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役に立った哲学者は誰ですか?
私は高校生の頃、苦労してフロイト全集を読みました。 さすがに色々得ることがありました。 しかし、その後、かなりの精神分析関係の本や一般的な心理学の本を読みましたが これといって収穫がありませんでした。 そして、知的好奇心を満たす為に、それまで苦手で敬遠していた哲学の本を読み始めました。 すると、入門書ではありましたが、あるわ、あるわ、 「考えるための道具」または「生きるための心構え」としての考え方を沢山知ることが出来ました。 哲学者で言うと、ヴィトゲンシュタイン、ラッセル、フッサール、ニーチェ等です。 皆さんは、他に役に立った哲学者はおありでしょうか?
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ディオゲネスという人です。案外有名でしょうか。 私は「良く生きること」とは何か?という抽象的なテーマについて深く考えさせられました。 実は彼には著作が一つもなく、妙な逸話がたくさん残っているだけですが、その逸話を手がかりに彼の本当の思想を探ろうと試みた著書『哲学者ディオゲネス・世界市民の現像(講談学術文庫)』があります。 他の哲学者と大きく異なっているのは、自らの思想を実践して示したという点です。極端とも思える彼の行動がとても印象的です。
- sawai197
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んー、とりあえず、日本人の好きな哲学者(推定)1位のニーチェ。とりあえず「それって要するにルサンチマンだよね」とニヒルに言っておけばOK!みたいな。「神は死んだ」かっこいいですね。 ジャニーズにイラッとくるのも、女子アナが嫌いなのも、公務員がフルボッコなのもみんなルサンチマンなんだよ! この判りやすさが素敵! 無神論なのも無神論者が多い日本人に受け入れやすいですね。 あと、日本人にはあまり人気がない(これも推定)ヘーゲルも役に立ちます。辛いことがあっても、「うん。これは自分に必要なこと」「昨日の自分と今日の自分は違う。どんなに後退しているようにみえても、それは前進」 トラブルがあっても当然、だって物事はすべて自身に矛盾を含んでいるから。でも、トラブルを解決すれば、より優れた状態に成長するはず。それが世界の法則、止揚(アウフヘーベン)だもん! レッツポジティブ。ある意味スピリチュアル? 同じく、日本では人気ないけど(くどいけど推定)好きな哲学、功利主義。これも役立ちますわー。「神は死んだ。そんなものいない」じゃなくって「神はいる。だって役に立つから」まさに役立つ哲学。いや、もっと正確に言うなら「役に立つなら神はいるし、役に立たないなら神はいない」という訳で、無神論者の皆様も安心してGo!功利主義!(ちなみに回答者も無神論者) 「幸福が計算できる」というベンサムの論は批判されまくりだし、私も単純に納得できるものではないけど、客観的に「幸福」や「権利」を評価するというシステムや思想はもうすこし活用されるべきだと思います。自分の「幸福」や「権利」だけが「特別」であって尊重されるべきと考える人多すぎ。 「満足な豚であるより、不満足な人間である方がいい」J・S・ミル そして、日本人が「好きじゃないといいつつ実は大好き」なツンデレ哲学者第1位(もちろん推定)のカント。も、もちろん私だってカントなんて好きじゃないんだからね! だって、好きじゃなかったら、募金やボランティアが話題になる度に「それは真の善意か?」「その行為をすることによる自分の利が何ひとつないのか? あったらそれは悪なのでは?」「ボランティアは自分の為なのか? それとも相手の為なのか?」「自分の為などというのは偽善」「いや、相手の為などという方が偽善」などが大論争となることはないでしょう。 ちなみに回答者は功利主義者なので「結果的に役に立てばどうでもいい」「中でも、自分の為にも相手の為にもなればサイコー(最大多数の最大幸福)」という単純な立場です。 最後に、「役に立たせる」為にかなりの哲学的思想を自分なりに拡大解釈(誤解・曲解)したことを申し上げておきます。でも「哲学」ってそんなもんだと思います。
お礼
