- ベストアンサー
はじめまして。
はじめまして。 「学ぶについてあなたの考えを述べよ」という課題の小論文を勉強していますが書き出しをどのように書いて良いの悩んでいます。このような課題の場合、どのような書き出しで書けば良いのか教えて頂けないでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
先に回答した者です。字数的にはあの書き方で収まるとは思いますが、質問者の方ができないというなら、もう少し簡単な手を紹介しておきます。 一般論から始められない時は、少々唐突な印象がしてもかまわないので、もう骨組だけを疑問文で提示するのです。順に前に出した例をアレンジしてみせましょう。 例A)学ぶことは楽しいことだろうか、苦しいことだろうか。(以下では、楽しんで学ぶべきという意見を例証し、次に苦しんで学ぶという意見を例証する。最後に二つをまとめ、学ぶことは時に楽しく、時に苦しいなどとまとめる)。 例B)学生にって学ぶ場所は学校だけに限られるのだろうか。それとも生活全体に学ぶことがあるといえるだろか。(以下では学校だけという話をし、次に生活全体にあるという話をする。最後に学ぶことは、あらゆるところにあるとまとめる。) 例C)学ぶとは、先生の真似をすることだろうか。それとも自分で新しいことを発見することだろうか。(以下では先生の真似をするべきという話をし、次にそれだけではなく新しい発見をして先生を乗り越えるべきなどという話をする。最後にまとめる。) おわかりのように、全体の議論の内容を疑問文で予告しています。同時に、出題を自分なりにどう解釈したか、シンプルに示しています。 その後は、どんどんと自分の体験なり、見聞きしたことを書いていきます。字数のウェイトは一般論よりも、例証の比重があがります。 出だしがかなり唐突ですが、採点官にとっては、書き手が何をしたいのかだけは、すぐにわかるというメリットがあります。それに書き手の側も、そんなに深く悩まないでも始められます。この書き方は九十点以上は狙えないが、合格点は取れるという書き方です。 疑問文にしてしまうというのがポイントだと思います。こうすると、書きながら考えられるというメリットが生じるので、初心者にお勧めです。 下手に「学ぶとは~~であると私は考える」と始めると、いきなり定義してしまうので、次に身動きが取れなくなります。反例を入れて議論をしていった結果、「冒頭ではMと私は考えたが、議論した結果、Nと考えざるを得ないという結論に落ち着いた」となると、議論が破綻してしまいます。 なので最初は自分の考えをわざと書かず、最後になって初めて、「以上の議論から、学ぶこととは~~と私は考える」とまとめた方が、楽なのです。 これは別の言葉でいえば、帰納法で書くか、演繹法で書くかということですが、お勧めしているのは演繹法です。帰納法で書く時は、全体を見切ってから始めないとならないのです。制限時間が短く、焦って頭が混乱しやすい試験で、帰納法はお勧めできないです。 それから別の話になりますが、一般論が無理だというのなら、その後、体験談に持ち込む手もあるにはあります。たとえば例Aの続きを少しやってみせましょう。 「学ぶことは楽しいことだろうか、苦しいことだろうか。私が高校三年間、バスケットボール部に所属して考えたことを以下では述べてみたい。」 あるいは 「学ぶことは楽しいことだろうか、苦しいことだろうか。私がこれまで勉強に取り組む中で、考えてきたことを体験を交えつつ、以下では述べてみたい。」 全体の構成は前に述べたの同じままです。楽しいこともあれば、苦しいこともあった、という風に議論をもっていくのです。 ただこれが通用するかは大学によるので、過去問の模範解答を見て、誰もやっておらず、何かが変だと思ったら、やめてください。お分かりのように経験の比重を上げると、構成が論理的であったとしても、私的なエッセイのようになってしまうからです。 出題が「学ぶについてあなたが実体験を通じて考えたことを述べよ」などとなっていない限り、避けた方がいいとも言えます。 頑張ってくださいね。
