうね。」とありますが、「かましまへん」と言うのは年配の人の言葉遣いで、若くなれば「かまいまへん」となる、と理解していいのでしょうか? それとも、「かまいまへん」に比べて「かましまへん」というときは、少し気取ってまたは丁寧に言おうとするときに使うのでしょうか。 僕は、今つたない時代小説を書いていまして、舞台を、京を中心とした地域にしていますので、そこらあたりの区別も理解しておきたいのです。面倒な質問をして申し訳ありません。

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  • hiroki033
  • ベストアンサー率39% (711/1788)
回答No.1

こんばんは。 京都人どす。 「○○しまへん」は否定するときに使いますよ。 例。 「かましまへん」→結構です。 「きやしまへん」→来ない。 「やらしまへん」→しない。 「あかしまへん」→だめ。 「○○あらしまへん」は○○がいりますか?文章になっちゃいますよ。 「あらしまへん」で「ありません」では? 例。 「そこら見ましたけど、あらしまへん」 「そんなことあらしまへん」 違うてたらそれ以上言えやしまへん。(笑)

kanbayasi_r
質問者

お礼

さっそく教えていただいてありがとうございます。 否定的な返事をするときに使うことは分かりました。 もう一つ、教えてください。 「かましまへん」と「かまいまへん」 「来やしまへん」と「来まへん」 「やらしまへん」と「やりまへん」 「あかしまへん」と「あきまへん」 などの意味の違い、使い方の区別がよく分からないのです。 面倒な質問をしてごめんなさい。どうかよろしくお願いします。

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