う~ん。素晴らしい!! どっから手をつけていいか分かりませんけど とにかく良く分かりました(笑) ニーチェは、かなり、トンデモみたいですけど とりあえず元気は出ますね。 今、マルクス、カント関連の本読んでますけど ヘーゲルは、全くもって、避けて通れないみたいですね。 「功利主義」 なんか名前で損してる気がします。 一言で言っちゃうと、どうしても肝心なところが抜けるんじゃないでしょうか? ベンサムも興味津々です。 「満足な豚であるより、不満足な人間である方がいい」J・S・ミル これは、激しく同意です(笑) 大体、哲学者って、そういう人種ですよね。 確かに、カントは真面目過ぎて、まだるっこしい感はありますね。 ただ、私は最初、哲学にとりあえず知的好奇心を満たすことは期待しても 「役に立つ」ことは全然期待してませんでしたが こんなに「役に立つ」ことに驚いております。 ですので、sawai197さんのスタンスに非常に共感を覚えます。 ご回答ありがとうございました。
役に立ったというより、自分の人生観に影響した、、、かもしれない、 というのは、サン・テグジュペリの「星の王子さま」、、、かもしれない。 あとは、ニューヨーク・SUN(新聞)で実際掲載された、 「サンタクロースはいると思いますか」だろうと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AF%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B この絵本はオリジナル(英語版) ”Yes, Virginia, there is a Santa Claus” を娘に買いました。 絵が素晴らしいいです。 http://www.amazon.com/Yes-Virginia-There-Santa-Claus/dp/0762411201/ref=sr_1_fkmr0_3?ie=UTF8&qid=1340807178&sr=8-3-fkmr0&keywords=Yes%2C+virginia%E3%80%80There+is+santa+claus#_ 心理学の本もけっこう読んでいますが、、あまり内容を覚えていませんね。。 ”まぁまぁ役に立った”といえるのは、「話を聞かない男、地図を読めない女」 くらいでしょうか。(笑)
お礼
こちらにも来て頂いてありがとうございます(笑) あれ?プロフ、写真付きになりました? サン・テグジュペリは私にとっても特別な作家です。 「人間の土地」は物凄く感動しました。 あの人が偵察飛行すると敵側のドイツ軍の兵士が 「テグジュペリが飛んでるから撃つな」と言われたらしいですね。 「サンタクロースはいると思いますか」 じっくり参考にさせて頂きます。 「話を聞かない男、地図を読めない女」 これは確かに、役に立ちました。 私は元々、人の話は良く聞く方でしたが 女の人が地図を読めなくても、イライラしなくなりました(笑) 後、心理学関係で1番役に立ったのは 「人間の性格に1番影響を及ぼすのは、遺伝を別にすれば 幼い頃に注がれた親の愛情である」というものでした。 (私は見事に失敗しましたが。笑) ご回答ありがとうございました。
- 31192525
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alterd1953さん、こんにちは。 う~ん、哲学。 「ハルマゲドン」と「あぶらげうどん」の違いも分からん… 閑話休題。 フロイト、わたしも読みましたけど・・・ 「夢判断」を含めてあまりピンときませんでした。。。 私の青春時代は全共闘後の「やさしいサヨク」「文化左翼」の時代だったようで、その名残が今残っている・・・かもしれません。でも、本はあまり読んでません(汗) あ、サヨクは置いて、ルソー、サルトル、デリダくらいは読んでますよ。マル・エンは・・・ 役に立ったかどうかは置いて(ご存知の通り)フレーズ・オタクの私は 『人生は計画するためではなく、行動するために作られた』(ルソー) これを、自分への警句としています。 人に贈る言葉は、馬鹿の一つ覚えで 『もし人生が一つの道にすぎないのなら、この道でせめて花を摘もう』(モンテーニュ) です。 ところで、ある質問に回答したら 澁澤か寺山修二のごとき奇人だといわれましたけど、 悲しむべきでしょうか、喜ぶべきでしょうか?(笑)
お礼
