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八大家について
八大家について 韓愈、柳宗元、欧陽しょう、王安石 會鞏、蘇洵、蘇軾、蘇轍を八大家と いうのはなぜですか? 是非、教えて下さい。
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唐宋八大家ですね。 なぜそう呼ばれるのかと言われれば、「彼らがその時代の名文家ベスト8だったから」としか答えようがありません。 辞典ないしネットで調べれば分かりますが、直接的には、清の時代、沈徳潜が編纂した『唐宋八家文読本』が普及したことが「唐宋八大家」の名が人口に膾炙したきっかけです。 ただし、唐宋八大家の名そのものは明の時代から行われていたそうです。 彼らは単に名文家と言うのではなく、韓愈の提唱した古文復興運動の支持者でもあります。彼らの文章は古文復興運動の実践なのです。 古文復興と聞くと、何とまぁかび臭い話かと思いがちですが、あにはからんや、彼らの文章は(当時としては)きわめて革新的なものであり中国の文章規範を刷新した偉業なのです。 それ故「唐宋八大家」という大層な名で崇められるようになったわけです。 歴史を紐解くと、「古に帰れ」をスローガンにその実革新をやってしまったという例はよくあります。洋の東西を問わず、さらに思想文芸政治あらゆる分野に及びます。 古文復興運動もその一つなわけです。 学生時代、『唐宋八家文読本』を読んでその面白さに熱中した記憶があります。 友人を捕まえては書き下しを読んで聞かせ苦笑いさせていました。 特に韓愈、柳宗元(この二人は八大家の中でも別格の存在)の文章は単に名文というだけでなく内容も見事です。 興味がありましたら是非一度お読みなさいまし。
お礼
大変、勉強になりました。 どうも有難う。