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売却益あるときのCF計算書
売却益あるときのCF計算書 簿価100の固定資産(例えば生産用の機械装置)を130で売却し、30の売却益が生じたとき、CF計算書の「投資活動」に記載すべき金額は、+100でしょうか、それとも+130でしょうか。なお、蛇足ながら、直接法であっても間接法であっても、答えは同じかと思います。
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まず、貸付金の元本部分100と、受取利息部分30に分けて考えます。 元本部分100は、銀行など貸付業務を本業としている企業などを除き、「投資活動によるキャッシュフロー」に「+100」と記載されます。 受取利息部分30については、 (1)、受取利息が過去の投資又は財務にかかる意思決定の結果発生するものであり、営業活動のキャッシュフローを構成するという実務感覚に合わせる場合は、「営業活動によるキャッシュフロー」に「+30」と記載します。 (2)、受取利息の発生源泉が貸付金であるため、キャッシュフローの発生源泉そのものに着目した場合、「投資活動によるキャッシュフロー」に「+30」と記載します。 上記の(1)(2)に原則例外はなく、どちらで記載してもかまいません。 ただし、「+130」とまとめて記載する事は避け、必ず「+100」と「+30」に分けます。 受取配当金や支払利息も同じ考え方をします。 「財務活動によるキャッシュフロー」には、資金調達源泉に関するキャッシュフローを記載しますので、借入金や増資などの金額が記載され、貸付などの資金運用に係るキャッシュフローは「投資活動によるキャッシュフロー」に記載されます。
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- bowwow358
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簿価100の固定資産を130で売却し、30の売却益が生じたとき、C/F計算書の「投資活動によるキャッシュフロー」に記載する金額は、「+130」になります。 これは、C/F計算書の「投資活動によるキャッシュフロー」の金額が、将来の利益獲得及び資金運用のために、どの程度資金を運用し又は回収したかを示す情報であるためです。 また、直接法と間接法というC/F計算書の表示方法の違いは、「営業活動によるキャッシュフロー」の区分についてだけで、「投資活動によるキャッシュフロー」や「財務活動によるキャッシュフロー」についての、違いはありません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 >記載する金額は、「+130」になります。 考えて見れば、当然といえば当然ですね。愚問だったような気がします。 ところで関連してふと思ったのですが、貸付金100が利息がついて合計130で戻ってきたときには、同じように「財務活動」に「+130」と記載してよいのでしょうか。すみません、便乗質問で。
お礼
詳細かつご丁寧な解説ありがとうございます。よく理解できました。 >貸付などの資金運用に係るキャッシュフローは「投資活動によるキャッシュフロー」に記載されます。 はい、そうでしたね。うっかりしていました。