その他の回答 (4)
他の回答者のレスポンスを読んでわかりましたが、学校の課題ではなく、受験の小論文の練習なのですね。限られた時間の中で、ただちに書きだしを機械的に決めなければならないとしたら、焦るのはわかります。書き出せないために時間が過ぎていくということもあるでしょう。「書きだしとは何か?」という視点を含めて回答を試みることにします。 一般的に言って、書きだしで必要なのは、これから書こうとすることの予告です。具体的に自分の体験から書き始めるのではなく、これから何を書くかを数行でやや抽象的にまとめ、問題提起するのです。まず小論文の全体の流れは、 (1)問題提起。体験を交えたその例証、 (2)反例、 (3)客観的に二つの立場をまとめる、 という型になるでしょう。 いわゆる止揚型、ジンテーゼ型と言われるものです。 書きだしは、全体を見越して、(1)と(2)が揃うように、うまく矛盾点が生じるように書かないとなりません。ただこうなると、これから全部書くことを見極めてからでないとならず、いつまでたっても書き出せないことになります。 ある程度、機械的に始めるとなれば、一つには、キーワードに関連する熟語やキャッチフレーズに結び付けて書くことが楽だと思います。具体的には、「学ぶ」という言葉についてです。一応、やってみせましょう。 例A「よく学びよく遊べという言葉は、学びと遊びのメリハリをつけろという意味で使われる。しかし近年、学ぶことと遊びの境界は曖昧になりつつある。たとえばゆとり教育では、学校教育において、遊びの要素を盛り込むことが提案された。学ぶことは楽しいことだとされはじめたのである。たとえば(……)」「(反例の箇所で)しかし、それでは楽しいことだけが学ぶべき対象となってしまう。時には苦しいことを学ぶことも必要である。」 例B「学ぶことが学生の仕事であるとはよく言われる。しかし近年の高校生にとって、学ぶ行為は学校の机に座って勉強するということだけを意味しない。部活、アルバイト、恋愛など、学ぶ場は多岐にわたっているのである。たとえば私の経験では(……)」「(反例の箇所で)しかし、高校生という時期に集中して学業に取り組むことは、先々の人生にとって有益であることも確かである。」 例C「学ぶという言葉はしばしば、研究するという言葉と別のものとして扱われる。学ぶという言葉は『真似る』という意味で子供に対して使われるのに対し、研究するとは真似をせず、自主的に知識を吸収するという意味を含んでいるとされるのである。そうしてみると学ぶという行為は、研究や勉強という言葉よりも下位に位置づけされていることになる。実際、私の経験では(……)」「(反例の箇所で)では、学ぶという行為は子供に限られたもので、大人には不要なのだろうか。必ずしもそうとは言えまい。」 おわかりでしょうが、どれも出だしで、学ぶという言葉にまつわる、極端な話題を故意に提起しています。そうすると必然的に、「いやいや、必ずしもそうとは言えないでしょう」という気持ちがわき起こりませんか。すると、あとの議論が続きやすいのです。 一般的に言われていることを提示しつつ、後々の議論を見越して、少し極端な定義を下すように始めてしまうのが、論文を時間制限内で素早く終えるマニュアルだと個人的には考えています。あまり極端すぎると話が破綻するので、ここはモラルと節度が必要ですが(仮に「学ぶことなど一切必要ないと私は考えるし、老子も同じようなことを言っている。なぜなら……」などと始めたら、続きをどうやっても開き直っている印象がして白けると思います)。 最後に整理するために、論述全体の要素を細かく書くと、 ・一般的にXと言われている。そうだとすれば、Yと考えることになる【書き出し】。 ・これはある側面では正しい【例証する】。 ・ただしZという点を考慮すれば、常にYが正しいとは言えない【反例】。 ・YとZを考慮すると、Xというテーマに関しては、中間をとってαと考えるのが適切だろう【まとめ】。 繰り返しになりますが、先の展開を見越した上で、わざと書きだしを少し極端な見方に偏らせるということなのです。 ご検討ください。