いやぁ。最後の方からお答え致しますが 「喜ぶべき」だと思います(笑) ヴィトゲンシュタインがラッセルに会った時 「飛行機乗りになるべきか、哲学者になるべきか」と聞いたら 論文をちょっと読んだだけで「絶対、飛行機乗りになってはいけない!」と 言われたことを思い出しました。 「夢判断」は詳細すぎて、かえってぼやけてましたね。 非常に重要な本ではあると思いますが、フロイトも肩に力が入りすぎたんですかね(笑) あまり読んでないと仰って、ルソー、サルトル、デリダ読んでたら十分じゃないですか(笑) 左翼系でしたら、今、柄谷 行人さんの「トランス・クリティーク」を読んでますが 非常に面白いです。特にマルクスとカントを並行して論じているのが堪りません。 挙げて頂いたフレーズ、どちらも素晴らしいです。 本を読むことは、そういうフレーズに出会うためだと思っております。 特に後の方のフレーズは 私が常々思っている「人生は砂金掘りだ」と似通っているように思います。 ご回答ありがとうございました。
- greenglass2012
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高校時代に傾倒した実存主義の哲学者達、とりわけ サルトルの無神論的実存主義は若い私には強烈な影響を与えました。 もし、万物創造の神が存在するならば、神は神自身を創造するものが何で あるかを、あらかじめわきまえていなければならないはずだ。なぜなら あらゆるものは現実に存在する前に、神によって先だって本質を決定されていると いうことになるからだ。創造主である神が存在することが前提になっているので、 「本質が存在に先だつ」ことになる。サルトルは存在こそが本質に先立つという。 私が長い間無神論者であったのはこの考えが根底にあったから。 しかし、年を重ねるにしたがって今は存在と本質を同じレベルで見るようになりました。
お礼
ああ。素晴らしいコメントありがとうございます。 ホッとしました(笑) サルトルはやはり避けて通れないですね。 今、ギリシャからやり直してますので大分かかりそうです(笑) ご回答ありがとうございました。
- kendosanko
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あと、そこら辺にある町工場の ボロボロの服装で汗かきながら工具を使って 工業製品を作っている社長さんに 会社の経営哲学を聞いてみてください。 社長さんの経営哲学も立派な哲学。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- kendosanko
- ベストアンサー率35% (815/2303)
あなたにひとつ課題をあげましょう 一時、自己責任論っていうのがはやりましたよね。 どうゆう進路に進むにしても、すべて自己責任 自分の人生には、自分で責任をもたなければならないって その結果世の中どうなったと思います? 他人のことに無責任、無関心な世の中 無職の人や自殺する人は人生がいいかげんで無責任だったから、 無職になったって、学校の先生さえ、そう言ってましたよね 先生に相談しても、人生は自己責任だから、ちゃんと自分で かんがえて進路を決めないとダメって、突き放されますよね。 自殺した人も、自業自得なのかな。 株で大損して全財産をなくした人も、自業自得なんでしょうね。 でも、津波とか、世の中の長引く不況で 人のきずなが弱くなって、 自己責任論 イコール 無責任論 って感じる人が徐々に多くなってますよね なんで自己責任論みたいな、ある意味無責任な哲学が少し前(バブルの頃)、 世の中ではやったのか、考えてみてください。 哲学って、あなたが読んでいる有名な人だけが考えている立派なものじゃなく、 だれでも持っている、自己責任論みたいなテキトーなものも、哲学なんですよ。 あなたの持っている人生観も、哲学。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- Ae610
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当方、「哲学」は全く<ど素人!>ではあるが・・・、 大森荘蔵氏(ウィトゲンシュタイン氏の弟子・・!?)の著作物を2冊ほど読んだ事があるので、大森氏を挙げておく・・・!(「役に立った」・・・の意味するところがちと分からないのだが・・・?)
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ソクラテス、プラトン、アリストテレス。 どれも得るところがありました。 今、セネカを読んでおりますが ディオゲネスも読まねばと思っておりました。 本のご紹介ありがとうございます。
補足
そろそろ締め切らせて頂きます。 お陰様で哲学本の間口が広がりました。 皆様ありがとうございました。