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キリストとイスラム
イベリア半島では、キリストとイスラムが共存していた時期がありましたが、なぜ共存できたのですか?文化の共存をしていたことでどのようなメリットと、デメリットがあったのでしょうか?
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豊かな場所だったから。 どんだけ突っ張っても、腹が減ると隣がよく見えて、嫉妬も強くなります。最近の宗教上の諍いは、「われわれを貧しいままにしておくな」という、いわば恨みが元になっている。事実、社会全体にモノが行き渡っているところはあまり、宗教上の混乱も少ない。 それとキリスト教はいわば農業社会を土台にしてますが、イスラム教は商人の宗教という側面があります。ですからキリスト教はよそ者へのアタリがきついですが、イスラム教は金で解決します。あるいは派閥が分かれた時にも、キリスト教同士激しい諍いがありましたが、イスラム教では混ざっている場合が多いです。 要するに生活できれば宗教がなんであれ、生活習慣を乱さない限り(モルモン教は一夫多妻をやめるまで合衆国に入れなかった。/イスラエルの場合は水争い)共存は難しい話ではありません。
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あんまり詳しくありませんが、 なぜ共存できたのかは、イスラム側の支配者がキリスト教徒やユダヤ教徒を「啓典の民」として容認したからです。実際にはいざこざがあったのかもしれませんが、後にレコンキスタで奪回したキリスト教の支配者がやったようには他の宗教を否定・排除しませんでした。 過去にどなたか質問者さんに対して説明したかもしれませんが(私もよく覚えていませんが)、税金を取れるメリットはあったようですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%93%E5%85%B8%E3%81%AE%E6%B0%91 メリットとしては、経済、学問、文化などが発展したこと。 ユダヤ教徒やイスラム教徒が多数追放されたのはその後のスペインの衰退の一因と言われています。 今までも質問なさっていると思いますが、イベリア半島に興味がおありなら、あるいは勉強する必要に迫られているのなら、自分でも本を読んだほうがいいと思いますよ。読んでいますか?
お礼
なぜキリストとイスラームが共存できたのか教えて頂きありがとうございました。 詳しくは本を読んでみます。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
ウマイヤ朝がイベリア半島を征服したときの、税金を納めればキリスト教徒も信仰できたことですかね。 もしそうなら、別にそれはイベリア半島に限った話ではなくて、元々中世くらいのイスラム教国家はだいたいそんな感じでした。税金を払えばキリスト教でもユダヤ教でも信仰そのものは否定はされなかったのです。 私もイスラム教の実態はどうも分からないところが多いのですが、本来のイスラム教は非常に穏健な信仰らしいんですね。他人に対する寛容さってのはキリスト教なんかより大きいんだそうです。例えば男のハーレムと思われがちな一夫多妻制についても、本来は戦争などで寡婦となった女性が経済的に余裕のある男性の妻になることによって路頭に迷わないようにするある種の社会福祉的側面もあるそうです(中東社会は家長を中心とする父系社会です)。
お礼
税金を払えばキリスト教でもユダヤ教でも信仰そのものは否定はされないということですね。 回答ありがとうございました。
お礼
社会全体にモノが行き渡っているところはあまり、宗教上の混乱も少ないということは改めて感じました。何か不満などがあると宗教戦争が起こったりしますもんね。 回答ありがとうございました。