お礼
回答のお返事が遅くなり大変申し訳ございません。 かなり、分かりやすく説明して頂きありがとうございます。小論文の本よりも分かりやすいです。 ただ正直、お恥ずかしい話、回答者様があげて頂いた例のような一般的な内容も思い浮かばず、上手く話を膨らませる事も出来ません。800字~1000字以内で書かなければなりません。知識不足、勉強不足ですね・・。
>、例2のような書き出しでしたら次に進める内容はどのような内容に進めていけば良いのでしょうか? 次々に続きを要求して、結局最後まで書かせる魂胆ではないでしょうね(笑)。 単なる例示です。 ----小さい頃の私は、勉強がとことん嫌いだった。長じてからは、それなりに面白い学問があることに気がついた。だからなんとなくずっといままで落ちこぼれにもならず続いてきたのだが、学ぶということ自体について思考をめぐらすことはかってなかった。それで、このテーマを頂いたとき、初めてそういった思考方法もあることに気がついたわけである。それで、私はここで学ぶということの意味についてちょっと考えて、書いて見ようと思う。書くことは、つまり考えることなのだ---。
お礼
盗みたいくらい(笑)ですが残念ながら過去問なんです。。 参考にさせて頂き頑張ってみます!ありがとうございました。
>このような課題の場合、どのような書き出しで書けば良いのか 論文でなくとも、文章を書くならあっ、これは読み進めたい、興味がわいてきた、うーん、これは鋭い、どうしてもこの後を読みたい、といった気分にさせる書き出しがいいですね。その読み手がだれであるかが肝心です。多くの場合、課題を考えた教師、教諭ですから、彼らにアッピールする書き方が良いと思います。 >「学ぶについてあなたの考えを述べよ」 例1 「学ぶについて」?! これは何だろう?と、一瞬考えた。”まなぶについて”と読ませるのだろうが、これをどう解釈するべきだろうか?これは日本語であろうか?まなぶという名前の人間がいて、彼(多分、男だろう)の人となりについて書け、ということなのだろうか?しかし、それなら「学」一文字か、「まなぶ」と書くだろうし、そもそも私は「まなぶ」という人間の存在を知らない。論文課題提示の際にも聞いていない---。といって徹底的に課題提出者の文章センスのなさをおちょくると言うのもひとつの手です。そのあとで「学ぶことについて--」と言う意味を示したかったのならそう書くべきだと締めくくるのです。 例2 私はこれまで、学ぶこと、それ自身について真剣に考えたことがかってあっただろうか!?-- こういう書き出しで、この課題を与えた教師のセンスのよさを徹底的に褒め称えるのです。 ある意味正反対の論旨になりますが、ご参考になれば。
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ございません。 私では絶対思いつかなかった案です。参考になりました。 例えば、例2のような書き出しでしたら次に進める内容はどのような内容に進めていけば良いのでしょうか?
- the7thmoon
- ベストアンサー率31% (14/45)
“私は学ぶことについて〇〇だと思っている。なぜなら~” なんていかがでしょうか?
お礼
お礼が遅くなり大変申し訳ございません。ありがとうございました。やはり、そのように書くのが無難ですよね。自信がつきました。
お礼
前回に引き続き更に分かりやすくアドバイスして頂きありがとうございます。 医療系の専門学校を受験する予定です。夏にオープンキャンパスに行った時に在学生の方とお話する機会があり小論文の事を聞いてみたところ、その方は医療に結び付けなかったようでした。勝手な私の解釈に過ぎませんが、内容より構成などの書き方(きちんと書けているか、)などの方が重視なのかな・・と思ってしまいました。論がズレてしまったり字数不足になってしまうよりも先程アドバイスして頂いた書きやすい書き方で小論文を完成させるよう頑張りたいと思います。頑張ります。本当に感謝してます。